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MsClとTsClの使い分け
メシルクロライドとトシル酸クロライド。 どちらも同じような目的として利用する試薬だと思いますが、 この二つの違いとしてはどんなものがあるのでしょうか? 反応系の違いなどで使いわける? 溶媒の種類によって使いわける? また、反応速度に違いなどあるのでしょうか? 御存知の方がいらっしゃいましたら、 また経験をお持ちの方、教えてもらえれば嬉しいです。
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メシルクロライドとトシルクロライドの違いは大まかに言うと かかりやすさの違い、脱離能の違い、嵩高さの違いなどがあげられます。 使い分けする基準は、基質依存ですかね。 両方かけてみて収率のよい方を使うとか、その後の反応が上手くいく方を使うとか、嵩高さの問題でMsはかかるけどTsはかからない、逆にMsだと脱離し易すぎて副生成物が出来てしまう系など。 かける条件は今までにたくさん検討されてきた、標準的な条件にのっとることが多いです。 TsCl:Pyridine MsCl:CH_2Cl_2、NEt_3 あとTsClの方が分子量がかなり大きいため、Ts化体は結晶化しやすいので保存には向いています。
お礼
御解答、ありがとうございます。 >かける条件は今までにたくさん検討されてきた、標準的な条件にのっとることが多いです。 TsCl:Pyridine MsCl:CH_2Cl_2、NEt_3 なるほど、です。 たしかに、論文などを見ると上のようになっていますね。 とても参考になりました。 ありがとうございます。