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「わ」が「は」なわけ
お世話になります。 日本語を勉強しているアメリカ人のメール友達に尋ねられて答えられなかったことについて、この場で質問させていただきたく思います。 わたしは日本人です。 の 「わたし」 と 「日本人」 の間にある 「は」 ですが、なぜ発音すると「わ」なのに、書くと「は」なのでしょうか。私には、小学校の時分に先生に「書くときは「は」だよ、でも読むと「わ」だよ」というようにそのまま教え込まれた記憶しかないので、メール友達には「そういうものだ」としか答えられませんでしたし、その方もそれでまあ納得してくれたようなのですが、日本語のこの部分がこのような規則に至った、外国人日本語学習者が「なるほど」とひざを叩いて納得してくれる明快な論理、理由または背景があるのでしょうか。 よろしくご教授ください。
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- debukuro
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そう言うものです 逆に聞き返せば? aをなぜエーと読まずにアと読むのかって
- azharu
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- azharu
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およそ他の方の回答に出ておりますが、「私は」の「は」、「東京へ」の「へ」などは、歴史的仮名遣いの名残です。昔は「川」を「KAHA」と発音して、そう表記していたのですが、言葉は生きています。発音は時代と共に変化してきました。で、気づくと文字の表記と実際の発音が、ずいぶんとずれていることに気づきました。そこで、発音と表記をそろえるようにしましたが、その時、助詞の「は」と「へ」は、慣例上、敢えて表記だけそのまま残された、と言う感じです。(なお、#1さんの回答にあります、「ゐ」は、wiです。yiではありません。#1さん、突っ込みいれてすみません) 英語の文字は、表音文字ではないので、英語圏の人には、ちょっと想像しがたい事態かもしれませんね。
- garamond
- ベストアンサー率53% (1119/2111)
「現代かなづかい」(1946年11月16日) が特例を設けたからです。 それを踏襲した「現代仮名遣い」(1986年7月1日) の規定を引いておきます。 http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=show&id=1000001727&clc=1000000068&cmc=1000003927&cli=1000004142&cmi=1000001718 「現代かなづかい」は、それまで「川」を「かは」、「家」を「いへ」、「青」を「あを」と書いていたのを、語源にかかわらず、実際の発音に合わせて「かわ」、「いえ」、「あお」と書くように仮名遣いを変更しました。 その際に、助詞の「は」「へ」「を」だけは例外として、「わ」「え」「お」という実際の発音にかかわらず、“表記の慣習を尊重”して、もとのままにしました。 若い世代の人たちの間で「を」は「wo」と読むのが正しいと言う人が出てきていますが、一部の方言を除いて、明治以前から、「あを」と書きながら「アオ」と読み、「~を(助詞)」と書きながら「~オ」と読んでいました。 「は」「へ」「を」を「わ」「え」「お」と書かないのは、“表記の慣習を尊重”しているのであって、実際の発音は「ha」「he」「wo」ではなく「wa」「e」「o」です。 当然、ずっと昔に遡れば、「を」は「wo」と発音されていましたが、そのころは、「丘(をか)」、「香(かをり)」、「操(みさを)」を「woka」、「kawori」、「misawo」と発音し、それと同時に助詞の「~wo」も「~wo」と発音していたのです。
- 安房 与太郎(@bilda)
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ホームズの口癖 ~ 分ったかね、ウォトスン君 ~ 「わたしは」の「わ」と「は」では、発音が違うのです。 「わ」が「wa」なら、「は」は「wha」のように柔らかく発音します。 「我慢が」の「我」が「ga」なら、「が」は「nga」と鼻に抜けます。 日本語の助詞「てにをは」は、漢字を当てないので、外国人にも区別 できるはずです。 もちろん、助詞でなくても「は」と発音する例は少なくありません。 「なにわ」は、もとは「浪速・浪花・難波」の漢字を当て「なには」に ちかく発音すべきですが、大阪弁特有の“もっさり風イントネーション” に併合され、一緒くたになったのでしょう。 <PRE> Watson, John H. 18520807 England 19290724 76 / Holmes, Sherlock William 18540106 England 18910504 37(19570106 103)/ Spector, Dave 19540505 America / </PRE> むかし、英語通であることを自慢する方法として、流行した発音は、 「わたくしが、ウォシントンに居りました頃」などと語りかけます。 デーブ・スペクターは、しばしば、わざと間違ったふりをします。
- E-Dec
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やはり既に回答がありますように「慣例であるから」であろうと思います。 本来…というか、むかしは文字の如くちゃんと「は」と発音していたのだと思います。 ただ発音のしやすさの点から自然に「わ」に変化していったものだと推測致します。 英語の「the(ザ)」は、次の文字が母音の場合、同じ単語であるにもかかわらず「ジ」と発音します。 これも発音のしやすさからそうなったものと聞いております。 同様にひとつを表す「a」も次の文字が母音であれば「an」になりますよね。 このような例を挙げて相手を納得(ごまかす!?)させてみてはいかがでしょうか。
- doi3desu
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これは難しい質問です。矢張り、「慣例であるから」としか答えることができないと思います。 ただ、日本語には、かつて現代人が使っていなかった発音があったことは確かです。平安時代には、fa fi fu fe fo の音があったということは有名な話です。日本人の苦手な、f の発音です。「母」は、haha ではなく、fafa だったと聞いたことがあります。 「を」と「お」ですが、これは明らかに発音が違います。WO と O です。今の日本人はほとんど意識せずに発音していますが、元々は発音が異なっていたために文字が違うと思われます。 「わたしは」を自然に力まず、何度も発音してみてください。watashi wa 「は」の wa は現代人でも少し息が抜けるように発音していませんか。しかし、先頭の「わ」の wa は若干強いはずです。両方の wa を強く読んでみてください。違和感があるはずです。「は」の wa は弱い発音で、息が若干抜けるような気がするのですが。 私が思うに、これは定めし、昔の日本語の発音の名残ではなかろうかと。 例えば、「わたしは....だと思うんです」のように、「わたしは...」の部分で少し考えながら話を続ける場面を思い浮かべてみてください。「は」は、考えながら発音しますので、弱く、waaa....となりませんか。その時の wa に、じっくり耳を傾けると、かすかに「はぁーー」と空気が抜ける音になっているはずです。「わぁーーー」とは発音しないはずです。 「い」の発音にも、i と yi が昔にはあったため、現代でも、「い」と「ゐ」という表記が残っています。 「発音が異なるものは、文字も異なったのではないか」、というのが私の推測です。したがって、昔、「は」の発音は、本当に「は」に近かったのかもしれません。一推測です。