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副詞と否定の関係

副詞的修飾成分の否定の関わり方について、教えて頂きたいです。 「決して言わない」 「わざと言わない」 「はっきりと言わない」 上の3つはそれぞれどのような違いがあるのでしょうか? 「決して言わない」は、‘決して’が‘ない’に係っているのだと考えたのですが… 他の2つの違いが分かりません。

みんなの回答

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.3

こんにちは。 >>>「決して言わない」 >>>‘決して’が‘ない’に係っているのだと考えたのですが… はい。そのとおりです。 「決して」は、もっぱら否定を強調するときに使われる副詞です。 (↓ 現代では、2番目の用法で使われることは、まずありません。) http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%B7%E8%A4%B7%A4%C6&kind=jn&mode=0&base=1&row=1 >>>「わざと言わない」 「わざと」は、「言わない」(=黙るという行為)を修飾しています。 つまり、「意図的に黙る」、「黙るという行為を意図的に行う」ということを意味します。 >>>「はっきりと言わない」 「はっきりと」は、「言わ」(言う)の部分だけを修飾しています。 つまり、「『はっきりと言う』という行為をしない」ことを意味します。 「わざと言わない」と「はっきりと言わない」は、一見同じ種類の否定文のようですが、 修飾語と述語との関係は、まったく異なるということに注意してください。

yuki_6
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 参考にさせて頂きます。

  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.2

こんにちは。この後のご質問にも回答していますので、そちらもご参照下さい。 ご質問1: <「決して言わない」は、‘決して’が‘ない’に係っているのだと考えたのですが> ご想像の通りです。 1.「決して」は打消しの形容詞「ない」と呼応関係にある副詞です。 2.一方、他の2つの副詞「わざと」「はっきりと」は、「ない」とは呼応関係にはありません。 3.「決して」は「決する」<「決す」の連用形「決し」+接続助詞「て」の連語からなる副詞です。 4.この「決する」とは「決心する」「きめる」「誓う」という意味で使われています。そこから、「決して」=「心に誓って」という意味になり、否定を強調する場合に使われるのです。 ご質問2: <他の2つの違いが分かりません。> 1.「わざと言わない」: (1)「わざと」は名詞「わざ」+格助詞「と」の連語からなる副詞です。 (2)この「わざ」は「行為」「しわざ」を意味します。 (3)この「と」はそれが行われる様子を表す格助詞です。名詞につく用法もあります。 例: 「落花は雪とふる」 (4)つまり、「わざと」とは、述語で表された行為を意図的にする動作に使われます。 例: 「わざと言う」 言うという行為を意図的に働かせ、それが実際に実行される、ということです。 (5)「わざわざ」にも同じような用法がありますが、「わざと」の方が悪意があったり自分の利益を図ったりする場合が多いようです。 (6)ご質問文は「わざと言う」の、単なる打消し「わざと言わない」にすぎません。 2.「はっきりと言わない」: (1)「はっきりと」は副詞「はっきり」+格助詞「と」の連語からなる副詞です。 (2)つまり、「はっきり」だけでも副詞として述語を修飾することができるのです。 (3)この「と」も上記と同じく、それが行われる様子を表す格助詞です。副詞につく用法もあります。 例: 「にこにこと笑う」 (4)ご質問文は「はっきりと言う」の、単なる打消し「はっきりと言わない」にすぎません。 ご質問3: <上の3つはそれぞれどのような違いがあるのでしょうか?> 1.「わざと言わない」「はっきりと言わない」は、それぞれ「わざと言う」「はっきりと言う」の打消しです。 従って、それぞれが対義語になります。 例: 「わざと言わない」←→「わざと言う」 「はっきりと言わない」←→「はっきりと言う」 2.しかし、「決して言わない」は「決して~ない」の呼応であるため、打消しの形容詞を肯定にするだけでは対義語はできません。 その場合は、呼応する副詞も同じ強調の肯定表現に変える必要があります。 例: 「決して言わない」←→「必ず言う」 以上ご参考までに。

yuki_6
質問者

お礼

詳しく説明して頂き、ありがとうございました。 参考にさせて頂きます。

  • jo-zen
  • ベストアンサー率42% (848/1995)
回答No.1

副詞そのものに、係り結びとして、「決して(・・・しない)」のように、否定のニュアンスを内包するものと、そうでないものがあることを理解してください。 「決して」とあれば、その後に続くのは、否定形になるのです。「決して言う」とは言いません(「意を決して言う」とは別物と考えてください)。同じような用法をする副詞には、「めったに」「必ずしも」などがあります。 「わざと」「はっきりと」は、「決して」とは違い、否定のニュアンスを内包しません。   肯定文「わざと言う」⇒否定文にすると「わざと言わない」   肯定文「はっきりと言う」⇒否定文にすると「はっきりと言わない」 となっているだけです。

yuki_6
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 参考にさせて頂きます。

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