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カルビンベンソン回路について
これが回路であることで生まれる、光合成の反応上の利点・欠点について調べています。 もし回路ではない反応ならこうだが、回路だからこうである、みたいな形で教えてくださると助かります。
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おはようございます。 カルビン・ベンソン「回路」の素晴らしいところの一つは、光化学系1と2、および電子伝達系それぞれが独立の回路でありながら、共役してCO2固定をしている所です。 「回路」であることの利点の一つは、システマティックである所で、チラコイドを足がかりとして、それぞれの反応に必要な酵素群を事前に準備することで、機能的かつ継続的にCO2固定ができます。ラジオ(Radio "set")に例えると、チラコイドは基盤で、この上に高周波増幅回路、検波回路、周波数変換回路などが乗っていて、受信する電波(光合成でのCO2)がやってくる前に、受信の準備が整っていて、電源(光合成での光)さえ供給されればいつでも、そして継続的に音(光合成での炭酸同化産物)がでます。炭酸同化の都度、システムを構築していたのでは効率が悪すぎるのです。 一方の欠点(?)は、これもシステマティックである所で、必要な酵素のうちのたった一つでも不活性型であったり欠失すると、ボトルネックになって、全体の炭酸同化効率が落ちますし、場合によっては光合成そのものができなくなってしまいます。ラジオ(Radio "set")に例えると、回路の調整が上手く行かなかったり、部品のたった一つが壊れただけで、良く受信できなかったり、音が出なかったりします。また、いつやってくるかわからない光エネルギーのためにシステムを準備するには、少しですがリスクを負うことになります。ラジオ(Radio "set")に例えると、十分に強い電波が届いてくるかどうかわからないのに、ラジオを買っておかねばなりません。 ご質問の内容についてy-mik1さんが考えていらっしゃることも書いて下さいますと、回答を得やすいと思いますし、また、課題の丸投げと警戒されることも避けられます。
お礼
ご指摘の通り、言葉が足りませんでした。以後気を付けます(^^; それでもこんなに丁寧な回答ありがとうございました。助かりました。