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この文章の意味がよくわかりません。
またまた、Louis Sacharの『HOLES』からです。 chapter 11の最後の文 "Whatever pain he felt was being felt ten times worse by Derrick" はどう解釈すればよいでしょうか? ("was being felt"、"by Derrick"のあたりを中心に説明していただけるとありがたいです。(なぜwas being feltという形をとるのでしょうか?、このbyの役割はなんでしょうか?) なお、文中での『he』とは主人公のStanleyのことで、Derrickというのも登場人物の一人です。 よろしくお願いします。
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>"Whatever pain he felt was being felt ten times worse by Derrick." ○ ここで使われている「feel」という動詞について確認しましょう。 1 「SVOC」の文型で、「~が・・・だと感じる。」と訳します。 (1) I felt the work (to be) too difficult. 2 「feel」は感覚を表す動詞ですから、進行形にはしないことが基本ですが、「プログレッシブ英和辞典」によると「一定期間の習慣, 反復, 意志行為, 現在の感覚を表すとき進行形になり得る」とされています。 (2) I'm feeling the cold nowadays. ○ さて、お尋ねの英文です。 「Whatever pain he felt 【was being felt】 ten times worse by Derrick.」という英文は、「was being fely」という部分から「受動態」かつ「進行形」の英文であることが分かります。 ※ They are building lots of houses in this city. → Lots of houses are being built (by them) in this city. ○ この英文を「SVOC」の「能動態」の英文に変えてみます。 (3) Derrick was feeling whatever pain he felt ten times worse. ○ 「ten times」をとって、比較級の「worse」を原級の「bad」に戻します。 (4) Derrick was feeling whatever he felt bad. ○ 「whatever pain he felt」は、「彼が感じた痛みはどのようなものでも」という意味で「was feeling」の目的語です。 ○ 「bad」は「SVOC」の「C(=補語)」の働きをしています。「feel ... bad」で「・・・をひどく感じる」という意味ですが、ここでは「・・・の痛みを感じる」と理解してみましょう。 (4)「デリックは、スタンレィが感じた痛みがどのようなものであれ(同じように)痛みを感じた。」 (3)「デリックは、スタンレィが感じた痛みがどのようなものであれ、その十倍の痛みを感じていた。」 ○ 「受動態」の英文はそのまま訳さずに「能動態」にして訳したほうが分かりやすい場合が結構あります。お尋ねの英文は、上記の(3)のままでも良いのですが、少しだけ修正してみましょう。 「スタンレィが感じた痛みがどのようなものであったかはともかくとして、デリックもその十倍の痛みを感じていた。」 ○ ご参考になれば・・・。
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- ydna
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#5 です。やっと、文脈が判りました。 その結果、#5 の中の訳例中、3番目の訳(2つ目の★印)の感覚でいいと思います。 > ★「Derrick のせいで10倍ひどく感じられると Stanley が感じた苦痛はどんなものでも。」 whatever pain (he felt) was being felt ten times worse by Derrick. #3 さんが by を「原因」と捉えていらっしゃいますが、それでいいと思います。訂正の必要はないのでは……。 #5 内で参照サイトにした中の、私と反対の意見の方の考え方です。ただ、少し勘違いされている用語説明もありそうですが……。 whatever =『複合関係代名詞』 (『複合関係代名詞』とは、先行詞を含む関係代名詞のことを言います。 ゆえに、関係詞より前の文と後ろの文の両方の語句の役割(先行詞+関係詞)だから「複合」と呼ばれます。) ================================== 自分でも難しい説明だと思いますが、とりあえず、簡単な文でトライさせて頂きます。 A part of the machine is broken. ---1 of the machine = 形容詞句の、この部分が判らない時、 A part of the machine = what part に変えて What part is broken? know 型の間接疑問文にしてみると、 I know 【what part is broken】. 間接疑問文 think 型なら、 What part does he think is broken? (参照:Does he know what part is broken? ) もう一度、know 型に重ねてみると、 I know 【what part he thinks is broken】. 間接疑問文 この【】内の形が問題文の形です。名詞節です。 ここまで、疑問詞的な説明です。 ------------------------------------- 関係代名詞的に説明します。 what part をもとの表現に戻し、もとの位置に戻します。 He thinks a part of the machine is broken. この文と、 This is the machine. を関係代名詞 which で繋げます。 This is the machine a part of which he thinks is broken. 「これが、彼が1つの部品が壊れていると思っている機械だ。」 では、どの部品も彼が壊れていると思ったら、 This is the machine any part of which he think is broken. この文を2つに分けます。 This is the machine. ---2 The machine any part of which he thinks is broken. ---3 of which を受けるのは、what で、any の意味は、ever ですし、『複合』の関係詞ですから、The machine を含ませて、 = Whatever part he thinks is broken. ---4 「どのパーツも壊れていると彼が思う~」 ★★文4が求める文です。 「~」の部分は、判りますよね。文2の the machine が先行詞です。 そうです。本文にありました。 前文の suffering です。つまり、文3の any part of which は、any pain of his own suffering と、なるわけです。 つまり、関係節の独立文です。 では、本文に照らし合わせます。 Any pain of his own suffering he felt was being felt ten times worse by Derrick. =Whatever pain he felt was being felt ten times worse by Derrick. suffering は、pain より抽象的です。of = 所有/部分などの感覚でいいと思います。 =========================== > ★「Derrick のせいで10倍ひどく感じられると Stanley が感じた苦痛はどんなものでも。」 これが、#5 の訳でしたが、もう少し整えます。 「それは、Stanley が穴を掘るのに役立ち、彼自身の苦しみを和らげた。」 「Derrick のせいで10倍辛く感じていると Stanley が感じるどんな苦痛をも……(和らげた)。」 --------------------------------- 関係代名詞的に考えれば、 「それは、Stanley が穴を掘るのに役立ち、彼自身の苦しみを和らげた。」 「その苦しみとは、Derrick のせいで10倍辛く感じていると Stanley が感じた苦痛のこと……。」 --------------------------------- 前文と1つにすると、 「それは、Stanley が穴を掘るのに役立ち、彼自身の苦しみーーDerrick のせいで10倍辛く感じていると Stanley が感じたどんな苦痛をもーー和らげた。」 やはり、文脈が欲しいですね。参照サイトの時の回答でも思ったのですが、前文が欲しかったです。前文に先行詞的内容があれば、この訳出になったと思います。 今回の問題文は、複合関係形容詞と、he felt の挿入、by の意味、そして関係節の独立、と、問題が重なり複雑でしたが、前文が判るとすぐに訳の方向は見えました。 =============================== おまけ #5の1番目をアレンジしてもいいと思います。 ★「彼が感じたどんな苦痛も Derrick のせいで10倍ひどく感じられていたから。」 #5の2番目を裏に隠しているようにも思えます。少しアレンジします。 「彼が感じたどんな苦痛も (Stanley の空想の)Derrick には10倍ひどく感じられていた。」 最初から、感じていたんですが、もしかしたら、著者の演出で多意の文(掛詞)ではないかと思ったのですが……。だから、訳文を羅列したのですが、少なくとも、3つのニュアンスくらいは出ているかも……。 色々振り回したみたいで、ごめんなさい。m(_ _;)m 以上、少しでもお役に立てたでしょうか?★★
お礼
詳しく回答いただきありがとうございます。 前文を書かせていただきますと、 『Stanley played the scene over and over agin in his mind, each time watching another boy from Group D beat up Derrick Dunne. It helped him dig his hole and ease his own suffering. Whatever pain he felt was being felt ten times worse by Derrick.』 となります。 今後は、前文も書いてできるだけ文脈がわかるようにして質問させていただきます。 よろしくお願いします。
- hirb
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#3です。私は勘違いをしていました。申し訳ございません。#1さんの回答が正解です。デリックの方が10倍痛みを感じていたのです。
- ydna
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この文のスタイル(whatever を使った形)は、2種類の捉え方がありそうです。 文脈によると思いますが、この場合は、Whatever pain he felt を主語とする形でよさそうですね。 章の最後なので、別の形も多少可能性は……。今後のご参考に……。 最初の URL 内で、私は、No.3 の回答をしています。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3902230.html http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3911202.html 2種類と言いましたが、Derrick の後ろに period がないことから、もし、「?」なら、疑問文も含め3種類になります。 その上、今回は、by の解釈(原因/動作主)と、進行形が絡むので、一段と複雑になっています。そうなると、完全に文脈依存です。 「by =原因」を表す場合は、「物/事/行為」などが多いとは思いますが……。文脈上あり得るとは思います。 受動態ですから、もちろん、「by = 動作主」もあり得ます。 「によって」なら両方兼ねられるように思います。 ==================================== ★「彼が感じる苦痛はどんなものでも Derrick のせいで10倍ひどく感じられていた。」 「彼が感じる苦痛はどんなものでも Derrick には10倍ひどく感じられていた。」 ★「Derrick のせいで10倍ひどく感じられると Stanley が感じた苦痛はどんなものでも。」 「Derrick には10倍ひどく感じられると Stanley が感じた苦痛はどんなものでも。」 ★「彼が感じるいったいどんな苦痛が Derrick のせいで10倍ひどく感じられていたのか?」 「彼が感じるいったいどんな苦痛が Derrick には10倍ひどく感じられていたのか?」 was being felt は、「感じられようとしていた/感じ始めていた」もあるかも……。(そうすると、後6つ……。) 物語がどこまで進んでいるか判らないのですが、Derrick がまだ bully のイメージなら、★印をお勧めします(本命です)。もう少し進んでいたら、もしかしたら、他も……。なんといっても物語ですから、どう進むか判らないので……。 文脈にあいそうなものをお選び下さい。おそらく文脈で決定できると思います。 訳例が多くて直訳だけですみません。文構造がわかるかと思い、そうさせて頂きました。 以上、少しでもお役に立てたでしょうか?★★
- hirb
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"Whatever pain he felt was being felt ten times worse by Derrick" スタンリーが感じていた痛みがどんなものであれ、その痛みはデリックによって10倍ひどく感じられた。 つまり、ただでさえスタンリーの心は傷ついているのに、デリックに何かひどい事をされたり言われたりして、心の痛みが10倍になったのです。 "was being felt" についてですが、これは進行形過去時制の受動態です。スタンリーは「痛みを感じていた」という意味です。 "by Derrick" は、「デリックによって」「デリックのせいで」という意味です。 なぜ、"was being felt" という形をとるかですが、スタンリーはある一定の期間、心の痛みを感じていた(be)ということと、デリックによって(by Derrick)心の痛みが増したことを強調するためです。 ※be は、継続的な状態を示す動詞。一時的な状態を強調するときおよび受動態の中で用いられるときは、進行形(being)で表すことができる。
お礼
ありがとうございました。 やはり、英語は慣れないとだめですね。 もっと多読をこころがけなくてななりません。
- go_urn
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No. 1 です。 ご質問拝読しました。 >Whatever pain Satoru felt was being felt ten times worse by Derrick. は、Derrickのほうがサトルの10倍痛みを感じているのですか? Satoruのほうが痛みを10倍感じているように読んでしまうのですが、 どう解釈すればよいのでしょうか? Whatever pain he felt was being felt ten times worse by Derrick. は、 彼がどのような痛みを感じたにせよ、それは、デリックによって10倍も悪しく感じられていたのである。 が直訳ですね?ですから、やはりデリックの方がひどい目(worse)を見ていると解釈するのが自然に思えます。 もしストーリーと齟齬があるようでしたらご遠慮なくまたお聞き下さい。
お礼
もう一度、回答を参考にさせていただき、考えてみると、確かにDerrickのほうがworseをみていると解釈できました。 ありがとうございました。 ストーリ的にはやはり、Derrickのほうがworseをみていると解釈しないと繋がらなく、とても困っていたので助かりました。
- go_urn
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こんにちは! ストーリーが分かりませんが、StanleyとDerrickが痛みを共有する立場にあるわけですね... 例えば、Derrickとサトルが同じ弱小サッカーチームにいて、いつも負ける、サトルはちょっと口惜しそう、でもDerrickはサトルの10倍痛みを感じているとしたら... Whatever pain Satoru felt was being felt ten times worse by Derrick. と言えるでしょう。 was being felt は、受身の進行形です。もし was felt とやると、恒常的な事実になってしまいますね。1年先はどうなっているか分からないのが人間のサガ、そこで、暫定感を出すために進行形にするのです。 Satoru, are you OK? You are being very quiet today. なんて言うんですね。今日だけ、というニュアンスが出ます。 以上、ご参考になれば幸いです!
お礼
早々に回答ありがとうございます。 was being felt受身の進行形ですね。あぁ、思い出しました。ってか、なんで気付かなかったのでしょう。ほんとだめですね。 あと1点お伺いしたいのですが、 Whatever pain Satoru felt was being felt ten times worse by Derrick. は、Derrickのほうがサトルの10倍痛みを感じているのですか? Satoruのほうが痛みを10倍感じているように読んでしまうのですが、 どう解釈すればよいのでしょうか? よろしくお願いします。
お礼
丁寧に解説いただきありがとうございました。 完璧に理解できました。 こうして、能動態に変化させるとわかりやすいですね。 次回は、そうしてみます。