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視界の境界線とは? 研究されている心理学の視点から解説
- 人間の視界は360度見ることができず、境界線の部分は見えない。
- 後ろ方向は「無」となり、暗闇や色さえ存在しない。
- 境界線の見え方については心理学の研究が行われている。
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下図は、中央○が凝視点、□が焦点、=が認識範囲だとします。 この範囲が物を見る範囲で、一般的に視界の中では140度程度です。おまけとして、-の部分が視界と呼ばれる部分です。質問主さんは、端にある|に相当する視覚の境界線をお探しになってるのかな?と思い、投稿から時間が経ちましたが、今更ながら興味を持って考えてみました。 |--------=======□○□======--------| No3の方の意見からですが、視覚の中では色を感知しない部分もある、となっていますが、それは上記の図のどこに該当するのでしょうか。 答えは簡単です。境界だと思っているだろう|の外です。いうなれば、その境界の先のさらに先にあると考えられます。 ここで実験です。パソコンの画面の真ん中に「■」などを出して凝視しながら指を視覚の後ろからクルクル回しながら視界に入るようにしてみてください。指の形がちゃんと見えるまで近づけてください。 きっと、自分でやってるせいだ、といわれるかもしれませんが、見える前に「感じる」と思います。他人にも手伝ってもらいましたが、「感じる」ことができました。これが実際に見えている視野の先だと思います。つまり、境界があるだろうと見ている範囲は何かの作用で狭くさせられている範囲の中となっていて、実際には境界の先は無じゃなくて、まだ視界があることになります。 そうなると、質問主さんが言う境界の真相は、認識できる範囲と認識されない部分の間になります。 しかし、先ほどの実験で見えない範囲であっても「感じる」ことはできたと思います。何に使われているかといえば、「危険予測」ではないかと考えられます。しかし、なぜその範囲がわざわざ実像ではなく、感知できないのか、となると想像の域をでませんが、複眼という目があります。数万個の目がついている目です。トンボとか虫に多いですね。あれはほぼ360度見る事ができます。それは捕食や捕食者を先に見つけ逃げるためです。 人間について言えば、捕食者というのが、ほぼいないと言えます。つまり、複眼のような複雑な視覚器官がいらないという事だったのでしょう。そして、危険感知として、常に周囲に気を配らない部分から、目の位置が前方になり、尚且つ、注視するという能力がつき、その結果として視野をが実際に視神経を通る信号より狭く知覚させることになったのではないでしょうか。その方が立体的に見たり、進化の前後あると思いますが、指という特徴から、細かい作業がしやすかったり等利点があったのではないでしょうか。言うなれば、集中したいから、周りのことは見えなくても・・あ、でも危ないものとか飛んできたらわかるくらいは・・・、というレベルなのでしょう。 本当の果ては、当然物理的に水晶体に入る光の限界角度又は網膜のパターンの縁になるはずです。どちらかが正しいかは調べ切れませんでしたが、瞳孔によって水晶体に入る光の量が変わるところから考えると、水晶体に入る光<網膜となり、水晶体に入る光の量が大体、物理的な見える範囲の限界になると思います。そこは感知できる範囲外になり、知覚することはできないものと思っています。更に人間の脳には、見たものを繋げて、頭の中に空間を作る力もあるらしく、見ずに視界の外にあるリモコンを取ったり、ブラインドタッチをできるのはそういうものかな、と感じます。つまり、集中力を落とさずに、一度注視して、鮮明に見た部分を記憶し、視界+脳の中でつなげている空間と足して様々なことをできるようにしているという訳なのでしょう。 簡単に自分の意見をまとめると、境界物理的にはあるが、は進化の過程、又は目という器官が出来た段階ですでに必要もなく、脳が補填して、見える範囲を障壁なく無限に広げることができる為、あって無いモノだと思います。 今見えてるモノの先はいつでも自分を守ってくれる光に満ちていると思うとなんとなく素敵だなぁと感じてしまいました。 長くなり、調べた結果+予測がほとんどです、すいませんでした。
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なんとなく言っている意味がわかりました、ようは主観的な視点で言えば見えないはずなのに客観的な視点ではそれを理解しているのはなぜか?という質問ですね。 それは多分想像ではないでしょうか? そこに色があるか形があるかそれは別として客観的な感覚と思考がそこには境界があると思い込ませていると思います。 これは多分動物でも同じでしょうでなければ3次元では生きていけません。 そうすと無意識的にプログラミングされている機能ということだと思いますね。 まず、主観的に見えている世界が意識に上がっている時は物理的空間の認識は無意識に任せているでしょう。逆に想像的な客観的視点で物事を考えている時は主観的に見えている世界が無意識になって客観的な視点が意識になるはずです。 ただ境界線になると逆に哲学の問題だと思うんですよ、そうするとやっぱり黒線で引かれているわけではないので境界線は無いのではないでしょうか?
- hakobulu
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>視覚細胞のへりからいきなり見えなくなるはずです。信号としては。 :そう思いますよね、たしかに。 以下は、池谷裕二の「進化しすぎた脳」に書かれていることです。 物が見えるのは視神経が感知するだけではなく、脳が「見た」という情報処理をするからです。 「見た」と脳が認識してはじめて「見える」ことになります。 逆に言えば視神経が感知していなくても、見えたと感じることはあるそうです。 たとえば、視界の端のほうには色を識別する神経がないそうです。 にもかかわらず、そこにあるのが赤いものだとわかっている場合に限りですが、その部分の色が赤く見えているように認識します。 同様に、あるとわかっているもの、あるいは、あると想像できるものについては視界に入っていなくても「あるように見える」ということがあるのではないか、と思います。 境界の曖昧な認識は、こういった視神経からの情報を受け取る脳の場所(第一次~第5次視覚野)に関係しているのかもしれませんね。 また、ある視覚野に障害が生じると、停まっているものは見えるが、動き出すと急に見えなくなる、ということも書かれています。 素人なりに面白く読めました。 mofさんのご質問の参考になるかどうかはわかりませんが、他にも視覚に関する内容が結構取り上げられています。 気が向きましたら、一度お読みになってみるのも面白いかもしれません。
基本的に境界線自体が無いから、境界線を見えているという定義はおかしいのではないでしょうか? マンガのように黒の淵で境界線を表示しているわけではなく現実というのは境界線のない世界だということになると思いますね、質問者さん自体の常識をまず疑うことから始めたらその答えはおのずと導かれると思いますよ
お礼
ご回答ありがとうございます。 たてつくようですが、それでも境界はあるのだと思います。 それは物理的に人間の視界には境界があるということを指して言っているのです。 しかし、知覚するうえではその境界線を捉えることができない。 真ん中は見えるのです。 とてもよく見える。 私は、これは脳がどのようにイメージをしているのかということと関わっている気がします。 知覚するってのは、そういうことなんだ、といってしまえばそこで話は終わってしまいます。 しかし現実の世界は無限に広がっていますが、眼はその一部を切り取って見ているのです。 脳の中では、あたかもそれが世界の全てというように感じられます。 うまく言えませんが、このことは脳と感覚の本質の何かを捉えているような気が私にはするんです。うまく表現することはできないのですが。
- frano
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最高に面白い質問だと思います。 考えてもみませんでした。 直感では、 実験でこの疑問に挑んでいる 視覚研究者は居ないんではないかと思います。 なんの回答にもなっていませんが、 質問があまりにも魅力的だったので、 レスをしてしまいました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 視覚についての私の別の質問の方にもお答えくださっておりますね。重ねて御礼申し上げます。 回答がないので寂しいです。 感覚のON,OFFは明確にあると思うのですが。だから、ぼやけていく、ゆっくりと見えなくなっていく、というものではないのだと思います。視覚細胞のへりからいきなり見えなくなるはずです。信号としては。 脳の生み出すイメージの世界を所詮私達は見ているのだと思いますが、そのイメージはキャンバスに描かれた2D画像ではなく、かといって三次元をそのまま見ているわけでもなく、その写像を捉えて解析しているのが、イメージであって、見ようとする対象についてはよく見えますが、周辺視野は強く意識する、つまり見えている全てを完全に自覚することができず、境界部分は、それを意識に上らせることすらできません。あるとわかっているのに、意識できないって不思議です。 見えているのに見えていない。 むしろ見える人がいるのか、見えない私が特別なのか?そこからして、何もわかっていない。 どうなんでしょうね? 誰か研究してくれないかな…?と思っていたりします。 私は学者じゃないので。
お礼
ご回答ありがとうございます。 色を識別する神経がないというお話は初めて伺いました。 とても面白い事実ですね。 脳科学は進んできていますので、今にでも何かわかるのではないかと気になっています。 ご紹介頂きました本、探してみたいと思います。 ありがとうございました。