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木炭デッサン モデリング法
来週にでも高校生に木炭デッサンのレクチャーをしなくてはならないのですが、 私自身がモデリング法についていまいち理解していなくてうまい説明のしかたが分かりません。 誰かモデリング法について知っている方がいらしたら教えてもらえませんか??
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タッチの方向と陰影の強弱で平面にあたかも盛り上がりがある ように形を捉えることがモデリングの主な作業です。 彫塑などで盛り上がりを表現するとき粘土をある方向に向かって 表面を整えながら形を作っていくと思うんですが、その方向が デッサンのタッチの方向です。 もっと簡単に言うと髪の毛のボリュームを線で描くとき 髪の毛の流れる方向に沿って線を描いていくと思うのですが 盛り上がったところは山のような線に内側に流れている形は 窪んでいる線が重なっていますね。そんな感じです。 その線の扱いと陰影のグラデーションの階調を整え当てはめて 形を表現していくと平面に立体が現れます。 初心者に教える場合こんな説明をしてもまだ理解できない かも知れません。くどくどと説明するより、6~8階調の 陰影のグラデーションだけの練習をさせて、その後円筒や円錐や球体 を描かせながらグラデーションの階調の練習のように モティーフの陰影の階調を整理すれば自然とモデリングの練習 になるのではないかと思います。 また、絵を描かせずに粘土を渡して塑像を作ることで モデリングしていく目を養うことも出来ますし、コンピューター グラフィックのポリゴンやメタボールを参考にモデリングの ヒントを与える方法もあります。 あまり難しく考えず、平面に効果的に立体の絵を描くにはどうすれば いいかを考えて本を読めばヒントになる言葉はたくさん転がって いますよ。 それでもまだ分からないようであれば、西洋の古典絵画の銅版画 や石版画を調べてみましょう。 伝統的なモデリングの基礎が作品を通して見ることができます。