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性犯罪の加害者側の心理
大学のゼミで性犯罪についてのレポートを取り扱うことになりました。 そこで書籍を探しているのですが、性犯罪の加害者側の心理を主に取り扱っている、皆さんのお奨めの書籍があったら、是非教えていただきたく思います。 よろしくおねがいします。
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「性犯罪の加害者」と言えば、 比較的ホットな話題の 「光市母子殺害事件」を避けては通れないでしょう。 たとえ数行でも、この件については個人的見解を 述べるべきとも言えると思います。 (参考書籍) なぜ僕は「悪魔」と呼ばれた少年を助けようとしたのか http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%83%95%E3%81%AF%E3%80%8C%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%80%8D%E3%81%A8%E5%91%BC%E3%81%B0%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%82%92%E5%8A%A9%E3%81%91%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B-%E4%BB%8A%E6%9E%9D-%E4%BB%81/dp/4594056350/ref=pd_bbs_3?ie=UTF8&s=books&qid=1212691052&sr=8-3 一般的、「性犯罪の加害者の心理」については 性犯罪の心理 http://www.amazon.co.jp/%E6%80%A7%E7%8A%AF%E7%BD%AA%E3%81%AE%E5%BF%83%E7%90%86-%E4%BD%9C%E7%94%B0-%E6%98%8E/dp/4309243932/ref=sr_1_7?ie=UTF8&s=books&qid=1212690660&sr=8-7 更に、「人間の性」という根本的課題まで推し進めて 考えるならば 性と犯罪の心理―人はなぜ「性」に支配されるのか (人間を読む) http://www.amazon.co.jp/%E6%80%A7%E3%81%A8%E7%8A%AF%E7%BD%AA%E3%81%AE%E5%BF%83%E7%90%86%E2%80%95%E4%BA%BA%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%8C%E6%80%A7%E3%80%8D%E3%81%AB%E6%94%AF%E9%85%8D%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%80-%E5%B0%8F%E7%94%B0-%E6%99%8B/dp/4874651895/ref=sr_1_5?ie=UTF8&s=books&qid=1212690660&sr=8-5 余談ですが、大学のゼミで「性犯罪」をテーマにするにつき、 やはり「人間の性」そのものの問題はどうしても避けて 通れません。そこに踏み込んで考察してるか否かは、 論述の深みに関わってきますので多少照れくさくても、 核心部分として触れるべきだと思います。 ex) 「性犯罪の加害者」を取り扱うにつき、 従来の刑法理論(偶発的犯罪人説)・・・ 全ての人間の中に犯罪への可能性を 認めていて、一見冷酷な中にも、裁く者&罰する者と 裁かれる者と罰される者の間に共通の人間的基盤を 見出す萌芽が含まれているとする考え方。 すなわち、最近話題の 「ストーカー 下山芳晴 裁判官(宇都宮地裁判事)」 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080522/crm0805221205018-n1.htm しばらく前に弾劾裁判によって裁かれた(罷免) 「児童買春 村木保裕 裁判官(東京高等裁判所判事)」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%BE%E5%8A%BE%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80 という 本来であれば「裁く者&罰する者」といえども、 性犯罪の要素が隠されているという事実。 また イタリアの精神病学者&医師チェーザレ・ロンブローゾ が提唱したロンブローゾ理論(生来的犯罪人説) ・・・犯罪者を生まれつき普通の人間と違った存在 として「異類」視する考え方で、その根拠として 解剖学的統計上、 犯罪者の脳が(通常人と異なり)小脳の一部が下等な 脊椎動物に類似していることをあげています。 この両者、「偶発的犯罪人説」と「生来的犯罪人説」の 対立が性犯罪においても究極の対立点と捉え、 「人間性の本質」の点では、前者を性悪説(人は誰しも生まれつき 悪人であるとする立場)からの帰結、後者を性善説(人は誰しも 生まれつき善人だが、犯罪者は病的素因を有して生まれて きたにすぎない)からの帰結と捉える事も可能でしょう。 更に、第三の立場として、イタリアの刑法学者エンリコ・フェリ が、「生来的犯罪人説」を発展させ「犯罪は社会の産物だ」 という、いわば「後天的&社会的犯罪人説」についても 触れるとよいでしょう。 この「偶発的犯罪人説」「生来的犯罪人説」 「後天的&社会的犯罪人説」については 法学ことはじめ http://www.amazon.co.jp/%E6%B3%95%E5%AD%A6%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81-%E4%BF%A1%E5%B1%B1%E7%A4%BE%E5%8F%A2%E6%9B%B8-%E9%95%B7%E5%B0%BE-%E9%BE%8D%E4%B8%80/dp/4797251034/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1212694021&sr=8-2 の54ページからの「犯罪と人間の本性」に詳しく 記載されております。 ご参考までに。
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- kigurumi
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<性暴力の理解と治療教育> http://www.amazon.co.jp/%E6%80%A7%E6%9A%B4%E5%8A%9B%E3%81%AE%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%A8%E6%B2%BB%E7%99%82%E6%95%99%E8%82%B2-%E8%97%A4%E5%B2%A1-%E6%B7%B3%E5%AD%90/dp/4414400287 http://209.85.175.104/search?q=cache:7a6c4ZB6olEJ:www.library.osaka-u.ac.jp/others/tmp/88/ningenkagakuronbun24.pdf+%E6%80%A7%E6%9A%B4%E5%8A%9B%E3%81%AE%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%A8%E6%B2%BB%E7%99%82%E6%95%99%E8%82%B2&hl=ja&ct=clnk&cd=14 の <論文審査の結果の要旨> のところに<支配や優越感・強さ>といったキーワードが書かれています。 これは、「自分は神だ」と言って人を殺すことにも言えると思います。 この本は臨床心理士の視点から書かれていますが。 人類が犯した殺人の中で、一番の死亡原因は、癌とか脳卒中とかではなく宗教だと思えます。 宗教は支配する側とされる側の関係の了解で成り立っています。 その了解が成り立たないと、殺人になっている。 「自分は神だ」「悪行をこれ以上させないために殺してやった」「神が望んだ」など宗教信者が言い、殺すことに何のためらいもなくやり、やった後も英雄気取りでいられるのも、宗教を隠れ蓑にした 自らの支配欲・優越感・強さの誇張 によるものだと思えます。 従って性犯罪の衝動の本質は、他の殺人と同様の支配欲かもしれません。 殺人のほとんどは男です。 女性も殺しますが、男に比べて圧倒的に少ない。 しかも、その数少ない女による殺人の動機が、男に言われたから とか そうしないと男が自分から離れていってしまうから とか男に支配されるために殺人をやったケースが多い。 Y染色体の種の保存のための暴力性も見逃すことはできない。 暴力と性は紙一重。 両者の間に了解が無ければ、暴力になってしまう。 <脳が殺す> http://www.amazon.co.jp/%E8%84%B3%E3%81%8C%E6%AE%BA%E3%81%99%E2%80%95%E9%80%A3%E7%B6%9A%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E7%8A%AF-%E5%89%8D%E9%A0%AD%E8%91%89%E3%81%AE%E2%80%9C%E7%A7%98%E5%AF%86%E2%80%9D-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%BBH-%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%82%B9/dp/4334961371 連続殺人鬼を25年間調査した筆者ですが、筆者も連続殺人鬼の脳を持っている。が、殺さない。 どうして一方は殺し、もう一方は殺さないのか について書かれており、条件がそろわないと、例え殺人ライセンスの脳を持っていても、殺人をしない という説です。 虐待体験もキーワードになっており、虐待されたトラウマがやがて逆に人を支配したいとう衝動を生み、その欲望に抵抗する術を持てず(脳ゆえに)、人を支配しつづけようと、殺していくのかもしれません。
お礼
遅ればせながらお礼を。 何とかレポート終わりました。 参考になりました。どうもありがとうございます。
お礼
非常に参考になりました。 特に参考になったのが作田明氏と小田晋氏の著作でした。 おかげさまでレポートを無事に仕上げることができました。 ありがとうございます。