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コモンモードチョークコイル
コモンモードチョークコイルをDC-DCコンバーターのチョークコイルとして使用できるのでしょうか?
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コモンモードコイルは、基本的にノイズ対策用のコイルです。 行きの電流と帰りの電流に対する磁束をキャンセルするような 巻き方をします。 交流に対してはインダクタンスがあっても、コモンモードコイルをDC-DCコンバータのコイルとして使用する、目的のインダクタンスよりも小さくなっている場合があります。 これは、コモンモードコイルは、ほとんどの場合、 直流重畳性を考えていないからです。 考える必要がないっていったほうがいいのかな・・・・ しかし、DC-DCコンバーターで使うコイルは直流重畳性が大きくかかわっています。 というのはDC-DCコンバータで使用されているチョークコイルは、直流電流(詳しくは脈流)が流れているので、直流偏磁しているので、 フェライトコアが飽和しやすいのです。 フェライトコアが飽和するとインダクタンスが非常に小さくなっていき いずれは空芯コイルのようになってしまって、コイルとしての 機能を果たさなくなります。 DC-DCコンバーター用のチョークコイルは、この直流重畳性を 良くして、直流電流を流してもインダクタンスをある程度保っている ように作られています。 コモンモードコイルもチョークコイルもそれぞれの目的があって 作られています。 適材適所に使うことをお勧めします。
原理的には、コモンモード接続すればチョークとして使えるわけですが、 DC-DC コンバータ用に適合する仕様の「コモンモードチョークコイル」が うまく見つかるかどうかは疑問です。 入手しやすいのは確かなので、DC-DC コンバータに流用できそうなものを 探してみるのは無駄じゃないのかも..... 。
- foobar
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コモンモードチョークはコアに直流磁界がかかるような設計にはなっていません。(ノーマルモードの起磁力はキャンセルするので) DCDCコンバータのチョークコイルには適さないかと思います。