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コモンモードチョークコイルのインピーダンスについて
コモンモードチョークコイルのデータシートを見ていて思ったのですが、 コモンモードチョークコイルのインピーダンスが100Ωとか200Ωの時に ノイズを打ち消す効果は得られるのでしょうか? 個人的な感覚では、1kΩ以上無いと効果が得られないような気がするのですが。 また、データシートには共振周波数を超えた後のインピーダンスもグラフに 記載されていますが、その部分でもコモンモードチョークコイルとして 働くのでしょうか? お分かりの方がいらっしゃいましたら、教えてください。
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周波数が100MHzとかGHzとかの周波数になると1kΩとかのインピーダンスは使いづらいのです。 例えば、コモンモードチョークコイルの端子間に1pFの浮遊容量が付随していた場合、1GHzにおいて、その容量によるインピーダンスは160Ωになります。 インダクタンスの成分が1kΩ有ったとしても、キャパシタンスの160Ωが支配的になるわけです。 周波数が高くなるにつれて、回路のインピーダンスは低くならざるを得ないし、回路自身を分布定数回路として取り扱う必要が出てきます。 インピーダンスの高いコモンモードチョークコイルは比較的低い周波数でしか使用できません。 周波数に合わせて色々なインピーダンスのものが用意されているのです。 広い周波数でチョークが必要ならば複数を組み合わせて使用します。 共振周波数を超えた領域でもそのインピーダンスが十分高ければチョークとしての役割は果たせます。 コモンモードチョークで取りきれないほどのコモンモード電圧(電流)が有る場合は別の方法を考える必要が有ります。 例えば、トランスで絶縁するとか、光に変換して絶縁するなどです。 直流を含む信号ではトランスを使用できないので別の工夫が必要です。
お礼
分かりやすい回答有難うございました。 周波数が関係してくるのですね。とりあえず、一度効果があるか 試してみます。