- ベストアンサー
早期退職と一時金、その違いとは?
- 早期退職と一時金について調べた結果、両者は同じく早期退職制度を意味するが、一時金は長期的な保証を得ずに受け取る一時支給金であることがわかった。
- GMの報道によれば、具体的なデータは明かされていないが、早期退職と一時金を選択した従業員がいることが明らかになっている。
- buyoutは早期退職に伴う特別一時金と解説されており、GMの場合もそのような制度を導入している可能性がある。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ビジネス分野においては、buyoutは企業買収の記事でよく見かけます。 それは日本語にすると「買上げ」です。 outは「すっかり、完全に」のニュアンスを持っています。 たとえば日本語でも「買う」というより「買上げ」というと、相手をまるまる買上げるようなイメージがあります。単に「買う」だけだと、値段のついた商品に定価(対価)を払うイメージですが、企業買収では定価が決まっているわけではなく、相手の企業価値を評価し、相手企業の雇用や制度全体を評価し受け入れ、また相手のいろんな技術・特許などの可能性に対して、プレミアム(プラス評価分)を上乗せして支払います。つまり売り手の企業は、相場よりも高く買ってくれる相手に売ることで、高い利益を見込めます。 退職でもこの「買上げ」のイメージがあります。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idUSWNAS596020080529 上の別記事によると、U.S. hourly workersは、U.S. factory workers(GMは世界企業であるため、ここではアメリカの労働者であることを示唆している)のことのようですが、彼らが will take the company's latest buyout となっているので、この記事はクビの話しではないことがわかります。 彼らがtakeするためには、GM側からなんらかのオファーがあったと思いますが、退職にあたりそれまで貢献した工場労働者に対して、GMは定年や自主退職などの社内規約で決められていた金額ではなく、退職に応じる人になんらかのメリットが存在している可能性を示唆しています。 つまり企業買収と同じく、なんらかの多少なりとも有利な条件提示があったと思います。 Merriam-Webster's辞書では次のように説明しています buyout 2 : a financial incentive offered to an employee in exchange for an early retirement or voluntary resignation なんらかのインセンティブ(奨励金)を含むオファーがあったのでしょう。 トヨタが全世界売り上げで、昨年GMに並んでしまいました(どの部門までいれるかで、GMはまだ自分たちが強いと言っていますが)。 GMにとっては厳しい時代であり、トヨヤや日本メーカーは、当面目の上のたんこぶでしょうね。
お礼
なるほど、buyoutはインセンティブを含む早期退職オファーということですね。丁寧なご回答をありがとうございます。プレミアムを上乗せするイメージがあるとの解説で語源的な意味を感じることができました。 ちなみにearly retirementの方は、特別なインセンティブがない既定通りの退職と考えてよいのでしょうか?