「金利平価説」の通りにならない現実はアノマリーですか?(長文)
先週、高金利通貨の減価について質問した者です。
質問の件はスッキリしたのですが、「金利平価説」を知って新たなもやもやを抱えました。(-。-;
http://ja.wikipedia.org/wiki/金利平価説
現実には逆になる傾向があり、パズルとかアノマリーと言われていると、ここ↓(p.6第2~3段落)や他のサイトで読みました。
http://www.murc.jp/report/research/2006/0683.pdf
この説、「あえて低金利の¥に張る投資家は、金利差以上に$が下がると思っているのだ」ということですよね?
そう信じる人が何人いても、高金利通貨が減価する根拠には、ま~ったくならないと思うのですが???
(名目金利・インフレ率・購買力平価の関係は理解しております)
…なんだかこの説、「配当利回りが高い銘柄は下落する」と言ってるように聞こえて、感覚的!に納得できません。-"-;
(市場が効率的なら、高配当だから有利と言えない点はわかります)
これ↓おかしいでしょうか。。。
a)この説は、金利差を完全に織り込むまで高金利通貨が上昇した後でないと成り立たない。さもないと金利が上がったせいで減価することになる。
b)「金利面での有利不利が自明である」ことが前提。しかし確実なのは次のFOMCと日銀の会合まで。インフレ率の統計は遅れて出る。
会合後、市場は「次の会合までの金利差+$金利高継続期待-$減価期待」を織り込んで動く。そこから次の会合まではランダムウォーク?
金利差から減価期待がわかるとしたら、両方同時に織り込まれるはず。仮説だと$はジリ安では????
c)過去、高金利通貨はじりじり上がって急落しているが、この説が長期スパンでは正しいというより、バブル的に上がりすぎるだけでは?
d)投資家がリスク中立的でないとこの説が成立しない点はわかる。しかし円キャリーは為替リスクを取ることなのに、仮説通りにならないのは「ホーム・バイアス」??
どうしても理解できないのは、高金利通貨が減価することではなく、「金利平価説が成立しないのはアノマリー」とされる点です。
直感人間にもわかる説明をお願いします。m(_ _)m
補足
回答有難うございます。 アセットアプローチの前提となる説が金利平価説ということが出きるのでしょうか?