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密度勾配遠心法について
密度勾配遠心法では、あらかじめ濃度勾配を形成させておいたショ糖または塩化セシウムの入ったチューブに試料を入れて遠心すると、その試料の比重に従って分散する、と学びましたが、この原理を教えてください。ショ糖が水分子を吸収しやすいことと関係があるのでしょうか? また、塩化セシウムとショ糖をどのように使い分けるのかについても教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。
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生物カテの方が専門家がたくさんいらっしゃるので適切ですが、ごく簡単に骨組みだけ、↓ http://www.ambis.co.jp/glossary/2007/01/densitygradient_centrifugation.html セシウム塩はショ糖に比べ密度が高いので、上記記述のように容易に勾配を作れます。 細かいことについて、質疑応答がある以下のページも参考になります、↓(速度法から分子量を出すときには沈降係数と拡散係数を求めて、それからSvedberg の式を使って分子量を計算します…) http://www.farisaka.bio.titech.ac.jp/aucforum/2002-11.pdf
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- Bubuca
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ショ糖や塩化セシウムに限らず、濃度差のある溶液は混ざりにくいことを利用します。紅茶の底に濃い砂糖の溶液が沈んでいるのは日常的に観察できると思います。濃度が高ければ密度は大きいし、薄ければ密度は小さいので静かに重層すれば、そのまま重なっています。色をつけるとわかりやすいので、こちらのレインボーカクテルの写真を見てください。 http://bararche2.chesuto.jp/e5240.html これは7層のステップグラディエントだと思えばいいです。 密度勾配遠心分離の時はこれがもっとなだらかに密度が変化するように作ります。 試料を乗せて遠心分離をすると、溶媒よりも重いものは沈んでいき、軽いものは浮いていきます。そして自分と同じ密度の場所に行くと浮きも沈みもしないので、集まって層を作ります。 遠沈管の上と下の密度差をどの程度にするかは分離したいサンプルのよります。大きくしたい場合、密度の近いものを分けたい場合など、で使い分けますが、基本的にサンプルの密度を挟むように作成しないと無駄になってしまうことが、、、
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なるほど!基本原理は分液ろうとによる分離と同じことなのですね!! 本当に参考になりました、ありがとうございました。
お礼
非常に参考になりました!! どうもありがとうございました。