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高濃度溶液の光吸収(Beer則に関して)
Beer則についての質問です。 「光の吸収の中心が媒質中に一様に分散している場合、その濃度があまり高くなければその相互作用は小さいと考えられ、そのときの光吸収は各中心で独立に行われるため、吸光係数は濃度に比例する」 ということまでは手元の本に記載があるのですが、そこで示される「相互作用」とは何か、については釈然としていません (分子間での共役系のそれと邪推しているのですが...)。 何か参考となるものがありましたらお教えください。 漠然とした質問で恐縮ですが、どうか宜しくお願いします。
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例えば会合体の形成などです。大きな共役形を持つ分子は,高濃度で J 会合体や H 会合体と呼ばれる会合体を作り,λmax が濃度依存性を持ったり,吸光係数が濃度に対して非線形に変化したりします。
お礼
早速のご回答ありがとうございました。 pdfの内容の理解はまだまだですが、吸光度が大きくなる理由もわかりました。 多謝