• ベストアンサー

FETの選定方法

充放電に使用するFETを選定しています。 しかしFETをあまり使用したことがなく知識がありません。 探しているのは、下記のような仕様です。 ========================== Id=DC20Atyp, maxDC30A OFF時のリーク電流=数uA程度 Ta=-20℃~70℃ VDS=8.8V~26.6V 必要なヒートシンク=放熱設計の知識がないので  なんともいえませんが、出来るだけを小さい方が良いです。 ========================== NECのホームページなどをみると、DC30Aを流せるような FETはたくさんあります。 しかもSOPでで凄く小さいです。 DC30A程度なら、放熱とかは考えなくて良いのでしょうか? どなたか詳しい方がいたら回答お願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • walkingdic
  • ベストアンサー率47% (4589/9644)
回答No.7

>θcaは必要とするヒートシンクの熱抵抗ということでしょうか? そういうことです。ca、は、つまりケース(case)温度と大気温度(air)の間の熱抵抗という意味です。 >私の記述した計算だとマイナスになっていますが、 >2.86℃/Wあれば良いということなのでしょうか? そういうことです。 >θja(トランジスタの接合部から大気までの熱抵抗) >=(Tjmax-Ta)/Pcとあります。 >これからすると、 >Ta=70℃のとき、 >θjc=(Tjmax-25℃)/Pcmax=5℃/W >θja=(Tjmax-Ta)/Pc=1.754℃/W 残念ながら手元にご質問者の見ているトラ技ノートがないのですが、 式から考えると、 Pcmaxの定義は、ケース温度が25℃のときに許容できる最大消費電力 でしょう。それがわかるとθjcは求めることが出来ます。 次の式は不明点があり、判断つきかねます。前の式で求めたθjcより値が小さいというのは明らかにおかしいです。なぜならば、熱抵抗は、接合部(junctionの温度なのでjと書く)からたどると、 接合部---θjc----ケース---θca---大気 となり、θja=θjc+θcaなので、θja<θjcにはなりえないのです。 (熱抵抗は必ず正の値になりますから) >データシートよりθc=3.75℃/W これはどこから得た数値なのでしょうか。θcというのはどことどこの間の熱抵抗ですか?またそれはデータシートのどこに書いてあるのでしょうか。 データシートには、熱抵抗値はθjcとθjaが書かれています。 あとは許容損失グラフがあるだけです。 >θfa=θja-(θjc+θc)=-6.996℃/W >となります。 この式がまったく理解できません。 おそらく、記号の定義がかなり違うのではないかと思います。 もし、θfaがケースと大気の間の熱抵抗だと仮定すると、 θja=θfa+θjc+θc という式になります。このとき、θjc+θcあわせて接合部からケースまでの熱抵抗を表しているのだと考えられます。 この場合には、最終的にθjaが希望の値になるようにすればよいことになります。 そういう視点で話をすすめると、 大気の温度のmaxを40℃、接合部温度を150℃、流れる熱量は17.1Wであれば、 θja=(150-40)/17.1=6.43℃/W になります。データシートによるとθjcは3.57℃/Wと書かれていますが、これは上記の式のθjc+θcに他ならないので、θfaの式にすると、 θfa=θja-(θjc+θc)=6.43-3.57=2.86℃/W となります。私の先の回答での答えと一致します。 >確かに2SK3662のデータシートにはRth(ch-a)=62.5℃/Wという記述があります。 >私の計算には全く出てきていないので不思議には思っていたのですが・・・ この値は今は使いません。 この値はあくまで放熱板がない場合の素の状態での接合部から大気までの熱抵抗です。 さすがに30A流すと17.1Wとかなりの消費電力になるので、放熱板なしだと、62.5×17.1=1069℃にもなりますので、Tjmax=150℃を守るためには、仮に大気が絶対零度(-273.15℃)でも放熱が間に合いません。 つまり放熱板は必須ということになります。

GACHAPINA
質問者

お礼

ありがとうございました。 記述いただいた内容で放熱のことが理解できました。 理解した上で参考書を読み直してみたら凄く分かりやすく、 計算があいました。

その他の回答 (9)

回答No.10

最も簡単なのは,この手の電磁接触器と抵抗を使うことでしょう. http://www.fa.omron.co.jp/data_pdf/cat/j7l_1.pdf ただし,50kJものエネルギーを無駄に熱にするのは,エコの時代にいかがなものかと言うこともありますから,放電エネルギーは回生したらどうでしょうか? 専門メーカにお願いすれば作ってくれるとは思いますが,製品として長く使える設計をしたいということでしたら,ここに相談してみたらどうでしょう. http://www.myway-labs.co.jp/

回答No.9

電気二重層キャパシタの充放電試験回路でしょうが, 非常に問題の多い回路だと思います. 左側が2倍の60Aになるのは,何か電流制限しているんでしょうか? きちんと制限しないと,MOSFETが飛びますけど. 放電抵抗を1Ωとして,30A流すと抵抗損失は900Wです. 900Wの大抵抗に見合ったMOSFETを選択すべきでしょう. 充電抵抗は60Aから概略0.47Ωとすれば,1700Wとさらに 大きくなります. 本当の損失は,50600Jのエネルギーを充放電しますから シミュレーションすることを勧めます.

回答No.8

>御指摘の通り、左側は2倍の60Aになります。 では、右側のFETは60A以上のものを探すか、数個をパラで使ってください。 >質問なのですがIDPとは何を意味しますか? FETのデータシートを見ると最大定格の表にIDとIDPがあります。 IDPはパルス的な電流に対する耐力を意味します。 データシートの中にIDPの定義が書かれていると思いますので参照してください。 >条件としては、コンデンサの容量が約1000Fで7ヶ直列で、 >最大で27V程度になるということしか決めていません。 つまり、約140μFの静電容量で一時的に補佐するような制御になるって事ですね。30Aですので、時間的には非常に短い時間の放電って事になりますね。 そこで、問題に成るのがサイクルの周期です。 #7さんもジャンクション温度の事を書かれていますが、一定周期のサイクルで充電、放電、待ち、を繰り返す場合は、デューテー比を掛けたりします。 どんな負荷を、どんな周期で、どういった事をしたいのかもう少し具体的に書かれたほうが良いように思えます。 色々書きましたが、概ね下記のようなFETで良いように思えます。 http://www.semicon.toshiba.co.jp/docs/datasheet/ja/Transistor/2SK3845_ja_datasheet_061116.pdf

  • walkingdic
  • ベストアンサー率47% (4589/9644)
回答No.6

>Ron=19mΩとするとId=DC30Aのとき >Pd=Ron×Id×Id=17.1Wではないでしょうか? ああ、私の計算が間違っていましたね。 電力を求めるところが電圧を求めて終わりにしていましたね。 >Tjmax=100℃のときデータシートよりPdmax=約15W >また、Ta=70℃とすると >θjc=(Tjmax-25℃)/Pcmax=5℃/W >θja=(Tjmax-Ta)/Pc=1.754℃/W >データシートよりθc=3.75℃/W こちらの計算は、データシートにあるθjc = 3.57℃/W, θja=62.5℃/W,Tjmax=150℃から逆算していきます。 まず、ヒートシンク前提とする場合に関係するのは、θjcです。 いま最大消費電力は17.1Wなので、ケースまでを考えると、 ΔTjc=3.57*17.1=61℃ となります。ジャンクション温度の最大値150℃からこれを引くと、89℃になります。 要するにケース温度を89℃以下にすればよいという意味です。 外気温が最大で40℃とすると、ケース温度が89℃になるための熱抵抗θcaは、 θca=(89-40)/17.1=2.86℃/W になります。つまりこれを満たす放熱を考えればよいわけです。 もちろん常時ジャンクション温度が最大の150℃になるのは寿命が短くなりますので、実際にはこれより数十度低い温度になるようにしたほうがよいですが、アプリケーションで平均(ピークである必要はない)の電流値が30Aよりひくく、20A程度ならば、実際には150度にはなりませんので、上記熱抵抗値で十分でしょう。 2.86℃/Wという熱抵抗値であれば、ヒートシンクをつければ強制空冷でなくても出来るかもしれません。強制空冷であれば2℃/W以下には出来ると思います。 なお、他の方も指摘しているように、リニア動作の場合には消費電力がかなり増えるのですが、ご質問者のスイッチングとして使う用途(つまり簡単に言えば完全ONと完全OFFのどちらかしか使わない)であれば、ON時の抵抗だけ考えればよいでしょう。

GACHAPINA
質問者

お礼

たびたびのご回答ありがとうございます。 θcaは必要とするヒートシンクの熱抵抗ということでしょうか? 私の記述した計算だとマイナスになっていますが、 2.86℃/Wあれば良いということなのでしょうか? 全くの素人なのでトラギを参考書に計算したのですが、 間違った見方をしているのでしょうか? 参考書:トラギSpecialNo1(p104)には、 θja(トランジスタの接合部から大気までの熱抵抗) =(Tjmax-Ta)/Pcとあります。 これからすると、 Ta=70℃のとき、 θjc=(Tjmax-25℃)/Pcmax=5℃/W θja=(Tjmax-Ta)/Pc=1.754℃/W データシートよりθc=3.75℃/W θfa=θja-(θjc+θc)=-6.996℃/W となります。 トラギにはθcaという記述が出てこなかったので、 私は、全く勘違いをしているのでしょうか? 確かに2SK3662のデータシートにはRth(ch-a)=62.5℃/Wという 記述があります。 私の計算には全く出てきていないので不思議には思っていたのですが・・・

回答No.5

下記の内容でしたら、通常のスイッチング動作ですので、スイッチング用のFETで良いと思います。 図についてですが、一番下のFETは左右共にソース接地ですよね。 ソース接地でない場合は、ゲートに制約がでてきますのでご注意下さい。 ソース接地であると仮定してFETの選定は、右側のFETは、 電源電圧÷負荷抵抗=ID 上記IDに少し余裕を持たせた物で漏れ電流の少ない物を探せば良いと思います。 左のFETですが、負荷電流はコンデンサからの電流+電源からの電流になります。 合計で30Aにしたいのなら、電源の最大出力電流を考慮してください。 それと、コンデンサの容量が不明なのですが、精々数千μF程度なのであれば、あっと言う間に放電してしまいますので、定格のIDではなくIDPの数値を引用できるかもしれません。 いずれにしても、もう少し条件がはっきりしないと他の皆さんも回答しにくいと思います。 条件としては、放電抵抗の抵抗値、電源のスペック、コンデンサの容量、動作電圧などです。 それと、ちょっと実験で使いたいレベルなのか、製品として長く使いたい等も重要なファクターですね。 >左側に充電用の電源、右側に負荷を取り付けます。 >(+)---------+-----------+ >         =        | >         =        R >         =        | >(-)--FET----+----FET----+ >コンデンサが満杯になれば左のFETをOFFして充電を止める。 >コンデンサがある値以下になったら右のFETをOFFして放電を止める。 >といったようなものを考えています。 >コンデンサは最大で27V程度になり、最大で30Aくらいを流したいのです。 >また、FETで放電を止めたときにコンデンサの電荷を出来るだけ減らしたくないので、リーク電流を少なくしたいのです。

GACHAPINA
質問者

お礼

たびたびのご回答ありがとうございます。 御指摘の通り、左側は2倍の60Aになります。 質問なのですがIDPとは何を意味しますか? 素人ですみません。 条件としては、コンデンサの容量が約1000Fで7ヶ直列で、 最大で27V程度になるということしか決めていません。 あと周囲温度が-10℃~70℃程度で動作すればと考えています。 製品として長く使える設計をしたいでが、 製品になるわけではありません。 まだまだ勉強中の身ですので、こちらで色々ご教授いただけて、 非常に勉強になります。

回答No.4

FETのカタログに載っているON抵抗とは、スイッチング動作(ON/OFF)のONの時の抵抗値です。 データーシートの中に安全動作エリアのグラフがありますが、通常はその中で動作させるように設計しますが、質問者さんは、充放電の素子としてFETを使用したいみたいですので、その場合は能動領域での動作と言うことになります。 能動領域と言うのは非常に厄介で、計算しにくく、#2さんが言うようにバイポーラトランジスタを使うことをお勧めします。 また、あまりリニアリティは求めないのならば、数個のFETに抵抗負荷をぶらさげて段階的に制御する方法もあります。この方法であればスイッチング動作で使用できますので、わりと簡単です。 それ以外では市販の電子負荷機能付きの安定化電源を使えば何も考えず実現できます。

GACHAPINA
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 FETよりバイポーラトランジスタの方をお勧めとありますが、 何か良いデバイスはありますでしょうか? 私なりにRSのカタログより探してみたのですが、 30Aを流せるようなものは見つかりませんでした。 また、出力が2段になっているもので大電流を流せるものがあったのですが、それはリーク電流が数mAと大きくなっていました。 大電流を流せるものはリーク電流が大きいのは当然の結果なのですが、 30A流せてリーク電流も数uAに抑えたいのです。 そのような場合は、FETやトランジスタではそもそも無理なでしょうか?

  • walkingdic
  • ベストアンサー率47% (4589/9644)
回答No.3

まず、放熱に関してはON抵抗が重要です。 MAX30A流したときにこの抵抗値の分だけ発熱しますので、発熱を小さくするには抵抗値が少ない必要があります。 ご質問の条件で探すと、東芝の2SK3662(RSオンラインで一個160円)あたりはよいかもしれません。 これはON抵抗は最大で19mΩなので、30A×19mΩ=570mWです。(Vgsは8~10V程度与えた方がよいです) 熱抵抗は大気までで66℃/Wだから、37.62℃の温度差、約40℃の温度差になるとすれば、外気温60℃までの環境で考えてもジャンクション温度は100℃で、許容最大の150℃より50℃低いから、放熱は必要ありません。 以上はNchFETで考えましたけど、PchFETなら同様にお考え下さい。 ちなみにSOPパッケージのものは、基板放熱タイプのことがあります。 これは放熱を基板のパターンで逃がす形になっているので、プリント基板を作らないといけませんし、リフローでクリーム半田にて実装が必要です。 T0-220のような普通のパッケージを選択するのがよいです。

GACHAPINA
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 参考になりました。 回答をヒントに私なりに計算してみました。 素人なので間違っていたらご教授下さい。 Ron=19mΩとするとId=DC30Aのとき Pd=Ron×Id×Id=17.1Wではないでしょうか? Tjmax=100℃のときデータシートよりPdmax=約15W また、Ta=70℃とすると θjc=(Tjmax-25℃)/Pcmax=5℃/W θja=(Tjmax-Ta)/Pc=1.754℃/W データシートよりθc=3.75℃/W よって必要なヒートシンクは、 θfa=θja-(θjc+θc)=-6.996℃/Wというここになり、 不可能という結果になってしまうのではないでしょうか? 素人の私が回答とトラギから自分なりに計算してみたので 計算があっているのか自身がありません。 ご教授いただければ幸いです。 ご回答お願い致します。

回答No.2

1. Id=DC20Atyp,maxDC30A は,直列抵抗で制限されていますか? 2. MOSFET は,スイッチング動作ですか? この2つの条件があれば,ヒートシンクは不要ですしIdmax=50A以上のSOPでも OKですが,取り付けにくいからIdmax=50A以上のTO-220かTO-3Pがエエでしょう. OFF時のリーク電流は,Vdsmaxを60V以上にすれば,実力値で数uA程度にはなります. もし,Idmaxが制限されていなくて,MOSFETがリニア動作だったら, 非常に設計が難しいから,バイポーラ・トランジスタを勧めます.

GACHAPINA
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 電流は直列の負荷で制限されます。 スイッチング動作ですか?の質問が理解できなかったので、 行いたいイメージを説明させていただきます。 左側に充電用の電源、右側に負荷を取り付けます。 (+)---------+-----------+          =        |          =        R          =        | (-)--FET----+----FET----+ コンデンサが満杯になれば左のFETをOFFして充電を止める。 コンデンサがある値以下になったら右のFETをOFFして放電を止める。 といったようなものを考えています。 コンデンサは最大で27V程度になり、最大で30Aくらいを流したいのです。 また、FETで放電を止めたときにコンデンサの電荷を出来るだけ減らしたくないので、リーク電流を少なくしたいのです。

  • mtld
  • ベストアンサー率29% (189/643)
回答No.1

maxDC30A で リーク電流=数uA程度 ドレイン漏れ電流ですね? 電流の大きな物ほどリーク電流も大きく 数mA前後ですね FETは小さくとも ヒートシンクは必要です SOPで数十A? これはdutyの小さい1%とかのパルス動作でしょう FETが小形ですと熱伝導が悪いですし放熱に工夫がいります 電力はPdで仕様が決まっており  Pd=ドレイン電圧×ドレイン電流 ドレインソース間電圧1Vで電流10Aなら10Wとなります 10Wの放熱は結構大変です カタログに載っていても手に入るかは解りません 殆どは入手不可能と思って下さい 販売店にあるものから選ぶしかありません 他はネットオークション

関連するQ&A