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【スペイン語】 !Naranja! の 意味
お尋ねします。 !Naranja ( de la China) ! 上記のスペイン語(口語)は、辞書によると「とんでもない」「ばかを言え」という意味らしいのですが、これはどのような理由によるものでしょうか? 直訳すると「中国(から)のオレンジ」といった意味でしょうから、何か理由があると思うのですが、よく分かりません。単純に「中国でオレンジなんか取れるはずがない」といった意味でしょうか? どなたかご存知でしたら、教えて頂けませんでしょうか。よろしくお願いします。
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別にスペイン語が得意なわけではないんですが、検索してみました。 次のサイトの右側のDatos personalesの記事からすると、むかし、中国産のオレンジというのはたいへんめずらしかったのでびっくりしたとき、このnaranjas de la Chinaという表現を使うようになったと書いてあります。 http://naranjas-china.blogspot.com/2007/05/europe-on-road.html また、次のサイトによるとこの表現は16世紀に遡るもので、この果物がはるか遠くの中国から来たとは当時の人はとても信じられなかったからだそうです。 http://www.manerasdevivir.com/foro/viewtopic.php?t=109505
いろいろ調べてみましたが納得のできる説明は見つかりませんでした。 以下は個人的見解も含めた「一説」とご理解ください。 *naranjaは昔、中国原産のものがアラビア人を通じてスペインに導入されたと言われる。 *スペイン南部(地中海沿岸)特にバレンシア地方で栽培され、スペイン人に欠かせないフルーツとなった。スペインは世界5大オレンジ生産国のひとつとなる。 *この過程でmedia naranja(伴侶、esposa o marido), naranjas(de la china)という慣用表現が生まれたものと思われる。 naranjas!は相手の言ったことを強く否定する(No,No, No)、no hay,驚き、不思議に思ったときに発せられます。(辞書の意味) ここからは私の想像を交えた見解: 地中海の温暖な気候の下で育ったオレンジは原産地中国のものより大きく甘い果物となった。一方遠い中国から届いたオレンジは形は小さく少し酸味があり人気がなかった。スペイン人にとってオレンジとはバレンシア地方のもの以外考えられず、店頭で品切れを起こすことがあってもnaranjas de la chinaなど考えられない(置かない)、そこでnaranjas de la chinaはno hay の同義語となり、また「そんなものはとんでもない」 「冗談言うなよ、そんなものある筈がないだろう」と意味が広がった。 或いは遠い中国産のオレンジなど手に入るはずがないので、?No hay naranjas(de Valencia)?, entonces, naranjas de la china? とないものねだりをする客に Ni naranjas de la china!と答えたのかもしれません。 これでは無責任な回答になるので海外の友人にも尋ねてみます。
お礼
ありがとうございます! 非常に参考になりました。 16世紀に遡るような言葉だったのですね・・・驚きです。日本で言えば、江戸時代以前の戦国時代でしょうか。。。 私は日本語のサイトばかり検索していたのですが、それが甘かったようです。これからは、他国のサイトもなるべく調べるようにします。そういうことを気付かせて頂いたことも収穫でした(それらを読みこなす力も必要ですが)。 【余談】ふと、日本語の慣用句にも、他国の果物など特産物の語句を使って「そんなばかな」といった意味をあらわす言葉があるのかもしれない、とも思いましたが、すぐには浮かびませんでした。