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人によって違うのでは?

良く恋愛相談などで、女性はこうだから○○だとか、 男性はこうだから○○だのような、 女性、男性を一括りにして行動を決めてしまっている方が多いですが、 あくまで、TVとかで統計が取れたから、 または、自分の周りの人がたまたまそうだったから程度の事だと思うのですが、なぜそこに確信を持ってしまう人がいるのでしょう? 自分もそういう内容を見ると、「これは合ってる」とか「これは違うんじゃないか?」とか思うんですが、まさにそんな感じです。 人によって「合ってる」「違う」っていうのが分かれるはずなんです。 人によって違うというのが分かっていながら、性別という分類で性格などを決めてしまうのはどこから生まれた確信なのでしょうか? 心理学的にはそういったことがどのように分析されるかを教えて頂きたいです。

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  • Diogenesis
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回答No.4

いわゆるステレオタイプ(stereotype)のことでしょうか。 ステレオタイプというのはもともと印刷に用いる鉛版のことですが, 著名なジャーナリストであったW.リップマンによって 紋切り型の認知・思考様式を指す用語として用いられ, 社会心理学用語としてもこの意味で流通しています。 外国のマンガに描かれる 「つり目で出っ歯で眼鏡をかけてカメラをぶら下げた日本人」なんていうのは 目に見える形のステレオタイプですね。 「日本人とはこういうものだ」とか 「女だからこうなのだ」といったように, 特定の社会集団に向けられたステレオタイプは 個別性を無視して差別や偏見を生み出す元凶として批判的に論じられることが多いようです。 しかしながら 対象の典型的な特長や平均的な反応についての情報を含むステレオタイプは, 本来,思考の経済と言うか,初対面のような情報の少ない場面において そこそこうまく対応する上で役に立つ指針となりうるものなのです。 その後,関係が深まっていく中でステレオタイプの役割は薄れていくはずなのですが, 外れない色眼鏡のようにそれが固定化されてしまうと むしろ関係の進展を阻害する要因になってしまうわけです。 ステレオタイプの背後にあって その形成と維持に関わる人間の認知特性として 外集団同質性バイアスというものが知られています。 自分の属する集団のことを内集団,自分の属さない集団のことを外集団と呼びます。 たとえば自分が女性なら男性は外集団, 自分がキリスト教徒ならイスラム教徒やヒンズー教徒や仏教徒や無神論者は外集団です。 このとき,内集団のメンバーには個別性を認めるのに対して, 外集団のメンバーは互いに似通っていて同質性が高いと判断される傾向があります。 「やつらはみんなそうなんだ」と考えがちだということで, これが外集団同質性バイアスです。 このような認知の歪みは多かれ少なかれ誰にでも生じるものであり, 非常に根強いものなので無くしてしまうのは無理な相談ですが, その存在を自覚しておくことは必要だと思います。

teala
質問者

お礼

ステレオタイプ・・・つまり良く知らない物に対して、 こうではないか?とか、平均的にはこうでは?という決め付けという ことですかね? >このとき,内集団のメンバーには個別性を認めるのに対して, 外集団のメンバーは互いに似通っていて同質性が高いと判断される傾向があります。 つまりステレオタイプと合わせて、 自分と深い関係、自分と同じような境遇のものには、 色々な境遇や性格を考慮した考えが出来るけど、 その逆の場合は、自分が今まで生きてきた中で考えたり、 感じたことを平均化したようなものだという考え方しかされないという感じですかね? となると、この性別の人はこうだ!と確信を持って言っている人は、 逆にその性別に対して深く知らないからこその意見ということですかね? みなさんの意見を聞く中で、 この性別の人は○○だ!ということに対して確信を持っている人は、 誤解もしくはあまり知らないのでは?という考えが心理学的にも大多数ということがわかって嬉しいです^^ もし心理学的にもその事に対して反論が出るのであれば、 質問を続けていこうと思っていたのですが、 自分の考えていたことを後押ししてくれるような意見が多数で、 自分の中でも考えがまとまりましたので、 ここらで質問を締め切らせて頂きます。 みなさんご回答ありがとうございました^^

その他の回答 (3)

noname#78753
noname#78753
回答No.3

心理学では、男女の違いは脳レベルで論じられるようになってきています。 最近ではこの本の理論が有名ですね。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140810343/hbjp-22 一般向けに書かれていますが、著者は本格的(?)な心理学者で、内容もしっかりしています。一読をオススメします。 そのほかにはジェンダー(社会的な男女の違いについての心理学の分野)への研究も昔から多様な研究があります(ありすぎてちょっとここだけで論じるのは難しいです)。 また、性格を分類できめる、というのも、心理学では、「この分類だからこういう性格だ」という考え方ではなく、「こういう性格や特徴だから、だいたいこういうグループに入る」と考えて、その人の性格の特徴をわかりやすくとらえるために行うものです。 血液型占いのように「○○型だから○○だ」と考えてしまうのは、その理論(心理学では「類型論」といいます)が一人歩きして生まれてしまった誤解です。 確信を持ってしまう人がいるのは…、「あーあ、騙されちゃった」ということでしょうか…そのためにとてもつまらない誤解がたくさん生まれているのは悲しいことですが。 参考になれば幸いです☆

teala
質問者

お礼

>最近ではこの本の理論が有名ですね。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140810343/hbjp-22​ まさに自分の考えていたことを心理学的に分析してる本があるんだなぁと 言うことに驚きました! 是非こちら拝読させて頂きたいと思います。 >また、性格を分類できめる、というのも、心理学では、「この分類だからこういう性格だ」という考え方ではなく、「こういう性格や特徴だから、だいたいこういうグループに入る」と考えて、その人の性格の特徴をわかりやすくとらえるために行うものです。 なるほど、分類から性格付けをしてるのではなく、いくつもある性格の中から分類が生まれたという考えですね! こういう逆からの発想というのは当たり前でありながら思いつきませんでした^^; >確信を持ってしまう人がいるのは…、「あーあ、騙されちゃった」ということでしょうか…そのためにとてもつまらない誤解がたくさん生まれているのは悲しいことですが。 こちらは他の方と同じで、確信を持ってる人は誤解しているという考えなのですね^^ みんなはもしや確信というのは裏付けがあるから仕方ない。という考えで、 この質問に対して凄い反論が来るかも?と思っていたので、 以外に確信を持ってる人は誤解しているだけだと思っている人が多いようでなんだか安心してしまいました。 回答ありがとうございます

  • a053049
  • ベストアンサー率20% (68/329)
回答No.2

環境にもよるでしょう。 女性の環境で育った男性は女らしくなるし 男性の環境で育った女性は男らしくなるし。 統計はあくまで傾向であって、一つのステータスでしかないです。 偶然、たまたまですよね。 同じ人間なんですから、いくら個人差はあっても ある程度は同じなんですから、偶然が必然になってもおかしくないのかな。 人それぞれなのは合ってます。 男だからこう、女だからこう。っていうのはあるだろうけど ただのパターンでしかないですよ。

teala
質問者

お礼

>男だからこう、女だからこう。っていうのはあるだろうけど ただのパターンでしかないですよ。 そうですよね。 私自身もそうと考えるのですが、 パターンとしての提示というよりも、 「この性別の方は○○だからこのようにするべきです」 といった内容のことが大手サイトのコラムなどにも普通に掲載されているため、 なぜそこに確証を持っているのかということに疑問を持ってしまいました。 回答ありがとうございます。

  • Dxak
  • ベストアンサー率34% (510/1465)
回答No.1

専門家ではないのですが・・・ 擬似科学 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%96%91%E4%BC%BC%E7%A7%91%E5%AD%A6 に、似たようなものでしょ TVの「血液型診断」と似たようなもの 「疑似科学者の傾向」のあたりを読めば・・・結構笑えます TVの言う話は鵜呑みにしないと言う話ね

teala
質問者

お礼

疑似科学ですか、初めて聞く言葉ではありましたが、 自分の疑問に対する回答としてかなり確信に迫った気がしました。 自分が正しいと思う心や、相手に対して攻撃の的を絞る・・・ そういう心理的な考えが関わって、 性別による分類という考えが出来たんですかねぇ^^; つまり、女性を批判する方は女性が嫌いなのかな? とも思うところもありますが、一概にそうとは言えないところもあって、 そこもまた難しいところです・・・。 いきなり、ここまで確信に迫られるとは思わず、 正直驚いています^^; 回答ありがとうございました。

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