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にゃんこ先生といいます。日本刀はなぜ曲がっているの?
にゃんこ先生といいます。 日本刀はにゃぜゆるやかな弧を描いて曲がっているのですか? まっすぐでもいいと思うのですが。 また、にゃぜ、弧の外側に刃があるのですか? 鎌みたいに、弧の内側に刃があってもいいと思うのですが。
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にゃんこ先生、こんにちは。 私はIDを見て、にゃんこ扇子かと思いました。 日本刀は、鋼を何回も折り返しながら作り、熱くなっている刀身を細長い水槽に入れて急速に冷やします。 そうすると、刀身は熱収縮するわけですが、刃の部分は薄くて背の側が厚くなっているので、質量の少ない刃の側は収縮が少なく、厚くて質量が多い背側が大きく収縮します。 刃と背の側はつながって一体となっているので、刃側より短くなる背側に刃の側が引っ張られ、反りが生じます。 刀身が長いほど刃側と背側の収縮差が大きくなるので、長い刀になればなるほど反りが大きくなります。 物理の法則からすると、日本刀の作り方では、反りが無く真直ぐな刀は造れないです。 反り具合は温度条件や鍛錬の仕方などで微妙に変化するので、刀匠でも水槽から出すまではどのように反るかはっきりとはわからないそうで、この段階で失敗作となるものも結構あると言います。 参考URL 日本刀の作成過程 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2148394.html
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思いの他、洋鉄ってすごいのよ。 つ^_^)つ http://www.ipros.jp/products/079480001/ ドイツの鉄もあなどれない。
- htms42
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切る刀か、突き刺す刀かの違いが出てきます。 反りのない刀は槍のように突き刺す形になります。ヨーロッパのフェンシングで見るような使いかたです。サーベルには反りがありますから振り回すような使い方になっています。 鎌で稲や草を刈ったことはありませんか。稲の束を左手で持って右手でぐい!と引く切り方です。中途半端に引くと引っかかってやり直さなければいけなくなります。武器としての利用には向いていません。硬いものに引っかかって手を離せば致命的です。武器を失うわけですから。 日本刀が細身で切れ味がいいのは鉄がいいからです。サーベルのように振り回さないのはよく切れるからです。中国には青竜刀のように幅の広い刀があります。重さを使って切る刀です。刃先の切れ味が悪いからです。 日本の鉄は「粗悪」だったのではありません。むしろ世界一と言っていいぐらい品質が良かったのです。普通の鉄鉱石ではなくて不純物の少ない砂鉄を使っていたというのが理由でしょう。鍛冶の技術の違いもあるでしょう。 鋼で出来た切れ味のいい(しかしもろい)刃の部分と軟鋼で出来た粘りのある背の部分とを合わせるという技術は世界にないものです。軽くて切れ味のいい刀が出来たのです。 硬くてもろいというのは鋼の性質です。鉄が粗悪であるからではありません。鍛造を繰り返していくことで炭素含有量を減らしていきます。木炭を使って製鉄をやったり鍛冶をやったりすれば鉄に炭素が入っていきます。現在の製鉄でも溶鉱炉から出たばかりのもの(銑鉄)は炭素の率が高いです。融けているときは流れやすく、固まると硬くてもろいものになります。この炭素を減らしていってしていろんな硬さのものを作っています。酸素製鋼というのは酸素を吹き込んでこの炭素を燃やして取り除いていると考えてもいいと思います。加熱と圧延を繰り返す回数が減ります。
- Scull
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初期の刀剣では「直剣」でしたので、強く折れない刀剣を求めるうちに「反ってしまった」のが歴史的経緯です。また、この緩やかなカーブが、力を逃がして刀身のダメージを低減した上に、抜き易く斬り易い形状となった為に「そのまま使われ続けた」のです。 ※これは現代の刀工が「偶然反らせてしまった」と言うのと意味が異なります。 過渡期的な日本刀として、諸刃で反りのある物、反りのある刀身の切っ先側だけ諸刃の物などが残っています。 なぜ鎌の様な形状ではないか。それは日本刀が生き残った事と逆の理由です。つまり、力が刀身に「残る」、ひずみ、ストレスの原因になる為にスタイルとして「生き残れなかった」のです。 どうして鎌のようではいけないか、これは実際に鎌で稲でも刈ってみて、それと木刀での素振りをしてみれば解消する疑問だと思います。どちらが武器として使い易いか。
お礼
みにゃさま、丁寧なご回答ありがとうございます。 たいへん、納得いたしました。 反り具合にも、微妙な度合いがあるのですね。
- opechorse
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歴史的な観点からは、 大昔、古墳時代では刀は剣(つるぎ)と呼ばれて、まっすぐで両刃のものでした。 時代は下って平安時代から源平合戦のころにかけて、いくさが、馬上での斬り合いに変化して言ったときに、馬上から地上を切るために切先を伸ばす必要があり、抜きやすいようにするため段々弧を描くようになり剣から太刀に変化していきました。 このときに峰の刃が必要なくなり、強度も確保するためにも片刃になって行きました
一応、補足おいときます。 いくら名工でも水に入れただけで鋼とやや硬い軟鋼を作るのは不可能です。そんな事したら元と先の品質が変わってしまいます。 一方だけ土を被せて冷却を遅らせます。 刃先を作るのは砥ぎ師の仕事ですね。 刀匠は、鋼を何重にも重ね合わせ、先端を鋼、横や上を軟鋼にし、 粗悪な日本の鉄で折れず、曲がらない素材を作りあげます。 (複合材) 加工方法で、一方の温度だけを上げると反ります。 この方法だと背中も鋼になってしまい、折れてしまいます。 匠は、そんな単純な仕事はしていません。
力が1点に集中するからですよ。 つ^_^)つ
- myeyesonly
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こんにちは。 焼きの入れ方のせいでしょう。 つまり「曲がった刀が欲しい」という要望が先にあったのではなく、「丈夫な刀を作ったら曲がってしまった」ので、それに合わせて独特の刀術が発展したのが日本の剣術ではないかと。
>鎌みたいに、弧の内側に刃があってもいいと思うのですが… 鎌は外から手前に向け用います、この時刃が弧の外に向いていると切る物が逃げてしまいます。 既にご指摘のあるように弧の外側に刃があれば切った後手前に刀を抜けます。 鎌のような形状だと相手と接触した部分を完全に切断しない限り刀は抜けません。相手が一撃で死なないと、突き刺されます。 無反りの名刀も少ないとはいえかなりあります。 なおこのような質問は「歴史」カテで頻繁に論じられていますので、そちらのご意見もどうぞお聞き下さい。
- ahohdori
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日本刀はにゃぜゆるやかな弧を描いて曲がっているのですか? →腕を上から下へ下ろす時には「弧」を描くでおじゃるんよ。 だから、その角度に準じたのでおじゃる。 解ったで汚JALか? 鎌みたいに、弧の内側に刃があってもいいと思うのですが。 →「諸刃の剣」ということわざを知らぬでおじゃるな、もしかして。 「もろはのけん」で辞書を引いてみるでおじゃれ。 風邪大左衛門は教えんで汚JALよ。風邪写しちゃスマンで汚JALからな。
- NAZ0001
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普通の文章を書いた方が、好感度は高いでしょう。 日本刀の弧は、焼き入れをしたときに自動的につくものですが。 切ったときに、刃の当たった応点が重心より後ろになることでの刃の向きの安定をはかる事と。相手を突いた/抜くときに、歯の入っていない方が抵抗になりにくいからというのが理由です。 簡単に言えば、切りやすく突きやすくです。
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お礼
みにゃさま、ありがとうございました。