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ペプチドの問題
グリシンとアラニンを縮合重合して得られた分子量約10万のポリペプチド0.4gを分解し、発生したアンモニアを0.1mol/リットルの硫酸水溶液50ml吸収させた。未反応の硫酸を中和するのに、40mlの0.1mol/リットル水酸化ナトリウム水溶液が必要であった。 (1)発生したアンモニアは、何molか。 (2)すべての窒素原子がアンモニアになったとすると、元のポリペプチドを構成する単位のうちで、グリシンに由来する単位の数は全体の何%になるか。有効数字2桁まで求めよ。ただし、ポリペプチドの末端部分の量はわずかなので無視してよい。 という問題が自分の問題集に入っていました。 (1)は難なく分かり、(2)が分からなくて解答を見ました。 解答では、NH2-CH-COOH | R→(CH2)×α | H ただし、 ・アルファベットの添え数字はその原子数(例:-CH3⇔メチル基) ・αは、 α=m/m+n、←-(アラニン)×m-(グリシン)×n- ⇔[-NH-CH-COO-]×(m+n) | (CH2)×α | H (図がずれてしまうかもしれないので、言葉でいいますと、α-アミノ酸の側鎖-Rの、つまりアラニンのメチル基のCH2にαをかけている) として、400/57+14α=6 からαを求め、α=0.69⇔アラニン69%、グリシン31% といった解答でした。 どなたか説明できる方がいらしたらお手数ですが、説明をして頂きたいです。なぜ, このα=m/m+nをCH2にかけて割合を出せるのかがわかりません。よろしくお願いします。 (即投稿されても返信は明日となります。すいません。)
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- nious
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#2です。 解答の式とよく似ていますが「平均分子量」の考え方を使っても簡単に求められますね。 ここでは、(平均分子量)=「(分子量)*(モル分率)」の総和、を使います。 するとグリシン単位のモル分率をxとすればとアラニン単位のモル分率は1-xになるので、 構成単位の全物質量=0.4/{57x+71(1-x)}=6.0*10^(-3)mol → 400/(71-14x)=6、x=0.31になりますね。
- nious
- ベストアンサー率60% (372/610)
(1)はそのまま計算して、NH3=6.0*10^(-3)molです。 (2)少し冗長ですがもっと分かり易い考え方で説明します。 ペプチドを構成するグリシン単位を「-HN-CH2-CO-」 アラニン単位を「-HN-CH(CH3)-CO-」とします。(予めH2Oを取り除いています) 条件からこのポリペプチド0.4gは、 「総和が6.0*10^(-3)molのグリシン単位とアラニン単位の混合物」 と見なす事ができますよね。 グリシン単位の物質量をx(mol)とすれば、末端のH2Oは無視できるので、 (グリシン単位の質量)+(アラニン単位の質量)=57x+71*{6.0*10^(-3)-x}=0.4g よって、100x/{6.0*10^(-3)}=31% になります。
お礼
ようやくわかりました!! niousさんの解法のほうが手持ちの解答よりもわかりやすかったです。 ありがとうございました。
- beatzone
- ベストアンサー率0% (0/10)
参考程度に見ていただければ幸いです。 グリシンとアラニンの構造を考えると CH2の分だけアラニンのほうが分子量が多いのがわかると思います。 グリシン⇒CH2-NH2-COOH アラニン⇒CH(CH3)-NH2-COOH そこでα(アラニンの含まれる割合)にCH2(分子量14 アラニンと グリシンの差) をかければどれだけCH2の分だけ多いもの(アラニン)が含まれていたかがわかるということだと思います。 ちなみに、57はグリシンとアラニンに共通する分子量(NHCHCOO)の部分です。 がんばってください。
お礼
ありがとうございました。 ただ、「どれだけCH2の分だけ多いもの(アラニン)が含まれていたか」ということも自分も考えたのですが、そこがイマイチピンと来ません。感覚的にはそのような気もするのですが… 実力不足ですいません。
お礼
なるほどです。もしかしたらこっちの方が感覚的に使いやすそうですね ありがとうございました