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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:平安時代の古記録中の『度者を賜う(給う)』とは?)
平安時代の古記録中の『度者を賜う(給う)』とは?
このQ&Aのポイント
- 平安時代の漢文の古記録を読んでいて、わからない言葉の一つが『賜度者(給度者)』です。
- 『賜度者』は、天皇や皇族などに対して修法や読経などを行う僧侶に与えられるご褒美のことを指します。
- 具体的な意味については古語辞典には載っていないため、仏教用語ではない可能性もあります。
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度者を給う、の「度」とは、旺文社の古語辞典によれば 「仏門に入って出家受戒すること」 です。また新明解漢和辞典によれば「度」とは「僧の許可証」の意味があります。つまり得度者とは、僧の許可証を得た人、というほどの意味です。因みに、当時の僧は国家公認です。公認されていない僧は私度僧といい、禁止されていました。 なので、度者を賜う、とは、僧の免許を各宗派に与える、というほどの意味になります。 参考urlによれば、大抵は初日か末日に行ったと『雲図抄』にあるようですね。
お礼
ご回答、有難うございます! なるほど、当時は髪を剃り落とし僧の衣をまとって修行に励んでも、朝廷の許可が下りない限りは正式な『僧侶』ではなかったのですね。参考URLを見ると、季の御読経の最終日に『賜度者』とありました。各寺に身を寄せる『僧見習』のようなものがいて未公認の状態であるので、この読経会のご褒美にそれらの者達を正式に公認してあげよう・・・という意味なのでしょうか。