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企業年金について(確定給付年金、適格年金)
- 私は現在勤めている会社(A社)から、B社に転職することになりました。企業年金の移行手続きで困惑している点があります。
- 確定給付年金を確定拠出年金に移行することは可能なのでしょうか?移行する場合の影響も気になります。
- 厚生年金問題で年金が減ってしまうこともある中、将来を考えて損のない手続きを行いたいと思っています。
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A社で加入している確定給付年金は、企業年金によるものと推定します。一時金か年金受給権年齢に年金基金の裁定請求するようにということでしょう。転職先のB社は適格年金制度ですので、仕組みが異なり、A社にある質問者様の年金資産を移行することができません。 これが質問1の答えとなります。 次にB社で採用する予定の確定拠出年金は、年金の基礎額を会社が用意するから、運用は自分で行うことです。確定拠出年金の委託先の信託銀行等が用意した金融商品に自分で選択しますので、運用の結果の損得は自己責任です。つまり、空白期間の損得は? というのが質問2の回答です。B社の規定により、確定拠出年金への加入期間に対応する年金の基礎額をどのような結果(運用益を稼ぐ)かは、限られた金融商品の中とはいえ、自分で取捨選択し、自由に変更できるからです。 ご承知のとおり、確定拠出年金は、掛け金が一定の年金であり、確定給付年金は、受給額が一定であることを前提とします。 確定拠出年金の資産配分により、元本保証の定期預金から、リスクの高い投資信託や外債のものまであります。 一方、確定給付年金は、将来の受給額を固定しますので、経済環境により、今後の受給額が減少する可能性も多くあります。 将来の年金を自己責任で賄うという意味では、確定拠出型の方が自分の選択するポートフォリオである程度稼ぐこと(将来の年金基礎額を増加させること)が可能です。ただし、勤務中にそれほど頻繁に商品の乗換えが、月に1度とはいえできるかどうかは別問題です。仕事が忙しくなると、商品の変更はなかなか放置し、ここ1ヶ月の間の株式市場の下落も、自分自身ではなんらの手を打てていません(確定拠出型年金を採用している企業にいます)。 A社も企業年金がある大きな企業だったと思いますし、B社も確定拠出年金を採用している、優良な企業と思います。 会社で備えている年金制度では不足であるとお考えであれば、保険会社の年金商品や、信託銀行の投資信託などを長期間でお考えになり、積み立てを行うことをお勧めします。
お礼
ご丁寧な回答有難うございました。 自分なりに金融商品について勉強したいと思います。