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和歌の修辞法の問題についておしえてください!!
和歌の修辞法の問題について教えてください( TДT) 次の問題の「世とともにもの思ふ人は夜とてもうちとけて目のあふときもなし」の「目のあふときもなし」の和歌の修辞法を説明しなさいとあるのですが、よくわかりません。どなたか教えてください( TДT)
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和泉式部日記ではないですかね? これは、歌の前の文脈を読みこなして、帥の宮から和泉式部への和歌の内容を先に解釈しないと、掛詞も分からないようにできています。 これは、和泉式部が今日来てくれと宮に催促した手紙を、手違いから宮に無視されて、2、3日遅れてやってきた宮に面会したとき、スネて、寺参りの為の精進潔斎にかこつけて、宮を屋敷内に入れはしたものの、会ってやらなかった・・・まあ、つまり・・・ヤらせてあげなかった翌朝に、宮から、恨み言を述べる後朝(きぬぎぬ)の歌が届くんですね。 その歌の内容が、「まあ、仏道精進だかなんだか知らないが、こんな色道も俺は聞いたことがないね、逢っても逢わないで(せっかく女のところに訪ねていったのに、ナニもしないで)夜を明かすなんてね。ありえねー」というもの。 その歌を受けての返歌がこれなのです。 「あなたは、女(妻)に逢えなかった、と言って嘆きなさるが、私なんて、日頃からずっと物思いばかりしているので、夜だからといって瞼を合わせてぐっすり眠る時もないんですよ」という意味の歌です。 この後に、「だから、私にとっては、ナニもしないで夜明かしするなんてことは、別段珍しくもないことなんです」という添え書きがあります。 結論を言えば、 「目のあふ」が、 「目の合う(瞼が閉じる)」と、 「妻(め)に逢ふ(女との逢瀬を楽しむ)」との、 「掛詞(かけことば)」 ということになります。 ちなみに、ここで和泉式部が言っている「物思ふ」の「物思ひ(悩み事、気の晴れないこと)」とは、帥の宮の兄で、元恋人だった、弾正宮との死別を指しています。 また、暗には、期待したほど熱烈には愛してくれない帥宮への不満も、何かにつけ、「物思ひ」の種にはなっているでしょうから、そのあてつけの言葉とも取れます。 恋人の弾正宮に死なれて、寂しく喪に服している時に、弟(しかも同母)の帥宮に言い寄られ、戸惑いながらもその愛を受け入れたのに、帥宮は思ったよりもまめに通っても来てくれないので、和泉式部もちょっと拗ねているんですね。 寺参りに行く、と言っているのは、表向き、亡き弾正宮の供養の為ですが、帥宮との新しい恋に少々失望して、心の整理をつけるために行ったのか、あんまり私につれなくすると、寺籠もりをして出て来なくなるか、最悪、出家するかもよ、と、帥宮を牽制しているのかもしれません。
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- miirumatsu
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>まだわからないものがあるので、聞いてもいいでしょうか?? とのことですが、私に分かるものであればお答え致します。 とはいえ、ここで延々と2者間のやり取りを続けるのは、このサイトの趣旨に反しているような気がしますので、別件で質問を立ててください。 自分の専門分野の質問には、まめに目を通すように心がけていますので。 それに、他の回答者の方からも、有効な回答が得られると思います。
お礼
わかりました、ありがとうございました。今新しく質問たてたので、みてくださると助かります。・゜・(ノД`)ヽ(゜Д゜ )ヨチヨチ
補足
次に聞きたいのはこれです 古文の解釈について教えてください(伊勢物語)。・゜・(ノД`)ヽ(゜Д゜ )ヨチヨチ 質問者:nyanjii むかし、左兵衛の督なりける在原の行平といふありけり。その人の家によき酒ありと聞きて、上にありける左中弁藤原良近といふをなむ、まらうどざねにて、その日はあるじまうけしたりける。なさけある人にて、かめに花をさせり。その花のなかに、あやしき藤の花ありけり。そのしなひ、三尺六寸ばかりなむありける。それを題にてよむ。よみはてがたに、あるじのはらからなる、あるじしたまふと聞きて、来たりければ、とらへてよませける。もとより歌のことはしらざりければ、すまひけれど、しひてよませければかくなむ 咲く花の下に隠るる人多みありしにまさる藤のかげかも 「などかくしもよむ」といひければ「太政大臣の栄華のさかりにみまそがりて藤氏のことに栄ゆるを思ひてよめる」となむいひける。(1)みな人、そしらずなりにける。 とあるのですが(1)みな人、そしらずなりにける。 はわたしは、皆が争わなくなったと思ったのですが、どうして和歌を読んだらこうなったのかいまいち理解しきれていません。 アドバイスお願いします。・゜・(ノД`)ヽ(゜Д゜ )ヨチヨチ
- miirumatsu
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1番の者です。 喜んで下さって嬉しいです。 古文の読解のための助言を、とのお言葉なんですが、残念ながら、画期的なことは何も申せません。 ありきたりなことしか言えなくて恐縮ですが、学問に王道なし、とお心得下さい。 ・読解といっても、文法の理解が基本です。 助動詞の意味と用法をおさえ、確実に識別ができること、敬語法をマスターすること。 ・古文単語をマスターすること。 文系なら500語は・・・。 これが入っていないと、古文はいつまで経っても「外国語」です。 ・文学史と古典常識を疎かにしないこと。 文法をおさえ、単語も覚えたのに、どうしても得点が伸びない人の原因は、まずこれ。 文学史と古典常識の素地が、全く(非常識なまでに)ない、ということがあります。 たとえば、説話などであれば、万人に分かるように平易に叙述してあるのが当たり前ですが、今回の「和泉式部日記」などのように、日記文学などであれば、「誰にも分からないように」書いてあって当たり前なのです。 あなたに分からないのと同様、他の受験生にも分からない。 そこで、自分だけ得点を得て合格しようと思えば、他の受験生に抜きん出て、出題文献の基本的情報を、文学史的知識から前もってインプットしておかない限り、到底太刀打ちできません。 何も、出そうな文献全部読め、と言ってるのではないのです。 文学史の教科書や、参考書に書いてある程度のことで良いので、この文献にはどういう人物が出てきて、どういう人間関係で、だいたいどういう話が書いてあるのか、という程度のことを予習した上で、模試などで「ああ、蜻蛉日記ね、今度はどんな夫婦喧嘩の話かね」くらい、思いあたらないといけない、ということなのです。 とにかく、授業や講習会、模試などでぶつかった文献は、いちいち、文学史のテキストでおさらいしてみてください。 半年もやっていれば、相当な数の文献の基礎知識が頭に入っているはずだし、二度三度と繰り返し出てくる文献については、ああ、この話、と、思い当たるようになっているはずです。 授業中に教師の話す古典常識的内容を、余談が始まったとばかりに聞き流さずに、じっくり聞いて、メモも取ってください。 たとえば、上記の解説を読んでいて、「後朝の歌」とは何かとか、男が女のもとへ通ってくる「通い婚」の風習とか、性に比較的おおらかだったこの時代においても「同母の兄弟」と契る、ということが、社会的にどういう意味を持つのか、といった「常識」がなければ、深く読みこなすことも、得点に繋げることも、なかなかできません。 古典といっても、同じ人間が書いた文学作品です。 難解だ、読みこなせない、などと構えずに、この女がどうしてこんな歌を返したのかなあ、どういう心理だったのだろう、と、一つ突っ込んで考えて、理解しようとしてみてください。 古文が好きになれば、古文の学習は苦でなくなり、得点も飛躍的に伸びてきます。
お礼
なるほど、すごく納得できました。すごくすごく参考になりました!! ( TДT) ☆☆地道にやるしかないのですよね!!あと何度もすみません、まだわからないものがあるので、聞いてもいいでしょうか??ヽ(´Д`;)ノアゥア...
お礼
ありがとうございます!!!!!( TДT) ☆☆(大感激) すいません。「和泉式部日記の和歌」と書かなかったのに、わかってくださってビックリそして感謝感謝です( TДT) なるほど~掛詞だったのですね~。 なんかどうやって古典は勉強したら内容読解などができるようになるのでしょうか。アドバイスくださると嬉しいです。( TДT)