- ベストアンサー
元日に合う和歌はありませんか?
昔の人の書いた今に伝わる和歌で、元日に詠んでも問題の無いような和歌はありませんか? 優雅で美しい和歌を探しているのですが、なかなか見つからなくて困っています。 詳しい方がいらっしゃいましたら、教えていただけませんか? *著作権の問題上、作者の死後50年たっている和歌でお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
大伴家持の和歌もメジャーですが、こんなのはどうでしょう。 *あたらしき年の始にかくしこそ ちとせをかねてたのしきをつめ 古今和歌集・巻第二十・大歌所御歌 新しい年の始めに、こんなふうに御竈木(みかまぎ)を積み上げるように、千年の繁栄を想い描いて楽しみを積み重ねよう。 *新しき年のはじめに豊の年 しるすとならし雪の降れるは 万葉集・葛井諸会 あらたなる年のはじめに降る雪を見て「これは豊年になる端兆だぞ」と詠んだ、希望に満ちた歌です。
その他の回答 (2)
- kyouzaiya-k
- ベストアンサー率66% (199/301)
「降る雪や」ではなくて「降る雪の」ですね。 失礼しました。 それ以外の表記は、教科書など学校教育で普通使われているものです。 原文は万葉仮名ですから、これが正解というものはありませんが。 一応、岩波大系本(旧版)から原歌を転記しておきます。今度はちゃん と校正します。 新 年乃始乃 波都波流能 家布敷流由伎能 伊夜之家餘其騰
- kyouzaiya-k
- ベストアンサー率66% (199/301)
新しき年の始めの初春の今日降る雪やいや重け吉事 大伴家持 (あらたしき としのはじめの はつはるの きょうふるゆきや いやしけよごと【現代仮名遣い】) 万葉集の最後に置かれた歌です。著作権が切れて(当時在ったらの話ですが)千数百年たっています。 「新しい年の初めの初春の今日降る雪の、ますます降り積もるように、よいことよ、ますます重なってくれ」の意。
お礼
回答ありがとうございます。 色々検索をかけたところ、 『新しき年の初めの初春の今日降る雪のいやしけ吉事』 のようですね。 とても綺麗な歌ですね。気に入りました。
お礼
回答ありがとうございます。 古今和歌集の巻第二十、いいですね。 万葉集より古今集の方が和歌として完成されているので、いいかもしれません。 巻第二十ですと、確か高野切れにある歌ですよね。 ありがとうございます。大変参考になりました。