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夜の恋に寄せて 心揺れる和歌を初めて作ってみました
- 私は初めて和歌を作りましたが、恋の歌というテーマで挑戦しました。
- 作った歌は、夜に逢瀬を重ねる恋人の切ない想いを表現しています。
- 特に「伽羅のにほい」という香りにこだわり、独自の表現を試みました。
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質問者が選んだベストアンサー
反歌ですね。 私も長歌というのは形式を知っている程度で、実際に作ってみたことがあるわけでも詳しい資料を持っているわけでもないので、ご期待に添えないとは思いますが、 ------ はん‐か【反歌】 長歌の後によみ添える短歌、まれに旋頭歌せどうか。長歌の意を反復・補足し、または要約するもので、1首ないし数首から成る。かえしうた。 [株式会社岩波書店 広辞苑第五版] ------ ですね。 小説の応募原稿に粗筋を書いたものを添付するようなものだと、私は思っているのですが。 で、前回書いたように長歌には「"原則として"反歌がつく」とも書いてありまして、私はそういうものなのだと思っていましたのでそのように紹介したわけですが、 ・・・ 相手の女性に見せてオシマイ、程度で終わらせる軽い設定ならば(詠み手が光源氏のような、才能豊かで有名人物だというのだと手抜きはできませんがそうでないなら)、どうなんでしょうね。俳句には季語が必要だ、というほどガチガチのルールなのかどうかまではわかりません。手抜きして、反歌を付けないでもいいのかも、です。 ただ、・・・ 私も趣味で小説を書くので気になるのですが・・・ 手を抜く場合、読者から「この筆者は反歌を知らないのだ」と思われないような工夫(例えば相手の女性が「反歌がないわ」と呟き、男が「遊びだからね」と答えるなど)が必要になるかもしれません。 ちなみに、「田児の浦ゆうち出でて見れば真白にそ不尽の高嶺に雪は降りける」は「不尽山(ふじのやま)を望(みさ)くる歌」という長歌の反歌だそうです。 もとの長歌を捜してみましたが見つかりませんでした。検索がうまい人ならインターネット上で見つけるかもしれません。 くどいですが長歌は万葉集に多い・・・ というか、手持ちの事典によれば、古今和歌集には5首しかなく、万葉集でほぼ終わった形式だということになっています。 書いてないですけど、おそらく新古今和歌集クラスになると、もうないんじゃないですか。 素朴なものはどうかわかりませんが、歌集に載るようなものは枕詞や縁語、掛詞などの技術を駆使するらしく、それだけ難しい詩形で手に負えなくなったようです(あくまでも私の推測です)。 私は基本的に調べませんが、ウィキペディアあたりにはもっと詳しく書いてあるかもしれません。
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- fujic-1990
- ベストアンサー率55% (4505/8062)
私は理屈っぽい人間なので、すみませんねぇ。 再質問を拝見しました。なるほど、考えがあっての長歌形式だったのですね。 でしたら、形式についてはくどく申しませんが、「反歌」がないみたいです(長歌には原則的に反歌が着きます)ので、その点を確認をなさってください。(私が反歌に気がつかないだけならごめんなさい) 驚いたのは、デートだったことです。(で、優先的にこちらに触れます) でしたら、夜が明けてから帰るのでもいいのかもしれませんが、逆に「しのぶ」という言葉はおかしくないですか? ふつう、「しのぶ」恋というと、相手にも言えない片思いか、他人から隠さなければならない禁断の「もろ恋」で、悶々としながら耐えることだと思います。 しのぶれど、いろに出にけり わが恋は・・・ というのがありますが、公然とイチャつける関係で、一体なにをしのぶのか・・・ 。 源氏物語時代は「妻問い婚」だったようですので、男との交際が世間に知られても女性が「ふしだらだ」と思われない状態なら、世間的には「結婚が成立している」状態なのではないでしょうか? だとしたら、離れ難いなら帰宅せずに、連泊してもよかったのではないかと・・・ 。 私がそう思うだけで、ホントに連泊していたのかは不明ですが、習慣として、女側の親が、「帰さないぞ」という意志表示として男の下足などを隠す習慣があったようです。 公然たるデートに合う適切な言葉を、とのお尋ねですが、日本にはつい最近(明治)まで、上流階級の未婚の男女がデートをする「習慣」はなかったようです。比較的自由な庶民でさえ、新婚旅行は坂本龍馬をもって嚆矢とするようです。 源氏物語あたりにも、訪ねて来なくなった男(夫)を待って苦しむ女は描かれていますが、女が積極的に家から出たり、男の家を訪ねるということは書いてなかったと思うので、たぶんデート的な行動が存在せず、したがって言葉もないと思いますけどねぇ。 私が不勉強なだけかもしれませんが、思い当たりません。 > 時代背景を考えると多分夜が明けてからというのは恥に繋がるのでしょうね。 上に書いたように、世間的に結婚が成立していればいいのではないかと、思いますけど、夜が明けてから堂々とという話は見た記憶がないですねぇ。ありましたっけ。
補足
再回答ありがとうございます。 >「反歌」がないみたいです(長歌には原則的に反歌が着きます)ので、その点を確認をなさってください。 すみません、完全なる勉強不足です。 反歌とは何でしょうか。自分自身でももちろん調べてみたいと思いますが、そう言ったルールがある事を全く知りませんでした。 習慣がないのでは「デート」に見合う言葉が調べられず、というのは仕方ないのかも知れませんね。 表現的に違ったとしても「逢瀬」と使って行こうかなと思います。 偲ぶ=片恋・禁断の恋なんですね。 こちらも勉強不足です。 相手に会えない時間を悶々と過ごしているという状態を表現したかったのですが不適切だったようです。 私も源氏物語で歌や時代背景を参考にしましたが、確かに夜が明けてから帰る、もしくは女性側が帰すというのは(六条の御息所の部分で)恥ずかしいことだと言う記憶があります。 明け方、まだ夜が明けない内の表現をもう少ししっかり探してみます。 丁寧な回答をありがとうございます。 御指導いただいた内容を検討しつつ、もう一度調整していきたいと思います。 また、一度目の回答でいただいた即興の一首、非常にキレイな歌だと思います。機会があれば参考にさせていただきたいと思います。
- あずき なな(@azuki-7)
- ベストアンサー率16% (1961/11742)
この世をば わが世とぞ思う 望月の 欠けたる事も 無しと思えば
- fujic-1990
- ベストアンサー率55% (4505/8062)
会社でコーヒーを飲みながらで恐縮ですが。 まず、時代や環境でいろいろありますが、たとえば平安時代以降の小説の中に和歌を入れたいということなら、57577の三十一字タイプになさったほうがいいでしょう。 質問者さんのは長歌に近いですが、長歌はたいがい七七で締めますので、その歌はちょっと苦しいです。 信念をもってその字数になさるのならいっこうにかまいませんが、知識としては、長歌タイプは平安時代以降あまり登場しないこととを知っておかれたほうがよかろうと思います(万葉集時代に多い)。 『歌の流れ』としてお書きのことは実に良いと思いますが、私としては歌に使われる言葉が、「流れ」にそぐわない気がします。 たとえば、逢瀬(男女の密会ですよね)という前提で考えると、「宵」も「夜のほどろ」もふさわしくない気がします。 宵と言えば、まだ人々は起きていますし、夜のほどろと言えば、早い人は起きだしています。 さらに、夜のほどろに逢瀬の場所を立ち去ると、帰路は完全に夜が明けています。朝帰りが明明白白。 評判になってもいい密会?ならそれでもいいのですが、私の感覚では、他が寝静まってから訪れ、起きださないうちに帰るものですから。 前段部についてでもまだ書き足りないのですが、仕事もあるので、気が向いたら夜にでも。 あ、間に合わなかったり、書き忘れたりすると悪いので触れておきますと、「匂い」なら「にほひ」です。が、伽羅なら「香か薫」で、仮名なら「かをる」のほうがよいかもしれません。 即興で一首 (57577のサンプル) ひとときは くもにかくれよ よわのつき おもひあかりに おうせへのみち (誰かに見られるとまずいので、一時雲に隠れておくれ、夜半の月よ。私は月明かりではなく、彼女への想いを明かりとして逢瀬への路を歩いていくことにしよう)
補足
回答ありがとうございます。 非常に細かいご指導をいただきましてありがとうございます。 最後は7・7で締めたつもりですが形にあいませんか? 本当にまだよく判っていないのでそのあたりも教えていただけると助かります。 また「逢瀬」=密会なのですね。 普通に現代風に考えるなら「デート」という考えでしたので。他にふさわしい表現はありますか? 歌は密会ではないです。 が、その時代にはそのような考えはないのでしょうか? 人に知られても構わない付き合いと考えております。 また、時代背景を考えると多分夜が明けてからというのは恥に繋がるのでしょうね。 もう少し時間的なものを考慮して行きたいと思います。 もし、他にいい表現があれば教えてください。 長歌が万葉集以降使われない事はなんとなく知っていましたが、やはり字数の関係上長歌として作りたいと思っています。 お仕事中の回答本当にありがとうございます。 御迷惑でなければ、お仕事が終わられてからのご返答も頂けると助かります。
- banzaiA
- ベストアンサー率16% (100/595)
和歌作成の経験はないのですが、よろしいか? 長歌形式ですよね。五七五七七の短歌形式ではなくして。 短歌で言うと、「しのぶ」「待ち焦がれ」は同意なので重複だろうと思いますが、 長歌ではそのような表現もあったやに思いますから、それでもいいのでしょうね。 「逢瀬かさねつ」は、今風にいうと「何回となくデートを繰り返した」っていう意味にならないのですかね。 専門家ではありませんので、間違っていればごめんなさいね。
お礼
回答ありがとうございます。 長歌と短歌の違い御指導ありがとうございます。 >「逢瀬かさねつ」は、今風にいうと「何回となくデートを繰り返した」っていう意味にならないのですかね。 そういう感じで考えているのであっているならこのまま使いたいと思います。 また、他にもいい表現があれば教えて下さい。
- Willyt
- ベストアンサー率25% (2858/11131)
いきなり長歌とは畏れ入りました。私は理科系人間で詩歌には不調法なのですが、一つだけ。 にほひというのはおかしいと思います。にをいじゃないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 他の表現等も考えて行きたいと思います。
補足
はい。ありがとうございます なおさせていただきます。
- stardustxx
- ベストアンサー率0% (0/1)
57577の31音が和歌の基本ではないですか!?
お礼
回答ありがとうございます。表記違いでした。 長歌のつもりで作りました。 何か他にも気付いた事があればご指摘いただけると有り難いです。
- あずき なな(@azuki-7)
- ベストアンサー率16% (1961/11742)
和歌なのに七五調になってないのは何故? あぁ額田王に会いたいです
お礼
さっそくの回答ありがとうございます。 表記違いでした。和歌ではなく長歌で作りたいのですが、最後5・7・5~繰り返し7・7で締めるという形にしのですが、間違いでしょうか?
お礼
度々の質問返し、とても丁寧な回答をありがとうございます。 返歌については設定上必要のないものと判断できましたので今回は省きたいと思います。 季語や枕詞、掛詞なども駆使しようと思いましたが難しすぎて逆におかしくなってしまったという事もあり諦めました。 今回の回答を参考にさせていただいたうえで改めて練り直しをしたいと思います。 本当にありがとうございました。