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鎌倉時代の1310年に成立したといわれる「夫木和歌抄」(ふぼくわかしょ
鎌倉時代の1310年に成立したといわれる「夫木和歌抄」(ふぼくわかしょう)に鎌倉時代中期の歌人、藤原為家の次の和歌が収録されています。 「あしひきの山のかけぢのさるなめりすべらかにても世をわたらばや」 さるなめり=百日紅だといわれておりますが、この和歌の正しい意味を教えていただけませんか? よろしくお願いいたします。
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「さるなめり」をキーワードに検索すると、けっこうこの歌に言及したサイトがあるようです。 私は今、ちょっと多忙モードなので、申し訳ありませんが、ご自分でそれぞれのサイトをのぞいてみてください。 http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GGLL_jaJP313JP313&q=%22%e3%81%95%e3%82%8b%e3%81%aa%e3%82%81%e3%82%8a%22 古語辞典をひいたところでは「かけぢ」は「けわしい山道」もしくは「けわしい崖(がけ)」 「世をわたらばや」の「ばや」は希望を表す終助詞なので、「世を渡りたい(世の中で暮らしていきたい)」です。 「すべらかにても」は古語辞典に「滑(すべ)らかす」という動詞が載っていて「すべらせる」という意味なので、「なめらかに」というか「円滑に」というか、トラブルなしにうまくという様な意味でしょう。
お礼
ご多忙モードの中、迅速かつ丁寧なご回答をいただきありがとうございました。 後半部分「古語辞典をひいたところでは・・・」以降の説明で十分に満足いたしました。 本当にありがとうございました。