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ボールドウィンの外交について
ボールドウィンは共産主義浸透防止のため英独海軍協定でドイツを利用した、と学んだのですが、 ・そこまで共産主義がだめだったのはなぜですか? ・当時のドイツって全体主義(ですか?)全体主義ならかまわなかったのですか? またアトリーの重要産業国有化って共産主義的な政策じゃないんですか? 簡単にでいいので返信お願いします。
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noname#106175
回答No.1
専門家じゃないですけど、受験時代に世界史が好きだったので、気になり回答させていただきます。 共産主義を採用している国では、労働者階級が政権を握り、すべての財産は国の管理下におかれ、私有財産は認められないことになっています。 ところが、資本主義を採用している国では、政権の座に近いのは資本家(=お金もち)ですよね。当時の資本家からしてみれば、ソビエト=ロシアの影響が自分たちの国に及んで共産主義体制が確立すれば、自分たちの財産が国に没収されるかもしれないのですから、共産主義が怖いわけです。 英独海軍協定を結んだ当時、ドイツはヒトラー率いる全体主義国家でしたが、全体主義は反共産主義をうたっていました。そこで、共産主義ソビエト=ロシアの防波堤として、イギリスはドイツを利用したのです。 もちろん、この考えは誤りでした。イギリスはヒトラーを甘く見て、全体主義の反民主主義という性質を見抜けなかったのでしょう。 アトリーの重要産業国有化は、確かに「共産主義的」な性格はあるかもしれませんが、「共産主義」ではありません。なぜなら、戦後復興という特殊な状況の下でとった政策で、あくまで自由主義資本経済の枠組み(私有財産制、市場経済)は維持したのですから。
お礼
よく分かりました!ありがとうございました!!