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サリー・アン課題について
先日、サリー・アン課題をについて聞きました しかし、あまり理解が出来ていないことに気づきました。 サリー・アン課題とはそれを行う事によって、どういうことが分かりそして、どのように活用されるのでしょうか? お願いします。
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「サリー・アン課題」は発達心理学を学ぶうえで必ずと言っていいほど 通るポイントですね。幼児期の子どもが体得する「心の理論」の例として よく使われていますね。 サリーがボールをかごに入れて部屋を出ていったら、 その間にアンがかごから箱へボールを入れてしまいます。 サリーが戻ってきてボールを捜そうとしたら、 サリーは最初にどこを探しますか? という課題を出されたとき、他人のこころを推し量ることができる人は、 サリー自身はかごの中にボールがあると信じていることが わかりますから、「かご」と答えることができます。 他人は自分と違う考えや見解を持っている、ということが わかるようになるのは、4~5歳くらいです。このように、 他人には他人の考えや信念があることがわかったり、 それを推し量ることができるようになるのが「心の理論」です。 この「心の理論」が体得されると、 「~のふり」「だまし」もできるようになります。 ところが、発達障害の子ども(自閉症、アスペルガーなど)には 「心の理論」の発達に遅れや障害があり、そのためにコミュニケーションが うまくいかない問題が出てしまいます。子どもの発達そのものの 確認や、発達障害の子どもの検査にも使われることがあるようですね。
お礼
遅くなってすいません。大変参考になりました 回答ありがとうございました