韓国の地域対立

質問

韓国情報通の方お尋ねいたします。
韓国の全羅道と慶尚道は、お互いかなり仲が悪いそうですが、どの程度仲が悪いのか具体的に分かるような事例、エピソード、HPなどがあれば教えてください。（例えば住民同士の武力衝突・・・は無いでしょうが、お互い同士の結婚はあまり無いとか、就職で相手地域出身者は採用しないとか・・）

又、この対立する理由についても教えてください。

単一民族なのに対立するのはかなり珍しいと思います。
百済と新羅の対立が起源らしいのですが、統一されて六百年も経つのになおも対立するのか？と疑問を感じてます。
（これが本当だとすれば、南北統一しても今度は高句麗、百済、新羅の三つ巴の対立になるのではないかと心配です。）

回答No.5

ho1004 · ベストアンサー

No.3の方のおっしゃる、A国は、後百済（フーベクチェ）のキョンフォン王、B国は、高句麗（コグリョ）の王建（ワンゴン）王です。王建王は、のちに高麗（コリョ）という国を建てました。西暦９００年ごろのことですから、本当に昔のことです。が、この王建王を主人公とした大河ドラマが、おととしから今年にかけて放映されて、高い視聴率を挙げていました。
こんなドラマが、ますます地域感情を隔てるのではないか、と思ったりもしました。
私は、今、韓国に住んでいますが、確かに、お互いに対する感情は、悪いようです。
慶尚道の道路と、全羅道の道路とでは、全然違います。
慶尚道の道路は、きれいに整備されてて、道幅も広いですが、全羅道の道路は、それと比較すると、かなり田舎っぽい道路です。
これじゃ、全羅道の人が、慶尚道の大統領に反対するのは当然だなあ、と同情したくなります。
慶尚道の人はとても保守的です。なかなか心を開きません。が、一旦開いたら、とことん、相手を信じ、尽くす、というところがあります。全羅道の人は、一般に、人当たりが良くて、ちょっと八方美人的です。
ですから、慶尚道の人に言わせると、全羅道の人を信じれば、必ず心変わりされて、裏切られる、と言うのです。
特に、道が違うからと言って、結婚しないということはありませんが、気質の違いから、例えば、全羅道の人が慶尚道にお嫁に来ると、慣れるまで、とても苦労するようです。（まるで、外国に来たみたいになじめない、という人もいます）
また、会社でも、失敗したとか、自分に迷惑を掛けたりした人がいた時、同じ道出身の人だったら、それほど批判しなくても、違う道出身のひとが失敗した時には、ものすごく批判したりしているようです。
「南北統一の前に、東西統一しなければならない」と言われていますが、冗談とは言えません。

お礼

韓国在住の方からの生の回答に感激しております。
いろんなエピソードの紹介ありがとうございます。
対立のイメージがつかめたような気がします。
ご回答ありがとうございました。

回答No.4

shoyosi

どうやら、韓国が民主主義が根付いていないのに大統領制などの制度を持ちこんだのに原因があるようです。確かに、１０００年前から、三国時代の差別はありましたが、日本統治、朝鮮戦争でほとんど消えていました。ところが、その後、政界や企業のトップになった人が自分の親族や取り巻きを重用したため、地域対立を増幅したようです。要するに、全体を考えることができない人がトップになった国の悲劇です。

参考URL：

http://www.ny.airnet.ne.jp/ohashi/korea/121297.html

お礼

こんなURLがあったとは・・・
ちょっと感動しています。
なるほどねぇ・・・とても参考になりました。
ご回答ありがとうございます。

回答No.3

yaima

金泳三前大統領以前は、いわゆるＴＫ閥（大邸、慶尚道）が権力を持ち、全羅道の人は冷遇されていました。金大中が大統領になっても結局出身地域の者を優遇する姿勢は変わりませんでした。

対立の理由は、私が聞いたのはこんな感じです。（国名は忘れました）
A国（全羅道にあった）の王様が息子に裏切られ、それが原因でB国（統一した方）に負けたしまった。統一したB国の王様が、「A国の奴らは、親を裏切るほどの人間なので、重要な地位に用いてはいけない」と遺言してなくなった。儒教の国では、親の意見が絶対なので、それが今に続いてると言った感じです。

いずれにしろ、昔の話です。
大抵の日本人は、韓国が豊臣秀吉云々と言うと、えっ？て感じですよね。
ですが、日本人以外の人にとっては、意外と当たり前の感覚みたいなのではないでしょうか。ユダヤ人も一世紀のローマ帝国に国を滅ぼされた事を忘れてませんからね。（これは、ローマを恨んでると言うより、滅ぼされた事実をだと思います。
日本でも、会津若松市と萩市は、未だにあまり仲がよくないですね。何年か前に、市長同士が出会ったのに握手をしなかったという事を聞きました。

余談ですが、日本と韓国がしっくりこないのも、これが原因とか。
日本は親百済で、今の韓国は新羅系であるから、と。
確かに、桓武天皇の皇后は百済系の帰化人ですし、天智天皇は百済のために出兵しています。天武天皇は親新羅ですが、今の皇室は天智天皇系なので。

お礼

子供に裏切られた王様のお話、大変興味深かったです。
他のエピソードも面白いです。
うまくお礼がかけないのですが、大変参考になったと言うことが言いたいのです。
ご回答ありがとうございました。

回答No.2

SCNK

まず慶尚道は元はツングース系で、全羅道はトルコ系が元であるといわれています。ちなみに北は全羅道に近い民族です。

統一されてといいますが、国民という意識を持っていたわけではありません。確かに李氏朝鮮という王朝がありましたが、それは清から領土を封じられた、王、すなわち蛮族の地方長官であり、国民国家どころか主権国家でもないのです。一時期、清の属国から離れて、大韓帝国となりましたけど、僅か数年ですから、とても国民意識などは無理でしょう。結局、最も長いのは北と南に分裂してからの半世紀余りです。

このまま数世紀たてば、同一の民族となるかもしれませんが、まだ早いでしょう。

お礼

人種が違うとは、初耳でした。
ご回答ありがとうございます。

回答No.1

whitehole

事情通ではないので、ご期待に添えられるか否か自信がありませんが…。
1980年の光州事件は全羅道差別によるものだと聞いたことがあります。当時光州のデモを指揮した首謀者とされる金大中（現韓国大統領）に死刑判決が出たハズです。当時の大統領（朴正煕）は慶尚道出身者だったが故に起きた事件だと記憶しております。違っていたらご免なさい。

お礼

光州事件にそのような側面があるとは知りませんでした。
大変役立ちました！ご回答ありがとうございます。