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神社・神宮・護国神社等神様になる基準について

人を神様にしたり、初めから神様をまつったり、川崎では性器を祭っている<神様は誰の?>ところも在ります。1・縁結びの神社の神様って誰ですか・・2・動物や植物を神様にしているところもあるのですか?3・そもそも何でも神様になれるようですが、神様になる基準って何で、誰が決めるのですか?・・・神社・護国神社・神宮三つの違いって何ですか?神様の違いですか?

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回答No.2

神道は日本独自の宗教であり、その宗教観や概念は他の宗教とは違うものがあります。 古来、日本には神道の元となった宗教があり、それと朝廷とが結びつき神道になったといえます。 しかし、仏教が日本に伝来し、神道と融合していきました。 平安時代頃から江戸時代までは、神道と仏教は区別がつかない程度まで融和していました。 明治維新になり、天皇の親政となって国家神道が確立し、神道は半ば国教化されました。 その後、敗戦により政教分離がなされ、現在の形態となったのです。 平安時代に定められた朝廷の法律みたいなものに、延喜式と言うものがあり、その中の第九巻に神名帳という章があり、朝廷が祀る全国の神社が記載されています。それを官社と言います。 官社には格付けがあり、「名神社」「大」「小」に分けられています。 その中で、「神宮」と書かれているのは、「大神宮」=伊勢と「鹿島神宮」「香取神宮」だけです。 また、「大社」と書かれている神社はありませんでした。 大社と言えば「杵築大社」=出雲大社のことと言われますが、それはもう少し時代が下がってからです。 なお、延喜式神名帳に記載された神社を「式内社」と呼び、2800社あまりが載っています。 明治新政府になり、神社は国家や府県が管理するようになり、神職は公務員となりました。 その中で、昔の制度に倣い、社格制をとりました。 国家が管理する「官幣社(大・中・小)」「国幣社(大・中・小)」「別格官幣社」と、府県が管理する「県(府)社」「郷社」「村社」と、格付けからはずれた「格外社」です。 また、歴史的に偉大であった天皇を祭神とした新しい神社を創建しました。 明治神宮(明治天皇)・平安神宮(桓武天皇)・橿原神宮(神武天皇)とかです。 それらの名前を見ても分かるとおり、「神宮」とは、天皇を祀る神社あるいは皇室と深いかかわりのある神社と言えます。 しかし、戦争に負け国家と神道は切り離されたため、戦後に各神社は社号をそれぞれが名乗るようになりました。 その結果、福井の気比神宮や奈良の石上(いそのかみ)神宮のように、今まで「神宮」と名乗っていない所も神宮を名乗るようになりました。 また、全てではありませんが、多くの官幣大社・国幣大社が「大社」と号するようになりました。 よって、誰が「神宮」とかを決めているのかと言う質問に対しては、それぞれの神社が歴史的な背景を元に決めていると言うのが答えになります。 とは言え、多くの神社は「神社本庁」という宗教法人に属していますので(属していない神社もある)、神社本庁の許可(承諾)を得て決めていると言えます。 なお、靖国神社・護国神社に関しては、別のところで回答が出ているので省略します。

kamome777
質問者

お礼

返事有難うございます。大変勉強になりました!!!基本的に歴史を背景に名前を決めているのですね。

その他の回答 (1)

  • 6dou_rinne
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回答No.1

もともとは神様というのは氏神かたたり神で、たたり神のほうは神にまつって供養することによりたたりのエネルギーをよいほうにもっていくものでした。 畳の上で平穏に死んだ人を神に祀るようになったのは近世以降のことです。 1.出雲の縁結びの神は大国主命ですが、他の神社では他の神様の場合もあります。 2.もともとの神様は自然のエネルギーを祀ったものですから、植物はともかく神様が動物の姿で現れることや、動物が神様のお使いになっていることはよくあります。 3.中世以前は大きなたたりをした人に限られていましたが、近世以降は基準は特にありません。祀る人たちが決めることです。 神社というのはふつう一般の神社全般をさします。 護国神社というのは靖国神社の地方版で幕末以降の戦死した人を祀る神社です。 単に神宮とは昔は伊勢神宮のことですが、今では大きな神社で○○神宮と名乗るところもあります。

kamome777
質問者

お礼

返事有難うございます。勉強になりました。