英語の勉強を兼ねてノルウェーの森の英語翻訳版(Norwegian Wood by Haruki Murakami)を読んでいます。意味は分かるのですが、学生時代に勉強を怠ったので(苦笑)所々つまずく箇所があります。今後、英語で文章を書くために自分の弱い部分を強化したいと思っています。以下に抜粋した7つの質問で文法上の法則(質問(3)は除いて)を理解したいと思いますので、英語に強い方がいましたら簡単にお答えいただけますでしょうか。特にコンマで区切られ文、分詞構文などのルールがいまいち理解できておりません。どうぞよろしくお願い致します。
(1) They took the table near the door, spent some time looking over the menu and discussing their options, until one of them reported their choices to the waitress.
[質問] 文中で...door, spent ...のコンマはandと同じ意味でとらえていいのか?だとしたら、何故andが使われないのか。
(2) When it was over I went to the student affairs office and looked for Midori's name in the class list for History of Drama.
[質問] 文中...over I went...のoverの後のコンマが省略されているのか。このような、「~した時~した。」の場合は基本的にコンマは必要なのではないか。
(3) "...I don't give a damn about power and money per se,...
[質問] 文法の質問ではないが、give a damnとper seの意味が余りよく分からない。
(4) ・He had been talking for some 15 minutes when the lecture-hall door opened and in walked Midori.
[質問] 何故、Midori walked inが逆になるのか。
・ "Let's get out of here," said Midori.
[質問] 何故、Midori saidが逆になるのか。
(5) Tall, with a crewcut and high cheekbones, he always wore the same outfit: white shirt, ...
[質問] Tallという形容詞から文が始まっているが、この文はTallの前にbeingが省略された分詞構文なのか。
(6) "But it's already 6.30!" he said, open-mouthed.
[質問] 前の質問と同様で、この場合openの前にbeingが省略された分詞構文なのか、又はwithが省かれているのか。
(7) Elbows on the table, she stared at the calendar on the wall, almost as though she were hoping to find the proper expression there.
[質問] Elbowsから始まっていますが、最初の節は不完全です。どういった法則に基づくものなのか。
(1) 文中で...door, spent ...のコンマはandと同じ意味でとらえていいのか?だとしたら、何故andが使われないのか。
andと同じにとらえていいです。でもandを多用するとしつこいでしょ。日本語でも、わずか2~3行の間に「そして」が何度も登場したら、かなりカッコ悪いですよね。一般的には「~し、~て、そして~た」などとするものだと思います。それと同じです。
(2) 文中...over I went...のoverの後のコンマが省略されているのか。このような、「~した時~した。」の場合は基本的にコンマは必要なのではないか。
本来は必要なのかもしれませんが、そのへんは適当に書くものです。英語を読みなれた読者には、カンマがなくても通じるので。
(3) 文法の質問ではないが、give a damnとper seの意味が余りよく分からない。
英和辞書は、「英辞郎」か「リーダース・プラス」か「ランダムハウス」を揃えておくといいです。上記の語句も出ていますよ。
http://eow.alc.co.jp/give%20a%20damn/UTF-8/
(4) ・He had been talking for some 15 minutes when the lecture-hall door opened and in walked Midori.
[質問] 何故、Midori walked inが逆になるのか。
「Midori walked in」だと、ただ歩いて入ってきたという基本的な表現になりますが、「in walked 誰々」とすることによって「ジャジャーン」感が出ます。つまり、ちょっと極端な言い方をすると「なんと、ミドリが入ってきた」とか「まさしく、その瞬間にミドリが入ってきた」というニュアンスになります。確か、主人公は、ミドリに会うのを楽しみにしていたのではありませんでしたっけ。
>"Let's get out of here," said Midori.
[質問] 何故、Midori saidが逆になるのか。
小説では当たり前の表現です。むしろ、こちらの語順のほうが多いです。
(5) Tall, with a crewcut and high cheekbones, he always wore the same outfit: white shirt, ...
[質問] Tallという形容詞から文が始まっているが、この文はTallの前にbeingが省略された分詞構文なのか。
そうとも言うのかな(文法用語は苦手です)。「背が高く、スポーツ刈りで頬骨が高い彼は、いつも同じ服を着ていた」と同じ成り立ちの文ですよね。作者としては「背が高い」という情報が読者に入ってから、「スポーツ刈りで、頬骨が高くて」という情報が入って、その上で服装をイメージしてほしいでしょうから、訳者も配慮して同じ語順にしたのでしょう。娯楽系の読み物では多用する方法です。
(6) "But it's already 6.30!" he said, open-mouthed.
[質問] 前の質問と同様で、この場合openの前にbeingが省略された分詞構文なのか、又はwithが省かれているのか。
ごめんなさい、「beingが省略された分詞構文」と「withが省かれている」との違いが私には分かりません。どちらも意味は同じですよね。
(7) Elbows on the table, she stared at the calendar on the wall, almost as though she were hoping to find the proper expression there.
[質問] Elbowsから始まっていますが、最初の節は不完全です。どういった法則に基づくものなのか。
(5)と同じですよね。「ひじをテーブルにつき、彼女は~」というわけでして。
どちらかというと、理屈で考えるのはやめて、のりで小説を楽しんでいるうちに、自然な英語が身につくものだと思うのですが、どうでしょう。
お礼
ucokさん、お返事遅れてすみません。大変、わかり易くご説明していただきありがとうございます。そうですね、語学は理屈ではなく感覚ですからね。今後もがんばっていきます。