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医療統計学
現在医療雑誌を読んでいますが、一部不明な点があり行き詰っています。 ある4種類の薬物があり、それぞれのメジアン生存時間と1年生存率について調べ、どの薬がよいのかを調べました。 以下がその結果です。 薬 患者数(人) 応答率(%) メジアン生存時間(月) 1年生存率(%) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー A 200 12.4 7.6 31.8 B 201 27.7 10.1 40.3 C 198 25.3 9.5 37.4 D 399 9.9 38.9 ここで、BとCは濃度の異なる同じ種類の薬であり、AとB、Cを比較したところ、B、Cの方が効果があるようだとして、B、CをDとしてまとめ、最終的にはAとDの比較をしたと雑誌に書いてありました。 そして、ここで出されたP値が0.048なのですが、いくらやってもこのような値にはなりません。どのような手法でこのような値が出たのかは明記されておらず、私はχ²検定でやっています。 アドバイスお願いいたします。
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- RS-Z
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一般的な生存時間解析についてご存知かもしれませんが述べておきます。 (1)カプランマイヤー推定により生存時間関数を求める、 (2)ログランク検定により生存関数の群間比較を行う、 (3)比例ハザードモデルによるCox回帰、 仰る通り、書かれた結果は(2)のログランク検定ですね。確かこの論文では20数個の項目に関して1変量Cox回帰を行い、p値を考慮して15項目を候補とし、それらを共変量とする多変量Cox回帰分析を行い、6個の予後因子を導出した、と記憶してます。それぞれの結果が表になっていたと思います。なお、共変量が1個の場合はログランク検定と本質的に同じです。 予後因子が分かり、次にノモグラムの作成です。この論文には各項目のスコアも含めて導出過程が書いてなかったと思いますが、この点は理解されたのでしょうか?不明であれば、ちょっと長くなりますので別欄で書きたいと思います。余計なお世話で済みません。
- RS-Z
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はじめまして。私は別の箇所で気になりました。応答率です。勝手な想像で恐縮ですが、その論文では"response rate"と書いてあったのではないかと思いました。調査に対して何人が答えたのか(つまり「回答率」)ではなく、薬効があったかないのかを表す「奏功率」の意味ではないでしょうか?これが役立つかどうかは任せます。 また、yayoiさんが記述された結果に何所か見覚えがあります。こちらも勝手な想像で恐縮ですが、NSCLC患者の予後予測をされているのでしょうか?当方、癌の研究所での勤務経験がありまして、yayoiさんの質問にも興味を持っておりました。
お礼
まさにおっしゃる通り、"response rate"と書かれています。「奏功率」という意味があったとは、全く知りませんでした。そしてまた、このデータはNSCLC患者の予後予測をし、生存モデルを作るというものです。 現在は上記の問題に加え、生存モデルをどのように作ったのかという点でも行き詰っています。しかし、上述した問題はログランク検定ではないかと考えています。 もし差し支えなければ、NSCLCについて研究されたことを簡単に教えていただけないでしょうか。全く医療に関する知識がないため、今回のように意味を履き違えて理解している箇所があるかもしれません。厚かましいお願いをしてしまい、申し訳ありません。よろしくお願いします。
- tamago-o
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No.1です. お礼ありがとうございました.再度の回答になってしまい,申し訳ありません. 以下の件が少し気になりましたので. >やはり著者に直接たずねた方がよいのでしょうか。 ご質問の内容から推察することしかできませんが, その医療雑誌は商業誌(月刊誌あるいは季刊誌)でしょうか. もしそうだとしたら,著者に直接問い合わせするのはあまりお勧めできません. 出版元を通して著者に問い合わせた方が,質問者様が疑問に感じている点に関して すみやかに回答を得られると思います. ただし,その医療雑誌が商業誌ではなく学術誌であれば話は別です. 学術誌であれば,著者に直接問い合わせることで早めの回答を得られると思います. お節介,申し訳ありません. 質問者様が疑問に感じられている点が,妙に当方のつぼに当たりましたので回答させて頂きました. 専門家の方からのご回答があればいいのですが..
お礼
商業誌自体がよくわからないのですが、おそらく学術誌だと思います…。 この雑誌にアドレスが載ってあるので、そこにとりあえずメールを送ってもようかと思っているのですが…。
- tamago-o
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yayoi11さん,はじめまして. 文脈から察するに,ご質問の内容はカイ二乗検定をしたものの論文の示すP=0.048には ならなかったということでよろしいでしょうか. また「メジアン生存期間」という言葉も当方にとっては慣れない言葉ですので,そこはどうか ご容赦ください. 当方の統計ソフトでみた結果,カイ二乗検定でA,Dの薬剤とメジアン生存時間・1年生存率は, 質問者様の言うとおり確かに何の関連も得られませんでした. ただしそれは最もな話で,カイ二乗検定は例えば人数の割合をかけ合う,合計して100%になるような 場合に用いられる手法だからです. その論文を見ていないので一概に言うことが出来ないのですが,例えば患者の属性を基にして メジアン生存期間,または1年生存率で平均値の差の検定をしている可能性はないでしょうか. 当該論文は分析方法を明記していないとのことですが,私が査読者だったらそれだけで再査読を 申し出ていると思います. 質問者様が疑問に感じられている理由も理解できます. 回答にならず申し訳ありません.参考意見です.
お礼
確かにおっしゃる通り、これはカイ二乗検定ではできませんね。 分割表から離れて考えた方がよさそうです。 書かれている応答率の定義も、果たして患者数に対する割合と考えてよいのかという点も疑問です。 やはり著者に直接たずねた方がよいのでしょうか。 ご丁寧にお返事していただき、ありがとうございました。 カイ二乗ワールドからぬけだせただけでもよかったです。 またよろしくお願いいたします。
お礼
まさしく、その論文です!まさか、同じ論文をされている方がいらっしゃったなんて、思いもよりませんでした。 お察しの通り、現在は生存予測ノモグラムで行き詰っています。全くわかりません。是非とも教えていただきたいです。大変助かります。ありがとうございます。 よろしくお願いいたします。