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X線回折を用いた一次元フーリエ図の描き方を教えてください。

X線回折から一次元フーリエ図を描きたいのですがよく理解できていません。 参考文献や論文があれば、そちらの方もよろしくお願いします。 かなり困っています。よろしくお願いします。

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noname#3495
noname#3495
回答No.2

#1のyokoyariです。 XRDデータのみでの電子密度マップ作成は、難しいのではないでしょうか。 X線は電子で散乱されますが、同じ状態の電子が光路差半波長の所に並んで いると、干渉が起こってピークが消えてしまう為、その電子位置の情報が 得られません。 また、散乱強度には角度依存性があるのですが、 これも電子の束縛状態によって変化します。 ですから、(おそらくご存じとは思いますが)単結晶の4軸回折で 元素を決定してから電子密度を計算するのが一番真っ当な方法だと思います。 (参)カリティX線回折要論 etc もし、結晶構造が大体推定できているならリートベルト法を使う という手もあります。 これは本来は原子位置の精密化を行う為のものですが、精密化を行うときに 電子密度も推定できます。方法は以下の本に詳しく書かれています。 粉末X線解析の実際 中井 泉、泉 富士夫 編著 朝倉書店 因みに電子の束縛が緩いときにピーク強度に関係する散乱はトムソン散乱で、 1+(cosθ)^2 に比例します。(θは散乱角) コンプトン散乱と勘違いする人がタマにいますので注意です。(^^; やっぱり、XRDで電子密度を推定するときのネックは、干渉で強度 が0になったり弱まったりすることでしょうかね~ あまり文献を紹介できなくてすいません。

to-kitiro-
質問者

お礼

すぐに参考文献を調べさせていただきます。 とてもうれしいです。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

noname#3495
noname#3495
回答No.1

XRDデータをフーリエ変換したときのグラフ(パワースペクトル) を描きたいと云うことでしょうか? もしそうなら、Vectorなどにフリーソフトがいっぱいありますし、 自力で計算したいなら"NUMERICAL RECIPES"にDFTのプログラムが ありますので参考になると思います。 ところで、もし上記の事に使用するなら、何に使うか教えてもらえませんか? ピーク抽出は、消滅則の関係で使い物に成りにくいですし、 ノイズ除去もデジタルフィルター法の方が効率が良いと思いますし… はずしていたらすいません。

to-kitiro-
質問者

補足

XRDデータから一次元電子密度マップ(1 Dimentional Electric Density Map)を描きたいのですが、 なかなかよい参考文献を見つけることができません。 詳しい原理や理論も教えていただければ幸いです。

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