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定率法について教えて下さい。

「不動産貸付行を営む個人が白色申告者である場合、貸付規模にかかわらず、建物付属設備の償却方法として定率法を採用することができる」という記載がありました。ところでこの文面を見ると「定率法」をとるとメリットがあるように見えるのですが、そもそも定額法より定率法のほうがメリットがある点を教えて下さい。

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noname#46899
noname#46899
回答No.1

会計理論の骨格である費用収益対応の原則から言えば、減価償却は定額法であるべきとされますが、償却費として費用化する方法を、企業の減価償却資産購入初期の税負担を軽減するという政策目的から、各期均等額ではなく、購入した早い時期に多めに費用化しようとして考え出された理屈が定率法です。たしかアメリカで制度化されたと記憶しています。 減価償却の全期間を通算すれば減価償却費の総額は同じですが、定率法によって早期に多めに費用化することで、企業の金利負担を減らすということが最大のメリットでしょう。すなわち、減価償却資産を借入金で購入した場合、定額法よりも定率法の方が購入初期の税負担が軽いので、その軽減分で多めに返済することで、通算の金利負担が少なくなります。借入金で購入していないとしても、税負担の軽減分を多めに貯蓄できることになり、やはり利息収入が多くなります。

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noname#77757
noname#77757
回答No.2

※ 定率法とは固定資産の減価償却法の一。各期の期未償却残高に一定の償却率を掛けたものをその会計の年度の減価償却費とする。初期に比較的多額の償却。 ※ 定額法とは固定資産の減価償却法一。要償却額を耐用年数で割ったものを各会計年度の減価償却費とする。毎期均等の減価償却費の計上になるので均等。

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