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すさまじいことには
不動産賃貸に関する本を読んでいたら、次のような文が書いてあるのですが、 この文でいう「すさまじい」という言葉は、通常の遣い方と違うと思います。 「借主としては、なるべく早く保証金を返してもらいたいところでしょうが、明渡しをすさまじいことには、それを返してもらえません。」 この文の「明渡しをすさまじいことには」は、「明渡しをしないようにすると」のような意味と思われます。 「まじ」という言葉があるのは知っています。 「学生にあるまじき行為」の「まじき」ですね。 しかし、この文の「すさまじい」は、用法が間違っているように思われます。 「すさまじい」をこの文のように使うのは、正しいのでしょうか。 このような遣い方を見たことがありますか?
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「すさまじ」という古語(形容詞)があり、「枕草子」に「すさまじきもの」という一節があります。この場合は、「興ざめがするもの」という意味ですが、他に「思いやりがない」・「ものすごい」・「恐ろしい」・「はなはだしい」などの意味もあります。 現代語では、「ひどい」「激しい」などに限定された使い方をします。 例 すさまじい音を立てて、崩れてしまった。 なお、「まじ」という助動詞とはたぶん関係ないと思います。 「明渡しをすさまじいことには」は、すでに回答があるとおり誤用でしょう。「明渡しを済まさないことには」と言いたかったのではないでしょうか。
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- binba
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こんにちは。 この文章の場合、 「借主としては、なるべく早く保証金を返してもらいたいところでしょうが、 明渡しを【すさまじい】→【すまさない】ことには、それを返してもらえません。」 と書かないと意味が通じません。単純に誤記だと思います。 本の出版元に連絡するとすぐ回答くれますよ。
補足
たいへんありがとうございます。 そういう気もしてきました。 私は、「食うまじ」「見るまじ」とかいう「まじ」と関係あるのかと思いました。
補足
ご回答ありがとうございます。