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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:酸性の強さを決める要因)

酸性の強さを決める要因とは?

このQ&Aのポイント
  • 高校で、ハロゲンの水素化物XHの酸性の強さがHI>HBr>HCl>HFであることを習いましたが、実は電気陰性度よりも原子の大きさが酸性の決定要因となっています。
  • 酸性の強さを決める要因は、原子の大きさです。原子の大きいハロゲンが水素を取り込みにくくなるため、酸性が強くなります。
  • 電気陰性度は、原子が電子を引きつける能力を表す指標ですが、酸性度を決める上での重要な要素ではありません。酸性度の決定要因は、原子の大きさとなります。

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回答No.1

「ハロゲン化水素では、電気陰性度よりも、原子の大きさがパラメーターになっていて、大きいほど電子が局在しにくくなってH+をとりこみづらい」という説明は、分かる人が読めば何をいいたいのか分かるのですけど、あまりにも説明を端折りすぎているので、理解できなくてふつうだと思います。 もっと端的に言うと、この説明は間違ってるので無視していいです。 ハロゲン化水素の酸性の強さについては 「(電気陰性度が大きくなると)HI < HBr < HCl < HF の順でHX結合エネルギーが大きくなるので、この順で電離しにくくなる。」 と理解しておけばよいのではないでしょうか。 # 以下の例では、高校化学の範囲を逸脱した分子があるかもしれません。ご容赦ください。 水素と結合している原子の電気陰性度が大きいほど、電離しやすくなって酸性が強くなる、という考え方は正解です。『同じ周期の元素』で比べてみると、酸性の強さは HF > H2O > NH3 > CH4 H3O+ > NH4+ HCl > H2S > PH3 となって、電気陰性度の順に並びます。これらの例では、HX結合エネルギーが同じ周期ではあまり変わらないために、電気陰性度で酸性度が決まります。 また、水素と結合している原子に結合している原子の電気陰性度が大きくなっても、酸性が強くなります。 H-OCl > H-OH > H-OCH3   (H-OClは次亜塩素酸HClO) H-OClO3 > H-OSO2(OH) > H-OPO(OH)2 [H-NH3]+ > [H-NH2CH3]+ > [H-NH(CH3)2]+ H-CCl3 (クロロホルム) > H-CH3 (メタン) これらの例でも、HX結合エネルギーがほとんど変わらないので、電離のしやすさは電気陰性度で決まります。 一方、『同じ族の元素』で比べてみると、周期が下がるほど、酸性が強くなります。 HI > HBr > HCl > HF H2S > H2O これらはHX結合エネルギーが酸性度を決めている例です。電気陰性度が大きくなると確かに、F > Cl > Br > I の順で陰イオンを安定化するのですけども、それを上回る大きさでHX結合エネルギーが F > Cl > Br > I の順で安定化されてしまうので、電気陰性度の大きさと酸性の強さが逆順になります。

noname#49906
質問者

お礼

丁寧なコメントありがとうございます!! 酸性度に関して、周期表の縦と横とでの規則が頭の中で整理することができました!! 愚問かもしれませんが、HX結合エネルギーの大きさは、何によって決定されるのでしょうか?どうして周期が小さいほど安定化されてしまうのでしょうか? もしよろしければ教えていただけるとありがたいですm(__)m

その他の回答 (1)

  • 101325
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回答No.2

> HX結合エネルギーの大きさは、何によって決定されるのでしょうか? > どうして周期が小さいほど安定化されてしまうのでしょうか? 大雑把に言えば、結合長(原子間の距離)で決まります。『同じ族の元素』であれば、周期が下がるほど原子半径が大きくなるので、結合長が長くなって、結合エネルギーが小さくなります。 またHX結合は共有結合(H-X)なのですけど、水素とハロゲンの電気陰性度の差が大きくなると、イオン結合H+…X-による共鳴安定化が大きくなるので周期が小さいほど安定化します。 結合長と電気陰性度、どちらで考えても同じ結果になりますので、お好みの考え方でどうぞ。

noname#49906
質問者

お礼

お返事ありがとうございます! イオン結合による共鳴安定化、というのが良く分からなかったのですが、とりあえず結合の長さのほうで解決しました! ありがとうございました!

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