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化学の疑問
僕の化学の疑問は5つです。 Q1アレーニウスの定義にある水溶液中で水素イオンH+を放出する物質 が酸であると書かれていました。 そして具体例として電離するとHCL→(H+)+CL-と書かれていまし た。 放出するという意味がわかりません。 電気を通すことによっ て水に溶けている物質が分かれて、そのとき分かれたときに現れることを放出と呼んでいるのですか?? Q2この文章が疑問です。ブレンステッドの定義によれば、水は酸としても塩基としても働ける。 塩基とはアルカリ性と示す物質で酸とは酸性を示す物資のことですよね、水は酸性を示すこともなければ塩基性を示すこともありません。 この説明おかしくないですか?? Q3電離とはいったいなんですか?? 普通は水に入れて反応しない物質があってそれを水の中にいれる。 そして、その物質は電気を通すことによって分かれて、分かれたことによって水と反応する。 その分かれることを指すんですか?? Q4電離度が謎です。水に溶けている酸(塩基)の物質量分の電離した物質量でした。 水に溶けているとは水と反応せずただ溶けてしまっている物質ですよね。 これっておかしくないですか?? 電気通したら、その水に溶けている物質は全部電離とやらをしますよね。 以上です。 勘違いが多いとよく人に言われますが長い目で見て質問に詳しく答えてくれたら嬉しい限りです。 お願いします
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高校でな習わない可能性もある範囲になってしまいますが… (1)放出について なかなかイメージしにくいですが、HClは水に溶けることにより電離しますよね。 その時にHとClイオンが『ぽーん!!』と飛び出すようにして分かれると思えばいいのではないでしょうか? (2)水について まずはブレンステットの定義のおさらい。 『酸』はプロトンを与える化学種 『塩基』はプロトンを受け取る化学種 この定義では、単純に溶液の酸性、アルカリ性だけで酸塩基を決めないという点に注意しましょう。 H2Oは、酸素原子の非共有電子対にH⁺がくっついてH3O⁺となります。(水が塩基となる場合) また、H2Oを単純に分解したらH⁺とOH⁻となります。(H⁺が出るので酸) http://www.hozugawa.net/eukaryota/1-7.html (3)ごめんなさい…どう説明していいか判りません。 http://www.max.hi-ho.ne.jp/lylle/ion2.html こちらを参考にどうぞ。 (4)電離度 『電離』と『溶ける』は別の問題です。 すべての化合物が水にとけるわけではありませんが、水にとかしたときに水溶液が電流を通す物質を電解質、水溶液が電流を通さない物質を非電解質といいます。 水に溶けても電離しない物質(非電解質)は、砂糖水、エタノール等があります。 判りにくいかもしれませんが…頑張ってくださいね☆
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- htms42
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・「溶ける」 溶媒と溶質を考えます。何かを溶かすために使われた液体のことを溶媒と言います。普通水に溶かすと言う場合が多いです。溶ける物質が溶質です。 「溶ける」ということは溶質が溶質を構成している基本粒子のレベルまでバラバラになって溶媒の中に散らばって(分散しいて)いることです。 分子で出来ている物質は分子のレベルまでバラバラに、イオンで出来ている物質はイオンのレベルまでバラバラになっています。バラバラになるのは溶媒の働きです。 イオンで出来ている物質は溶ければイオンがバラバラになっています。これを電離していると言っています。イオン性物質は全て電解質です。 分子性物質でも水に溶けるとイオンが生じるものがあります。 分子性の電解質と言います。HClは分子ですが水に溶けるとイオンに分かれます。CH3COOHもイオンが生じます。でもHClとCH3COOHではイオンに分かれる程度が異なります。これを電離度という量で表すことがあります。濃度によって電離度は変化します。 0.1mol/LであればHClはほぼ100%。CH3COOHはほぼ1%です。 「電離」、「電解質」は現在使われている言葉ですが古いイメージの古い言葉です。中性の物質が電圧をかけるとイオンに分かれるというイメージの言葉です。アレニウス以前はこういう風に考えられていました。 電圧をかけなくても水溶液中にイオンが存在するということを認めて酸、塩基の性質を考えたのがアレニウスです。 NaClのような典型的なイオン性物質でも固体状態ではイオンではないと考えられていました。これはもっと後まで続いていました。水に溶かしてはじめてイオンになると考えられていました。(今だにNaClを分子式という人がいます。ノーベル賞を貰っている物理学者ワインバーグの本の中でも分子という言葉を使っています。) ・「ブレンステッドの定義」というのは溶媒を水以外の液体としたときの話です。そのときは酸、塩基という考え方が成り立たなくなるのか、それともいくらか修正はあるかもしれないが成り立つとするのかです。 したがって非水溶媒を扱う場面の多い有機化学の分野で使われだしたものです。(CaO+CO2→CaCO3は中和反応です。水素の関与していない、気体と固体の直接反応はブレンステッドの定義では判断不能です。) そこから逆に水の場合に戻って水の働きをいろいろ考察するということも行われています。 でも水しか考えないのであればわざわざ別の定義を持ち込む必要はありません。アレニウスの定義で十分です。 例を1つ出しておきます。 金属Naは水と反応します。水素が発生し、反応後の溶液はアルカリ性になります。フェノールフタレイン溶液を入れると赤くなります。 アルコールでも同じ反応が起こります。 水素が発生して反応後の溶液は赤くなります(少し色合いが紫がかっています)。これは水に溶けないアルコールでやっても同じです。ペンタノールでやると水の上に浮いた状態でこの反応が起こります。上下2層の上が赤紫色、下が無色です。よく振って混ぜます。上の赤が徐々に下に移っていきます。最終的に上の層は無色になってしまいます。 2Na+2C5H11OH→2C5H11ONa+H2 C5H11ONa+H2O → C5H11OH+NaOH 水はアルコールよりも酸性が強いということになります。 弱酸の塩に強酸を加えると強酸の塩が出来て弱酸が遊離すると言われている反応が起こっていることになります。 ブレンステッドの定義は酸・塩基とその強・弱を相対的に見ていくということにもつながってきます。
- gohtraw
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(1)HClがH+とCl-に分かれるだけのことです。水中ではこうなった方が安定でいられることが理由です。因みに、別に電流を流さなくてもこうなります。 (2)酸、塩基というのは相対的なもので、同じ物質でも共存するものによって酸として働いたり塩基として働いたりします。 (3)陽イオンと陰イオンに分かれることです。電流を流す必要はありません。 (4)#1さんの回答の通り、溶解と電離は別物です。また、電流を流したからといって全ての電解質が電離するわけでもありません。陽極、あるいは陰極での反応によってもとの物質から生じたイオンが消費されて減っていくのであればいつかは全てイオンになってしまうかも知れませんが、それは電流が流れているからではなく、イオンが消費されていくことによる電離平衡からのズレを打ち消そうとするからです。
- townportal
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A1 まず、電離とは電気を通すと分離する、ということではありません。 中性の原子や分子が電気を帯びた原子やイオンに分かれることをいいます。 HClは水溶液中でH+とCl-に電離することでH+を発生させますのでArrheniusの定理により酸性ということになります。 ここでいう「放出」とは、電離した時に発生するかどうかを判定しています。 A2 水はもちろん中性なのですが、ここで言われているのは、「酸としても塩基としても働ける」ということです。 中性という性質を持ちながら、酸と塩基の働きをすることができることを言っており、水が酸性や塩基性を示すとは言っておりません。 具体的には水が電離した場合、H+とOH-が生じ、それぞれ酸性、塩基性の役割をすることを言います。 A3 電離とはA1で答えましたように、電気を帯びた原子やイオンに分かれることをいいます。 >>電気を通すことによって分かれて… というのは、おそらく電気分解のことを言っているだろうと思いますが 電気分解と電離は言葉のイメージは似ていますが別の現象です A4 電離度とは水に溶かした物質がどのくらい電離しているかを表す指標で、大部分が電離する物質だと1に近くなり、ほとんど電離しない物質だと0に近づきます。 電気を流す、というか、電気が流れるという現象自体が、電離したイオンによる働きであり、先にも述べましたように電気を流すと電離が起こるのではありません。 高い電圧をかけることで強制的に電離させて電気を流す(絶縁破壊)もありますが おそらく分野外でしょう。