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イオン性が高いとは?
以下のような問題があります。 「次の化合物のうち、イオン性が高いと考えられるものはどれか? HCl HF NaCl KCl CH4 NH3」 ここで質問したいのは、以下の二つです。 (1)この問題での、「イオン性が高いのはどれか?」の意味がよく分かりません。 どこからが「イオン性が高い」と定義されるのでしょうか。 電気陰性度が1.7以上であれば、「イオン性が高い(イオン性が50%以上である)」といってもいいのでしょうか。 それともイオン性が高い順に並べろということでしょうか? (2)よくわからないので、とりあえずイオン性が高い順に並べるとして、HCl、HF、NaCl、KCl、については電気陰性度の差を比較することでイオン性が高い順に並べることができるし、CH4は極性がないので一番イオン性が低いとすることができるのはわかるのですが、NH3はどうなるのでしょうか? NH3の処理がよく分かりません。 お時間のある方は回答をよろしくお願いします。
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>電気陰性度が1.7以上であれば、・・・ 1.7というのは計算上、といっても計算式がかなり恣意的ですけど、結合のイオン性が50%になるラインです。これを境にイオン結合と共有結合に分けられるなどと誤解している人もいますが、そういう意味ではありません。 まあ、その1.7のラインがどこにあるかはともかくとして、『イオン性が高い』ものを選ぶとすれば、NaClとKClでしょう。これらは『分子ではない』からです。水に溶かせばイオンになるし、固体ではイオン性結晶になっていますからね。
- potachie
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アンモニア分子の立体構造を作ってみてください。共有結合の場合、分子の形が偏っているほど、電子の偏りができます。
逆に考えてみましょう。 CH4:共有性しかない。 NH3:共有性が高い、水中では塩基として働くがN-H結合がイオン的に切れる事は強塩基のNaNH2などしかない。 HF:気相では完全に共有結合性の分子、水中での酸としての能力は濃度に依存し純HFは硫酸級の酸だが希薄になるとH-Fの共有結合性が勝って急激に酸としての性質が薄れる。 HCl:気相では完全に共有結合性の分子、水中ではほとんど完全解離する。 NaCl:熔融してもイオン性流体だが揮発するとNaCl分子になる。 KCl:NaClとほぼ同じ。