• 締切済み

象の鼻の形の何が長い?

哲学のカテゴリーで質問するのは初めてかも知れません。よろしくお願いします。 一般的に表される「象の鼻が長い」を詳しく考えてみると「象の鼻の形が長い」のだと思いました。 しかし、さらに詳しく考えようとしても分かりません。「象の鼻の形の何が長い」のでしょうか? 他の色々な例でも考えてみて、もしかしたら述語も重要かも知れないと思ったので、述語となる全ての品詞についての例を挙げてもみます。 「絵本の何がプレゼント?」(=述語が名詞) 「子供の何が元気?」(=述語が形容動詞) 「太陽の光の何が眩しい?」(=述語が形容詞) 「コップの何が落ちた?」(=述語が動詞) また、「○○の何が△△?」の○○が具象的な名詞か抽象的な名詞かの違いも重要かも知れません。 「絵本の何が欲しい?」(=述語が形容詞) 「愛の何が欲しい?」(=述語が形容詞) 出来ればみなさんと一緒に考えたいと思っています。 みなさんに特に回答して欲しいことは、 1.私が挙げた例の「何」は何なのでしょうか? また、回答してくれた「何」について私が『「何」の何が△△ですか?』とまた続けて質問することを踏まえて回答してもらえるとより嬉しいです。 2.この私の質問は一般的にはどういうものとして知られているのでしょうか? よろしくお願いします。

みんなの回答

回答No.7

ユニークな質問ですね。 ただ、一般的には、AはBである、で、AがBである、という場合、微妙な違いがあるでしょうね。 「象の鼻が長い」「象の鼻は長い」 「コップが落ちた」「コップは落ちた」 この辺りは、国語の問題ですから、私にはわからない。 ただ、「何が」と付け加えることは、つまり、「文」としての「言葉」が機能しなかった、と考えるのが普通でしょう。 「象の鼻が長い」という発話が、相手に対して話される場合の、環境の中に意味を限定する要素があるから、通常そのような要素を省略しても「言葉」の意図が通じるわけです。 結局、「象の鼻が長い」と「長いとは何か」という二つの文を、ミックスジュースしてしまったが、水と油のように、上手くこなれなかったのではないでしょうか。 一般性に関しても、先ほど別の質問の所に書いてあったんですが、言語の経済性の問題があります。これに関しても、文が意味を伝える為に、文法が決まっていて、単語の順序によって、次の単語を限定して理解のための経済性が言語の単語そのものや文法にもあるのではないか。と言う説です、これは確か、マルチネの機能主義と言われる説ですが、私もあまり詳しく走りません。 で、ご質問は、この経済性の原則からも「何が」を次々と付け加えることで、大きく逸脱しています。 結果としては、#3様のご意見と、おおむね同じになってしまい、大変恐縮ですが、取り合えず印象を書いてみました。 最後に、少々穿った見方かもしれませんが、 特称命題の不可能性というのでしょうか、ある人の言い方では「私的言語」の不可能性、つまり、感覚所与(痛いという言葉で発する前、或いは、長いと言う言葉で、意味を確定する前の、具体的な痛さの感覚や、長いと感じる光学的・又は聴覚的刺激)は、個々人の「ことがら」であって、言語で表現できない。 このことも関係するのかもしれませんが、 長々、無駄な書き込み、失礼しました。

DMIM
質問者

お礼

一般に知られている関係がありそうなことを挙げてくれて、ありがとうございました。 他のみなさんも、ありがとうございました。

  • shift-2007
  • ベストアンサー率14% (143/1013)
回答No.6

>「距離の何かが長い」や「光の何かが眩しい」や「コップの何かが落ちた」などの「何か」が存在しないとしたら、なぜ存在しないのでしょうか? 例えば、距離の意味を辞書で引けば”二点を結ぶ線分の長さ”とでます。つまり、距離には、におい、色、味は含まれていません。 2点間の長さの味は? 2点間の長さの匂いは? 2点間の長さの色は? という問いに答えられるでしょうか。 同様に、 2点間の長さの長さは? に答えられるでしょうか。

DMIM
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。 「長さ」も辞書で調べてみると、結局「長さ」は「距離」であり、「距離」は「長さ」であるということみたいです。他にも「長さ」は「長いこと」の度合いとも書いていましたけども。 象が大きいからと言って象の鼻が大きいわけではないですし、象の鼻が長いからと言って象が長いわけでもないですね。 「象の鼻が長い」ことを踏まえて「象の鼻の何が長い?」と言っている場合、その「何」が存在する場合は、「長いこと(=長さ)」が『「何」(のひとつ)』である場合だけだと考えました。「距離(のひとつ)」が「長さ」だから、「象の鼻の距離が長い」と言えることに繋がるということです。 また、「象の鼻の距離が長い」は「象の鼻の距離は(比較した一方の)距離だ」と言っているのと同じかも知れないとも考えました。 ところで、「距離」や「形」や「色」などが、ANo.3のruehasさんの言葉を借りて言うと、細分化できないのは、人の認識能力の限界を表しているのでしょうか? 人が何をどう認識しているかを考えた場合、「コップが落ちた」は分かるけど、「コップの何が落ちた?」はよく分からなくて不思議です。 ここまで色々考えてみて、「2.この私の質問は一般的にはどういうものとして知られているのでしょうか?」という私の質問に自分で答えてみると、集合論と認識論?に関係があるのかなって思えてきました。

  • nabayosh
  • ベストアンサー率23% (256/1092)
回答No.5

>そのことはつまり、ANo.3のruehasさんと関係させて言えば、鼻の何かが長いことや絵本の何かがプレゼントであることの「何か」は存在しないことを表しているのでしょうか? 私は「暗黙のうちに性質を持っている」と書いています。 もっと慎重に、「暗黙のうちに性質を持っているという想定の上で言語が運用されている」とした方がいいかもしれません。 暗黙ですから、その正体はいつまでも確認できません。 露わにされることはありません。 しかし、だからといってそれが存在しないとは言えないのです。 正体は決してわからないけれども存在していそうだ。 そんなグレーなものです。 にもかかわらず、「距離の何かが長い」や「光の何かが眩しい」や「コップの何かが落ちた」などの「何か」を追求するのは、まあ無駄な努力かとは思います。 「象は長いね」だけでは鼻のことだとはわからない。そこで「象の鼻は長いね」となる。その時、象の鼻先から鼻元までの距離を指していることだと了解できる。意思疎通に用が足りる程度で十分であり、それが何を指しているかをとことんまで追求すると泥沼に落ち込むことになる、ということです。 そこがまたコミュニケーションの危うさであったりするわけですが。

DMIM
質問者

お礼

どうも、回答ありがとうございます。 ANo.5とANo.6を見てから考えたので、ANo.6のお礼にまとめて書かせてもらいますね。

  • nabayosh
  • ベストアンサー率23% (256/1092)
回答No.4

常識はともかく、象の鼻が長いという場合、象の鼻にはある一定の長さがあって、その長さの値が大きい場合「長い」と言えるのだと思います。本来は象の鼻元から鼻先までの距離が長いのです。厳密に言えば。「形が長い」というのは日本語としておかしい。なぜなら形それ自体は長さを持たないから。 鼻は長さという性質を暗黙のうちに持っていることになっています。 「絵本の何がプレゼント?」を考えてみます。 「この絵本は何であるか」が問われ、その答として適切である語句が無数の選択肢として浮上してきますが、そのうち「プレゼントであるということ」を意味する述語が選択された結果、「この絵本はプレゼントである」という表現が可能になります。ということは、「絵本」と言っている時点で、それは暗黙のうちに「プレゼントたりうる」という性質を持っているのです。 主語は主語の時点で無数の述語の可能性を内包しており、その中で選択された述語が実際に主語について語るのが「主語+述語」文の構造です。 「欲しい」という文では、絵本や愛は日本語としては主語と言えるかもしれませんが、欲する主体ではありませんので、また別な問題になりそうです。

DMIM
質問者

お礼

色々考えてもらって、ありがとうございます。 確かに「形が長い」はおかしそうですね。自分の中ではっきりとおかしいと確認できていませんが、「距離が長い」の方が良いことははっきりしています。 ANo.2のshift-2007さんの回答も活かして、これから「象の鼻の距離が長い」を基にして考えていきたいと思います。 > 鼻は長さという性質を暗黙のうちに持っていることになっています。 > 「絵本」と言っている時点で、それは暗黙のうちに「プレゼントたりうる」という性質を持っているのです。 そのことはつまり、ANo.3のruehasさんと関係させて言えば、鼻の何かが長いことや絵本の何かがプレゼントであることの「何か」は存在しないことを表しているのでしょうか? ここまでのみなさんの回答をもらって考えてみて、みなさんへもANo.3のruehasさんへした質問があります。 「距離の何かが長い」や「光の何かが眩しい」や「コップの何かが落ちた」などの「何か」が存在しないとしたら、なぜ存在しないのでしょうか? よろしくお願いします。

  • ruehas
  • ベストアンサー率68% (816/1194)
回答No.3

こんにちは。 常識的に考えて少しおかしいとは思いませんか。 象の鼻は他の動物と比べて長いのです。これは、それが全ての象の特徴であるという事実と一致しますので、何が長いのかという選択肢は不必要です。 >1.私が挙げた例の「何」は何なのでしょうか? この場合の「何」とは全て「名詞」であり、対象が複数の名詞として細分化されることにより、「主語としての選択が可能となったもの」です。 「細分化」といいますのは対象の特定や明確化といった「目的」に応じて行なわれるものであり、それが主語として選択されることによって文章の「意味」が決定されます。そして、格助詞によって結ばれる「名詞と名詞」「主語と述語」といいますのは、必ずや論理的に矛盾の発生しない関係でなければなりません。従いまして、選択肢のない場合、並びに論理的に矛盾の発生する場合は「何の存在」は成立しません。では、質問者さんは存在しないものを存在すると仮定して架空の論議を行なっていることになります。 >2.この私の質問は一般的にはどういうものとして知られているのでしょうか? ですから、一般的にこのようなものは「独り善がりの勘違い」といいます。 このご質問は最初から前提が間違っていますので、述べられている事例の全ては何の論議にも値しません。 「文章」といいますのは対象を言語化し、論理的に矛盾のない結果として構成されるものです。そして、「何が」というのは「主語」でありますから、これが選択されるならば当然、本来の「目的」や「意味」が変わってしまいますし、矛盾が発生すれば文章は破綻します。質問者さんの事例は全て、この制約を意図的に無視したものです。

DMIM
質問者

お礼

こんにちは。回答をくれて、ありがとうございます。 > 象の鼻は他の動物と比べて長いのです。これは、それが全ての象の特徴であるという事実と一致しますので、何が長いのかという選択肢は不必要です。 「大きいねずみと小さい象」という感じの言葉がありますね。何と比較して形容しているかが大切だということだとたぶん思います。 私の質問を例えば鼻が短い象にあてはめて言う場合、「(その)象の鼻の距離の何が短い?」となるので、選択肢が不必要であるわけではないと思いました。 > (省略)従いまして、選択肢のない場合、並びに論理的に矛盾の発生する場合は「何の存在」は成立しません。では、質問者さんは存在しないものを存在すると仮定して架空の論議を行なっていることになります。 冷静に見ると、質問者である私の質問が「存在しないものを存在すると仮定した架空の論議」であることの根拠が示されていないみたいです。 「存在しないものを存在すると仮定した架空の論議」や「名詞」や「主語」や「細分化」などの良い説明はありましたけど、私の質問との繋がりは示されていなくて、主張だけが示されていると思いました。 現在の私は、象の鼻の例で言えば、「象の鼻の距離の何が長い?」の「何」が存在するかも存在しないかも分かっていません。 しかし、ruehasさんは存在しないと考えているみたいなので、良ければその根拠を教えてください。よろしくお願いします。

  • shift-2007
  • ベストアンサー率14% (143/1013)
回答No.2

ストレートに考えてみました。 長いのは形ではなく鼻腔。 答えになっていますか?

DMIM
質問者

お礼

答えになっています。考えてもらって、ありがとうございます。 鼻腔というのは、鼻の穴の空間のことであるそうですね。 「象の鼻の穴の空間の何が長い?」→「象の鼻の穴の空間の距離が長い。」 と思いました。しかし、その続きは分かりませんでした。 鼻の穴の他に皮膚も長いと言えるとも思いますし、分かりやすくしたいとも思うので、「象の鼻の距離が長い。」としたいと思います。 象の鼻の距離の何が長いでしょうか?

noname#194289
noname#194289
回答No.1

これは疑問文ではなくて否定文ではないですか。象の鼻は長くはないという意見の持ち主が使う言い方ではないですか。他の例でも同様なことがいえるように思います。絵本なんか要らない。愛などは不要である。何というのはないものを意味しているのではないでしょうか。

DMIM
質問者

お礼

確かに反語と呼ばれる用法と同じ形でしたね。気付きませんでした。 私はよく国語のカテゴリーに現れていますけど、この質問を哲学のカテゴリーに投稿したのは意図通りです。 ですから、語の用法についての質問ではありませんでした。 反語ではなくて、質問として用いました。 「象の鼻の何が長い?」→「象の鼻の形が長い。」 「象の鼻の形の何が長い?」→「ん~・・・。」 象の鼻の形の何かが長いとしたら、その何かは何だろうということでした。 その何かは何でしょうか? 何か良い考えが浮かんだら、回答してもらえると嬉しいです。 私の意図と違う反語として受け取った人が多くいたかも知れません。kaitara1さん、指摘してくれて、ありがとうございました。 質問としてよろしくお願いします。 ※「絵本の何がプレゼント?」(=述語が名詞)について 改めて考えてみて、「プレゼント」という名詞は「プレゼントする」という動詞が元になっている、動詞に近い名詞なので、念のために他の例で考えた方が良いかも知れないと思いました。 「このうさぎの何が親?」(=述語が名詞) という例を添えておきます。