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キャッシュ・フローと損益計算書と貸借対照表
(1)キャッシュ・フロー計算書に示される金額は、損益計算書あるいは貸借対照表に示されるどの項目かの金額と一致するのでしょうか。 (2)キャッシュ・フロー計算書に示される金額は、損益計算書あるいは貸借対照表に示されるどの項目かの金額と密接に関連しているのでしょうか。もしそうであるなら、どの項目とどのように関連しているのでしょうか。
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ちょっとややこしいのですが、キャッシュフロー計算書(C/F)の金額は、会計諸則に従って作成した場合には、直接法を採用すれば貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)のいずれの項目とも基本的に一致せず、間接法を採用すればC/Fの上方にある調整項目のうち一部がP/Lの一部項目に一致します。 具体的には、間接法のC/Fの「営業活動によるキャッシュフロー」区分のうち、「小計」より上にある項目はいずれも調整項目です。このうち「減価償却費」「支払利息」などは、P/Lのそれと基本的に一致します。 また、C/Fの下方にある「~期首残高」「~期末残高」については、これも会計諸則に従えばいずれも「現金及び現金同等物」ですが、これはB/Sの「現金及び預金」とは必ずしも一致しません。 例えば、3ヶ月を超えて満期が到来する定期預金は、B/Sの「現金及び預金」には含まれますが、C/Fの「現金及び現金同等物」には含まれません。 したがって、No.1の方には申し訳ないのですが、それらの増減額も一致するとは限らないといえます。 B/SとP/Lとが別の役割を持つためB/Sの各項目とP/Lの各項目とで基本的に一致するものが無いのと同様に、C/Fもそれらとは別の役割があるためC/Fの各項目もB/SやP/Lの各項目とは基本的に一致しないんです。
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- okame7237
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No.1です。No.2の方のご指摘どおり、現金・預金の考え方について誤りが必ずしも一致しているとはいえません。また、私の説明の仕方もざっくり過ぎて誤解を生むおそれがあります。(資産、負債科目のうち、現金に関係する科目の前期今期差、というのがまだ適切でしょう。) ただ、決算作業上では、決算書を作りながらCFに必要な情報を切り分けている、という点で全く別個のものではありません。
お礼
再度の御回答有り難うございます。 >資産、負債科目のうち、現金に関係する科目の前期今期差、というのがまだ適切でしょう。 そうだと思いますが、具体的にどの項目がどの項目と同じあるいはこのようにして関連しているというようなことをお教えいただきたいと思っておりました。
- okame7237
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キャッシュフローとは文字どおりお金のながれです。基本的には増減した理由の内訳とご理解ください。ですので、一致するのは対照表の前記の現預金と当期の現預金で、当期利益はありますが、残りは前期と当期の対照表の差額と考えればよろしいと思います。
お礼
詳しく御説明いただき、有り難うございます。 「3ヶ月を超えて満期が到来する定期預金」なんかどうなるのかなと思っていました。 たいへんよく分かりました。 有り難うございました。