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「靴匠は靴型以上に出るなかれ」ということわざについて、
ちょうど産業革命あたりのことわざだと思うのですが蒸気機関などで有名なワットなどを賞賛するとき「靴匠は靴型以上に出るなかれ」とマルクスの資本論に書かれていたのですが、ここに出てくることわざの意味がどうしても分からないので世界史などに詳しい方でこのことわざ知っている方詳しい意味をおしえてください。おねがいします。
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自分の専門以外のことには口を出すな、というのが古い考えとしてあったのですが、時計屋のワットが蒸気機関を発明したり、理髪師のアークライトが紡績機械を発明したりしたので、各専門分野の横のつながりが発明や科学の進歩には大事だということがワットらのおかげでわかった、ということだと思います。
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まったく見当違いかもしれませんが、古代ギリシアのこんな逸話があります。大昔に習った語学の教科書に出ていた話です。出典や人物の名前は失念しました。 新しく奉納された彫刻を見る人皆が賞賛していました。そこへ履物職人がやってきて言いました「このサンダルのこの部分は間違っている」と。人々はさすがは専門家だと感心して聞いていましたが、図に乗った履物職人が「足も変だ」と言い出すと、別の人が「履物屋は履物以外のことに口出しするな」と諌めました。 -- とまあこんな話です。専門的な技能のある人はその専門の分野に留まるかぎりは尊重されるが、それ以上のことに手出し口出ししてもかえって世間に疎まれるというようなことを言っているのだと思います。「時計屋は時計以外のことに手出しするな」だったら産業革命は起こらなかったかもしれないのですが。
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回答ありがとうございました。ことわざに色々深い意味が隠されているのですね。今まで不確かだったのがよりよく理解できました。ギリシャにも似たようなことわざがあるとはしりませんでした。補足になる回答本当にありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございました。このことわざに意外と深い意味がふくまれていたのですね。ワットやアークライトの活躍によって各分野の重要性が強調されたのも詳しく理解できました。今の時代にこのことわざを余り意味をなさなくしたのも、ワットとアークライトのおかげだったんですね。おかげでスッキリしました。詳しい回答本当にありがとうございました。