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歯車のかみあいにおけるすべりころがりについて教えて下さい。
ピッチ点でなぜころがるかを説明して下さい。 ピッチ点以外の所では、どのようにすべりころがりをするのでしょうか。 この2つの問題を研究室の基礎勉強のとき質問されたのですが、 どうしても上手く説明することができません。 分かる方はどうかよろしくお願いします。
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インボリュート歯車の歯は、円筒から糸がほどけた形で作図されるので、回転角に対する歯の接触点の移動量は、糸のほどけた長さに比例します。 2つの歯車がかみあっているとき、歯の接触点は各々、根元から歯先,歯先から根元に移動しますが、根元では移動量が小さく歯先では大きくなります。 このため、2つの歯の表面上の接触点の相対的な移動量に差のない部分は転がり接触となり、それ以外の部分は転がり,滑り接触となります。 (絵を描いて2つの歯の接触点が、どのように対応しているか示せば説明しやすいと思います) 通常、この「相対的な移動量に差のない部分」をピッチを定義している円(ピッチ円)と一致させ、適正な軸間としていますが、組み立て精度が悪く軸間がずれたとき、この部分はピッチ円とずれてしまいます。 しかし、転がり,滑り接触は適正な軸間のときと同様に起こるため、インボリュート歯車は組みたて誤差の許容範囲が広いという特徴があります。 ちなみにサイクロイド歯車は等磨耗性のため、転がり接触だけになる部分はありません。
お礼
歯車はすべて転がっていると思っていたので、滑って転がるということが分かったことでかなり考え方が変わりました。どうもありがとうございます。