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副詞
すべて昔の夢に終わった の「すべて」は程度の副詞でしょうか。
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難問です。 一般に、 (1)「動詞」を修飾しているものは状態の副詞 (2)「形容詞」「形容動詞」まれにほかの「副詞」や「体言」を修飾しているものは程度の副詞 ということができます。中高校生であれば、これを覚えておけばいいでしょう。 中には「もっと勉強しろ。」の「もっと」のように、動詞を修飾する程度の副詞もありますが、この場合は、「もっと(たくさん)勉強しろ。」の「たくさん」という副詞が意味的に省略されていると考えられます。 ただ、御質問の「すべて」や「すっかり」「まるっきり」などは、分類が非常に難しい。次のように、専門家の間でも意見が分かれています。 「日本文法事典」(有精堂)では、「すべて」を状態の副詞に分類しています。一方、「日本語文法大辞典」では、「すべて」には程度の副詞の場合と陳述の副詞の場合があり、本来の働きを考えると陳述の副詞が起源であるとしています。 学校文法では(つまり教科書では)、どちらに分類すべきか明言していないようです。「すべてやり遂げる。」というように動詞を修飾することもあれば、「すべて正しい。」というように形容詞を修飾することもある……。 教師用指導書にも「指導にあたって、この副詞は、状態・程度・陳述のうちのどれに属するか、あるいは『○○の副詞』と言ったらよいか、などの詮索は無用にしたい」とあります。 「すべて」は、状態の副詞とも程度の副詞とも(場合によっては陳述の副詞とも)考えられる、という線にとどめておくのが合理的であると思います。
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- Parismadam
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こんにちは。7/5のご質問以来ですね。 副詞ではありません。名詞です。 1.文法的な分解: すべて:名詞として、主語になっています。 昔の:名詞「夢」にかかる連体修飾語です。 夢:名詞(体言)です。 に:「転化の結果をしめす」格助詞です。 終わった:五段動詞「終わる」の連用形「終わり」に、過去の助動詞「た」が接続詞し、それが促音便化したものです。 2.解釈: 「すべてが、昔の夢として、終わった」 「すべてが、昔の夢という結果に、終わった」 という意味になります。 以上ご参考までに。
- ANASTASIAK
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そのとおり。