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副詞にするべきでしょうか?
副詞にするべきでしょうか? 例文集に 「その計画には明らかに、いくつか検討すべき点があるように私には思えた。」 「It seemed obvious to me that the plan needed a few revisions.」 という文があるのですが、 「明らかに」は副詞的に使っているので、 obviously と、副詞にするべきではないのでしょうか?
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英語の形容詞は日本語では「○○い」「○○な」で名詞を修飾。 副詞は「○○く」「○○に」で動詞を修飾。 これが基本です。 形容詞は人やものの性質・状態を表す語であり,名詞を修飾するというのは一つの役割にすぎず,もう一つ,動詞の補語になるという役割があります。 He is tall/sick/late. のように be 動詞の後に置かれる場合が代表的です。 She looks beautiful. 「彼女は美しく見える」 パターンとしては「美しく」という副詞が「見える」という動詞を修飾するようになっています。 しかし,英語では beautiful という形容詞が look の補語になっています。 これは,「美しっぽく」という感じで動詞を修飾しているのでなく, she = beautiful という説明をしていて,be「だ」という断定でなく,look「見える」と言っています。 beautiful は動詞にかかるのでなく,主語を説明する補語。 今回も同じです。 it は that 以下を受ける形式主語ですが,便宜上,無理やり「それ」としておきましょう。 it seems obvious「それは明らかに見える」 は「明らかに」という副詞となっているのではなく, it is obvious「それは明らかだ」 という形容詞と同じ役割を果たしています。 look や seem のような動詞は主語が何かをしているのではありません。 ただ主語が補語と同じであると結びつけているだけ。 そのように見えたり,思ったりしている,感じている主体は話者なり,まわりの人なり,別に存在しています。 このような補語というものが日本人には非常に理解しにくい部分だと思います。
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- googoo1956
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これは、文法的な問題などではなくて、日本語への訳し方の問題だと思います。 真面目な人ほど英語と日本語の品詞をそろえて逐語訳(直訳)をする傾向があります。しかし、自然な訳にするためには、例えば名詞を動詞のように訳したり、形容詞を副詞のように訳したりしなければならないことがあります。 (1) He gave me a kind smile. この英文を品詞に忠実に訳すと「彼は優しい微笑みを私に与えた。」となります。しかし、自然な訳にするためには品詞を無視して「彼は私に優しく微笑んだ。」と訳した方が良いでしょう。 「kind」という形容詞を「優しく」という副詞のように、「smile」という名詞を「微笑んだ」という動詞のように訳すことで不自然さが消えるという効果が生まれます。 お尋ねの英文も同じです。「その計画がいくつかの検討すべき点を持っていることは私にとっては明らかであると思われた。」と訳すと品詞に忠実な直訳になります。「obvious」は「明らかな、明らかである」という形容詞だからです。 しかし、品詞を無視して「その計画には明らかに、いくつか検討すべき点があるように私には思えた。」と訳しても、表している内容はほとんど同じことです。ご指摘のように、日本語の「明らかに」は副詞の働きをしているように思われますが、全体の意味は直訳をした場合とあまり変わりません。 この場合には、どちらの訳でも不自然な感じはしませんが、場合によっては(1)の英文のように品詞を無視して訳した方が自然な日本語になることも結構あります。 このような直訳ではない訳し方(一般的にはこれを意訳と呼びます)に慣れることで、あなたの訳し方の技術は飛躍的に上達するのではないかと思います。 ご参考になれば・・・。
お礼
そうですね、ご指摘のように訳すにあたって英語と日本語の品詞をそろえることに固執しすぎていました。
- KappNets
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和英の問題ですね。日本語に捕われすぎるとそのような発想が生まれると思います。副詞を使えば ----It seemed to me that the plan obviously needed a few revisions. などとなりますが、 ----It seemed obvious to me that the plan needed a few revisions. も意味は同じですし、自然でもあります。翻訳は直訳が基本ですが、この程度の意訳は問題ありません。いや意訳とは言わないでしょう。 蛇足:意訳と言えば「検討すべき点」を a few revisions とした方が意訳でしょう。より直訳に近づけるには例えば次のようにします。 ----It seemed obvious to me that the plan had matters to be looked into. looked into の代わりに studied, checked, given thought to なども使えます。
お礼
>----It seemed to me that the plan obviously needed a few revisions. >などとなりますが、 >----It seemed obvious to me that the plan needed a few revisions. >も意味は同じですし、自然でもあります。 そうなんですか、素人としては上の方の文であればすんなりと理解できたのですが、 確かに、日本語にとらわれすぎていたのですね。
- engawa1212
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seemは補語を取る動詞で、主として、あとには名詞、形容詞が来ます。 (この辺の詳細は辞書や語法の本でseemを参照してください。 したがってこの部分は形容詞で正しい。 >「明らかに」は副詞的に使っているので、 日本語の訳がそうなっているだけでしょう。 日本語の副詞の部分は英語でも必ず副詞を使わなければならない、 ということは断じて無いです。
お礼
obviousは補語なんですね。 It seems (to me) that... 「…だと(私には)思える」。 という構文を丸暗記していたのもので、 seemが補語を取ることは考えておりませんでした。
お礼
このItは仮主語なんですね。 It seems (to me) that... 「…だと(私には)思える」。 という構文を丸暗記していたのもので、 Itは漠然とした状況を表す形式主語だと思っておりました。