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全てのものにイデアはあるの?

全てのものにイデアは存在するのですか?「美」のような概念を連想させるものはいいですが、鉛筆とかお風呂はどうなるのでしょう?

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

 前回答者もお答えの通りあるようです。  そもそもイデア論は、ヘラクレイトスが「万物は流転する」全ては見るものの主観によってとらえられたもので、客観的で普遍的な真理は存在しないしたことに対抗して、それでは真理を理解するのは不可能であると考えてプラトンは移り変わる現象にも普遍的な真実(イデア)が存在するとし主張したと考えれれています。  ですから、イデア論は普遍的な真実があるという考え方であって、あれにはイデアがあるか?これにはイデアがあるのか?という考えをするよりは、普遍的な真実が有るか無いかという論争の一つの答えとしてとらえたほうがいいかもしれません。また私の個人的な意見ではありますが、人間の共通認識というものを「イデア」という象徴的な形で表現したのかもしれません。  今ご説明したとおり哲学という学問の流れとして見れば問題点を見る必要はありませんが、イデア論というものを個別に細かく見ていくと確かにイデア論には無理がありますね。全てのものにイデアがあるのなら私のイデアもあるわけで、私を構成する要素はいくつもあって全てを含んだ私のイデアや他の人にイデアがあるなんて、無限存在するイデアを見たことがなければ私を認識できなくなってしまうなんて変だ!!質問者もそのようなことをお考えになったのかと推察します。また、イデア界におけるイデアがどのように存在しているかということに関してプラトンは不明瞭なところがありますね。一つ一つ独立して存在しているのか、それとも相互関係があるのかなど、問題点・矛盾点は山盛りです。プラトンは「善のイデア」最高のイデアと説いていますが、善のイデアが独立しているのであれば、「善のイデア」以外は悪になってしまいますし、お互いに相互関係し善のイデアがいろんなものに遍満しているのであればその関係性は、私が勉強不足なのか言明されていないように思います。また、一説には、プラトン自身こうした問題点に気づいていて、晩年のプラトンはイデア論を捨ててしまったと主張する研究者もいます。  専門違いでありますが長々偉そうに講釈をたれました。支離滅裂な稚文でありますが文意を読み取っていただきたく思いま。  合掌 南無阿弥陀佛

goueda
質問者

お礼

>人間の共通認識というものを「イデア」という象徴的な形で表現したのかもしれません とてもわかり易いです。そうとしか思えませんよね・・・。 >全てのものにイデアがあるのなら私のイデアもあるわけで・・・ 盲点でした。そう考えると本当におかしいですよね。 >「善のイデア」以外は悪になってしまいますし 本当だ・・・! baka-hageさんの仰る通り、はっきりしない論理だから私のような質問者も出るんでしょうね(笑) 大変参考になりました。有難うございました。

その他の回答 (3)

回答No.4

すみません つまりイディアは心であって質問者さんがおっしゃるのはただの現実界です。

回答No.3

これはイディアの定義によりますね イディアを外界の存在でありわれわれ内界 の存在ではないと定義した場合 事象的にはあると定義することは不可能だが イディアの影から推測するとある可能性が高い イディアを愛情とか情熱とかすべて含めて心に浮かんでくるもの すべてをイディアの影と捉えるとそのようなものが実在しないの でイディアがあるとは考えにくいとのことです。

回答No.1

存在するそうですよ。 鉛筆のイデアが存在するから、色んな形、色などの鉛筆を見ても 「これは鉛筆だ!」と認識できるそうですから。 もちろんお風呂もです(笑 私はそんなもの信じてませんがね。

goueda
質問者

お礼

ものを見て「これだ!」と浮かんでくるイメージがイデアみたいたなものっていうことですかね?有難うございました。

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