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インボリュート曲線!!?
中心が(0,a)、半径aの円に、原点に結ばれている長さaπの紐を巻きつける。このとき、紐の先端が描く曲線の長さを求めよ。ただし、第一象限のみを考える。 という問題です。 インボリュート曲線の式を、媒介変数で表された曲線の長さを求める積分の式で、 範囲はθ=0°~180°で考えたら良いのではないかと考えたのですが、 それで合っていますか??
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>範囲はθ=0°~180°で考えたら良いのではないかと考えたのですが、それで合っていますか?? 合ってます。 円の中心を C、円周から紐が離れる点を P、紐の先端の位置を Q とします。 それらの点の位置関係は下図のようになると思います(図がうまく描けないので円周の曲線は省略します)。 ↑ Q ( x, y ) | / C ( 0, a ) | / |\ / |θ \ / | \ ∠_θ | P ( a*sinθ, a - a*cosθ ) ┼──────────────→ x O 【紐の端の描く曲線を媒介変数で表わす】 ここで角度 θ は、線分 CP と y 軸とのなす角、つまり∠OCP とします。線分 CP の長さは円の半径 a に等しいので、点Pの x 座標は a*sinθ、y座標は a - a*cosθ となります。 次に、紐の先端 Q の位置 (x, y) について考えます。まず、紐が円から離れている部分(線分PQ)は、x 軸と θ の角度になっていることに注目します(∠CPQはいつも直角とういうことに気づけば分かると思います) 。そのことを念頭に置けば、線分PQの長さを L としたとき、 Q の位置 (x, y) は、上で計算したP の位置を参考にして x = a*sinθ + L*cosθ --- (1) y = a - a*cosθ + L*sinθ --- (2) となります。ところで、紐全体の長さはいつも a*π ですが、この長さというのは、円弧OPと直線PQの長さの和です。つまり a*π = a*θ + L ですから L = a*( π - θ ) となります。これを式(1), (2) に代入すれば x = a*{ sinθ + ( π - θ )*cosθ } --- (3) y = a*{ 1 - cosθ + ( π - θ )*sinθ } --- (4) となって、点Q の座標を 媒介変数 θ を使って表わすことができました。ここで、θ の範囲ですが、θ = 0 が始点だということは明らかです。一方、紐の長さが a*π ということは、半円周分しかないので、終点は(0, 2*a ) つまり、円の頂上、θ = π = 180°になります。 【紐の先端が描く曲線の長さ】 媒介変数 θ を使った曲線 x = f(θ)、y = g(θ) の長さ S は次式で表わされます。 S = ∫[ θ = θmin ~ θmax ] √{ f ' (θ)^2 + g ' (θ)^2 } dθ したがって、式(3), (4) より f'(θ) = a*{ cosθ - cosθ - ( π - θ )*sinθ } = - a*( π - θ )*sinθ g'(θ) = a*{ sinθ - sinθ + ( π - θ )*cosθ } = a*( π - θ )*cosθ ですから f'(θ)^2 + g'(θ)^2 = a^2*( π - θ )^2*{ ( sinθ )^2 + ( cosθ )^2 } = a^2*( π - θ )^2 0 ≦ θ ≦ π なので、π - θ ≧ 0 であることを考慮すれば √{ f'(θ)^2 + g'(θ)^2 } = a*( π - θ ) したがって、θmin = 0、θmax = π なので・・・
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- info22
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#1,#4です。 媒介変数θの説明部分が言葉足らずでしたので補足させて頂きます。 >媒介変数θを紐がほどけて行くときの中心角にとっていますので 媒介変数θを紐がほどけて行くときの 「出発点と紐が円周と接する点の作る」中心角にとっていますので と「」部分を追加して下さい。
- info22
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#1です。 >インボリュート曲線の式を、媒介変数で表された曲線の長さを >求める積分の式で、範囲はθ=0°~180°で考えたら良いのでは >ないかと考えたのですが、 媒介変数θが何を表しているかで積分範囲が変わります。 A#1の補足で書かれたインボリュート曲線の式 >x=a(cosθ+θsinθ) >y=a(sinθ-θcosθ) の第一象限部分では θ=0°~180°とはなりません。 今の場合の紐の先端の軌跡を表す インボリュート曲線の媒介変数による式は x=a(sinθ-θcosθ) y=a(1+cosθ+θsinθ) になります。 媒介変数θを紐がほどけて行くときの中心角にとっていますので この場合は0からπまで変化させると紐の先端軌跡の第一象限部分が 描かれます。 曲線の長さL は媒介変数表現で次式で計算できます。 L=[θ:0→π]∫√{(dx/dθ)^2+(dy/dθ)^2}dθ =[θ:0→π]∫aθdθ =[θ:0→π] [a(θ^2)/2] =a(π^2)/2
- inara
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ANo.2 です。 Webによく出ているインボリュート曲線の式 x=a(cosθ+θsinθ) y=a(sinθ-θcosθ) は、中心が原点を通る円のものです。 しかし、円の中心がどこにあっても、紐の先端が描く曲線の長さは同じです(曲線の方程式は当然違いますが)。 例えば、円の中心を (x0, y0 )とすれば、ANo.2 の点 P の x 座標は x0 + a*sinθ、y座標は y0 - a*cosθ となります。したがって点 Q の座標 (x, y ) は x = f(θ) = x0 + a*sinθ + a*( π - θ )*cosθ y = g(θ) = y0 - a*cosθ + a*( π - θ )*sinθ となりますが f'(θ) = - a*( π - θ )*sinθ g'(θ) = a*( π - θ )*cosθ ですので、円の中心座標( x0, y0 ) に無関係です。したがって、どんなインボリュート曲線で計算しても結果(先端が描く曲線の長さ)は同じです。
お礼
詳しい説明ありがとうございましたm(_ _)m おかげでかなり理解できました。 インボリュート曲線を、ただなんとなくの公式としてしか 理解していなかったのですが、図を用いて詳しく説明して いただいて、何故xとyがこのような式で表されるのか 理解することができました。 本当にありがとうございました!!
- info22
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>インボリュート曲線の式を、媒介変数で表された曲線の長さを求める積分の式 この式を書いて頂くか、書いてあるサイトを示して質問してください。 そうして頂かないと判断しようがありません。単に媒介変数といっても色々ありますので、式と変数の説明がないと回答できません。
補足
インボリュート曲線の式 x=a(cosθ+θsinθ) y=a(sinθ-θcosθ) 媒介変数で表された曲線の長さ L=∫(α→β)√((dx/dt)^2+(dy/dt)^2)dt 参考にしたのは、高校数学公式活用辞典という1994年発行の本です。 サイトを探してみたのですが、良いのがみつかりませんでした。 すみません。
お礼
自分の説明不足でご迷惑を大変おかけしまして、申し訳ございません。 θについては#2,3の方が説明してくれた通りです。 実際に自分で解いてみたら、答えが一致しましたので、間違いないと 思います。 答えまで出していただきありがとうござました。