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卒論まよってます・・・
卒論の内容を科挙にするか煬帝についてにするかを迷ってます。制度と人物という全く違った内容ですが、どちらもおもしろそうです。ただ、資料の量などは科挙のほうが少ないみたいで・・・。卒論は枚数も多いので煬帝にしようかと思っています。詳しい方、どちらが卒論にしやすいかなどアドバイスをください。
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卒論は、今後の社会人としての生き方にもかかわる場合がありますから、テーマ選びは慎重にされるのが良いと思います。 もし、社会人として中国史と縁が切れるのであれば、そのまとめやすさからいって煬帝のほうが簡単でしょう。なんといっても国史に資料がまとまっていますし、押さえなければいけない年数も限られます。 逆に、中国史の専門家になる道を希望しているなら、『科挙』は、良いテーマだと思います。 科挙の資料が少ないといっても、相当量があるはずです。論文でも数十あるはずですし、科挙をテーマにした本(絶版も含めて)も数冊以上あるはずです。 また、中国のの歴代政権の性格や朝廷の文治政治を支えたのも科挙です。 ですから、科挙をテーマに本気で論文にすると中国歴代王朝を見渡すことにもなり、文官を支えた科挙に対する宦官や武官のあり方なども無視できず、中国史そのものの性格を掘り下げることになります。 ですから科挙を扱えば、中国史の研究者として一生分以上のテーマにも出来ます。 このような考えで科挙を扱えば、卒業論文はその巨大なテーマの一部について、論文化する仕事ということにもできます。 一部を論文にするのではなく、科挙全体を俯瞰して論文にする場合、科挙全体を相当詳しく知っていないといい論文にはなりませんから、中国史の一時代の深い知識があれば、論文にできる煬帝についてより、かなりハイレベルのテーマといえます。 (ですから、中国史の専門家となるのであれば、いいテーマといえます。)
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- tyr134
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参考に次の言葉を。 歴史家は現象に目を向け、 小説家は人間に目を向ける。 誰の言葉だったかは忘れましたが、私が歴史を勉強する上で一つの指針・戒めにしている言葉です。 つまり、歴史家は現象(なぜその国が滅んだか、随と唐では政治制度がどう違うのか、などなど)に目が行きがちであり、その背景にある「人間心理」を無視しがちである。 一方、小説家は人間に強い興味を惹かれ現象はその人間の行動の結果として受け止める。しかし、人間性(ドラマ性)を重視するあまり「歴史の闇に埋もれた部分」を「(勝手に)想像」しがちです。 つまり、どちらも歴史の一部を見落としたり誇張したりしている。 科挙という制度を作った人の動機は? 煬帝の人物性が及ぼした歴史的事象は? つまり、アプローチの仕方として制度(現象)だけに目が行っても、人物にだけ目が行ってもいけないと思います。 この点を考慮してみて、自分の興味が強い方を選んでみては?
お礼
その言葉、参考にして気をつけて卒論にとりくみたいと思います。煬帝について調べるというほうに傾いていますが、一点をみすぎて何かを見落とさないように調べていきます。ありがとうございました!
- ffta
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隋に限定して卒論をお考えなのですか? 科挙で卒論をまとめるにしても、それ以前の、官吏登用制度を考察にいれる必要があります。すすればいろいろ広がるし資料も増えると思うのですが、、、(郷挙里選、九品官人法など、、、) 参考までに、、、 「九品官人法の研究 科挙前史」 著者名. 宮崎市定. 出版社. 中央公論新社 関係ありませんが、私は「宦官」で卒論を書きました。
お礼
私もそう思い、九品官人法までは軽く調べてみました。でもやはり卒論にするには資料がすくないみたいです。宮崎さんの本も読んだりしています。宦官は調べる内容が多そうですね。面白いと思います。 ありがとうございました!
- dulatour
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科挙にするとどのようなテーマを設定するのかが、資料の少ない点から難しいと思います。漫然と科挙について説明しても、自分でやっていてつまらないと思います。 卒論は、自分で調べていて面白くならないといけません。私も卒論なんて枚数をこなせばいいと思って始めましたが、調べているうちに面白くなり深みにはまってしまいました。それまで勉強なんて何が面白いのかなどと思っていたのにね。 卒論は単なる儀式や通過点ではありません。自分が面白がれるテーマを選んだ方がいいと思います。 煬帝の方が、資料も多く、いろいろなアプローチが出来るので、楽しめると思いますよ。
お礼
そうですよね!やはり自分で調べていて面白いものが一番でしょうね。まず、自分のやりたいテーマをはっきり決めようと思います。 ありがとうございました!
お礼
私は、中国史を勉強するのが楽しいですし、他の学部学科にしなくてよっかったと思っています。ですが、社会にでても今のようなことをするのかというと、そうではありません。社会にでれば、中国史とは全く関係ない職種につくかもしれません。かなり的確な意見をいただきました。ありがとうございました。