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イソフラボン誘導体の合成方法

イソフラボンの化学的合成について調べていたのですが、反応機構がわかりません。 「合成経路」 1.4-hydroxyphenylacetic acid + resorcinol + BF3.Et2O  →1-(2,4-Dihydroxyphenyl)-2-(4-hydroxyphenyl)ethanone…(1) 2.(1) + MeSO2Cl + BF3.Et2O + DMF(solv.)  →7-Hydroxy-3-(4-hydroxyphenyl)-4H-1-benzopyran-4-one…(2) 3.(2) + R-COCl + DMF/CH2Cl2(solv.)  →7-Alkanoyloxy-3-(4-alkanoyloxyphenyl)-4H-1-benzopyran-4-one 上記のような合成経路です。字だけではわかりにくいので、念のため画像を張ります。 ttp://homepage2.nifty.com/furo/img/1319.png (先頭に"h"を入れてください) 1.はフリーデル・クラフツ反応 3.は酸クロリドによるエステル化だと思うのですが、 2.が全くわかりません。 合成について詳しい方、反応機構について教えてください。

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noname#36462
noname#36462
回答No.1

指定されたHPが巧く開けれませんでしたので、理解不足のところが有るかと思いますが: 1:F-C反応:Ph-CO-CH2-C6H4(p-OH) 2:Vilsmeier 反応: (CH3)2N-CHO + CH3SO2Cl → (CH3)2N^+=CHCl・・・A 上記反応で試薬Aが合成され、これが(1)で合成された化合物と反応します。 Ph-CO-CH2-C6H4(p-OH) + A → Ph-CO-C(=CHCl)-C6H4(p-OH) 上記中間体を経て環化が起こりイソフラボンが合成される。 巧く図に書けませんので、Vilsmeier(ビルスマイヤー)反応について調べてください。 3:これは-OH基のアシル化です。

DoooDy
質問者

補足

丁寧な回答をありがとうございます。 Vilsmeier反応で、試薬Aが合成されることはわかったのですが、 Vilsmeier反応は求電子芳香族置換反応でケトンまたはアルデヒドを 産する反応であることしかわかりませんでした。 ベンゼン環の隣の-CH2-が-C(=CHCl)-へと変わる機構の補足をお願いできませんでしょうか。 後、できればその後の環化についてもお願いします。

その他の回答 (1)

  • phosphole
  • ベストアンサー率55% (467/834)
回答No.2

横レスですが。 一段階目のフリーデル・クラフツ中間体とBF3の反応によって、エノラートが発生し、これがVilsmeier試薬と反応し、その後でジメチルアミンが脱離することでNo.1さんが描かれているβークロロエノン中間体ができるのでしょう。 このとき、ちょうど活性なβ位近傍に求核部位であるフェノール性水酸基がありますので、マイケル型にβ位を攻撃した後、塩化物イオンが脱離して六員環ができるのでしょう。

DoooDy
質問者

お礼

丁寧な補足をありがとうございました。 お陰様で反応機構のつながりが良くなりました。 一人にしか20ptをつけられないのが心苦しい限りです。

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