太宰治作品の中で一番「せつない名セリフ」と言えば?
こんにちは、文学作品好きですが、全然文学に詳しくないものです。
いくつか太宰治の作品は読んだことがありますが、斜陽の中の以下のセリフがとてもせつなく思いました。
僕 が 早熟 を 装っ て 見せ たら、 人々 は 僕 を、 早熟 だ と 噂 し た。 僕 が、 なまけもの の 振り を し て 見せ たら、 人々 は 僕 を、 なまけもの だ と 噂 し た。 僕 が 小説 を 書け ない 振り を し たら、 人々 は 僕 を、 書け ない の だ と 噂 し た。 僕 が 嘘つき の 振り を し たら、 人々 は 僕 を、 嘘つき だ と 噂 し た。 僕 が 金持ち の 振り を し たら、 人々 は 僕 を、 金持ち だ と 噂 し た。 僕 が 冷淡 を 装っ て 見せ たら、 人々 は 僕 を、 冷淡 な やつ だ と 噂 し た。 けれども、 僕 が 本当に 苦しく て、 思わず 呻い た 時、 人々 は 僕 を、 苦しい 振り を 装っ て いる と 噂 し た。 どうも、 くいちがう。
(引用元:作者:太宰 治. 書名: 『太宰治全集』の斜陽。)
太宰治と言えば、基本的にネガテブ思想なので、「せつない名セリフ」が沢山ありますが、「一番せつない名セリフ」と言えばどれが思い浮かびますか?
皆様のおもう「せつない太宰治作品のセリフ」をご紹介してくださいませんか?
よろしくお願いいたします。
(もしかしたら、お礼するまでに時間がかかるかもしれません。)