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三島由紀夫と太宰治の会話について
三島由紀夫は太宰治と一度だけ顔を合わせたことがあり、この時、太宰に向かって「太宰さんの文学は嫌い」と言い、太宰は「そんなこと言っても好きだから来たんじゃないか」と言ったというようなやりとりがあったとのことです。 このことは、三島の「私の遍歴時代」(1963)の記述によって広く知られているようです。 ところが、この時に同席していた三島の友人の矢代静一は、自分はこのやりとりを聞いていないとし、「ひょっとしたら、この三島の文章は、彼の創作なのではなかろうか。あとからつけた理屈ではないのか?」(「往事渺々」(1996/7))と書いています。 私は、太宰の言は三島の創作で、この文章全体を通じて矢代と同様に虚構性が強いと思いです。 皆さんはどう思われますか。
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私もそう思います。同席していた人が聞いていないというのだからそうなのでしょう。
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- ithi
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回答No.2
38taijuさん、こんばんは。 確か、この時、太宰に三島は、「2足の草鞋を履いている君の文学なんか嫌いだ」と言われたと聞いていますが、これは捜索ではないと思いますから、そんな事があったんではないかと思っています。