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数学って必要?
現在、大学4年生で電気工学を勉強している者です。数学の教員を目指しています。塾の講師をしていると生徒がこんな連立方程式とかが解けて意味あるの?って言ったりします。きっとその子にとっては将来使うことがないということで言っているのだと思います。私が教師になったとき、あるいは親になったとき、何のために数学を勉強するのかと聞かれたらどのように答えていったらいいのでしょうか。皆さんの考えを聞かせてください。よろしくお願いします。
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「社会にとって、数学って必要?」と聞かれたら、絶対に必要です。 「その子にとって、数学って必要?」と聞かれたら、場合によります。 まず、確認しておきたいのは、数学は実社会で日夜使われているものであり、大変有用であるということです。 私が以前いた研究所では日常的に使っていましたし、メーカーに勤めて製品の開発をしている友人も毎日数学を使っています。 「微分積分なんて実社会で使ったことがない」という人がいます。 それはそれで正しいのですが、だからといって数学が実社会で使われていないわけでは決してないのです。 車のエンジンの作り方なんて知らなくても日常生活をおくれますが、だからといって、車のエンジンの作り方を知っている人がだれもいなくなったら困るのと一緒です。 というわけで、「数学は社会にとって必要なので勉強する」ということになります。 しかし、理系に進む人間以外にとっては、将来、加減乗除以外使うことは滅多にないでしょう。 (世界史や古文や英語も、将来使う人は使うけど、使わない人は全く使わないのと同様です。) 将来数学を使わない人間が、数学を学ぶ必要があるかといったら、ないと思います。嫌だったら、やめればよいと思います。 そうはいっても、塾に来ている生徒(もしくはその親)は、勉強するのが目的というか、人よりいい成績をとって人よりいい学歴を手に入れるのが目的でしょうから、その目的からいえば、数学ができたほうが得します。 文系でも国立大学に入るには数学が必要な場合がほとんどですから。 よって、将来数学を使わないと思われる塾の生徒に聞かれたら、「大学入試の際、人より得をしたかったら勉強しておいた方がよい。別にそう思わなかったら、やめればよい。」と答えればよいでしょう。 最後に、 将来数学を使わない人にとっては、必要がないと書きましたが、頭の訓練には数学が一番いいと思います。 たとえば、実社会で跳び箱や鉄棒なんて使わないですよね。でも、そういう訓練を通して体を鍛えているわけです。 抽象的な数学の勉強を通して、抽象的な思考力を鍛えているわけです。 数学は考える要素が多いので、頭の訓練には最適だと私は思います。 しかし、本当に数学で頭が鍛えられるのか定量的にデータをとって実験をしたわけではないので、この最後の私の意見は推測に過ぎません。
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- fujic-1990
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どこの大学の先生だったか思い出せないのですが、今回の質問のようなことをいつも尋ねられて閉口した大学の数学科の先生が、大学入試の時に数学を受験した人としない人の年収の違いを調べたというニュースが出たことがありますよ。 うっすらとした記憶でしかないのですが、年収が40万円くらい、数学で受験した人のほうが年収が多かったんです。(そんなに!、って驚いた記憶もあるので、もっと年収差は大きいかもしれません) やはり、論理的に考える力が備わっているからではないか、というようなコメントでしたねぇ。 数学で論理的思考能力を身につけると、年収が増える! これです。
- Surely_Y_J
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数学はね、大学くらいになって自分のやりたい事をする時になって出来ないんじゃ遅いんだよぉ。経済学を学んでお金を稼ぐ時も必要だし、生物系に行って分析するときにもいるし、情報工学系ももちろんいるし、建築関係もいるよねぇ。あらゆる分野に必要なんだよぉ。別に嫌いなら勉強しなくても良いけど、頭をよくする役にも立つし今は頑張りましょうね。と私なら言いますかね。 どのように使われているのか、興味を持たすことが重要だと考えます。記憶というのは興味がないものには効率よく覚える事が出来ないものです。楽しく、応用例を出してみるのもいいかと。
- Knotopolog
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>私が教師になったとき、あるいは親になったとき、 >何のために数学を勉強するのかと聞かれたら >どのように答えていったらいいのでしょうか 私なら,さしずめ, 「嫌いなら,数学は勉強しなくていいよ! だけど,大人になって困っても誰にも助けてもらえないよ!」 と答えます.この「数学」を「英語」に置き換えた場合が私の経験なのです.私は学生,生徒のころ英語が苦手で,嫌いでした.丸暗記が出来ず,勉強するのがいやでした.勉強しても頭に入らず,勉強が苦痛でした.そして,今,英語の論文を書こうにも出来ません.他人は誰も助けてはくれません.高い翻訳料を払って英語の論文を作成しなければならないのです. きらいで,いやだから勉強しない.これは,生物・人間の自然の姿です.幸い私は数学が好きです.理工系から学生,生徒が離れがちなのは,興味を持たせるような教え方が難しいからではないでしょうか? そこで,私の考えは,とにかく,科学者,数学者の伝記を読む(読ませる)ことです.これは,本に書かれている数式の裏に何があるかを感じさせるためです. 数学者:ピタゴラス,ユークリッド,アルキメデス,デカルト,フェルマー,関孝和,オイラー,アーベル,ガロア,カントル,ポアンカレ,,. 科学者:ガリレオ,ケプラー,ニュートン,アインシュタイン,ラザフォード,,. 手間と時間が掛かりますが,子供の頃に,これらの伝記を読み聞かせるのが一番子供にとって有り難い事なのです.
- Ishiwara
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そのような質問をする子供は、おそらく数学が嫌いなのでしょうね。好きなことは、理屈ぬきでやるものです。 数学に限らず、歴史でも、地理でも、生物でも、音楽でも、あらゆる学科の中に「一生使わない可能性が高いこと」がたくさん含まれています。これらをすべて教科から除外していったら、いったいどれだけのものが残るでしょう。ローマの皇帝の名前やミジンコの消化器の働きを覚えて、一体何の役に立つのでしょう。 学校の教科というものは、今までのオトナたちが、自分の過去を振り返って「若いうちに学んでおくべきだった」と思うものを列挙してあるのです。子供は、まず「オトナの善意」を信頼すべきです。もちろん、子供はこれを否定する権利を持っています。ただし、これは「自己責任」においてです。 人間は、中学生くらいになれば「自己責任」の意味を理解できます。否定すれば、自分の将来に何が待っているか、自覚できます。また、これを自覚することは、非行防止などにおいても、特別に大切なことなのです。学校の教師であれ、塾の教師であれ、このような「自己責任」の自覚を強く教えるべきだと思います。 ちょっと意地悪な言い方をすれば、大学4年で電気工学を学んでいる方が、数学の有用性について自信をもって語れないはずはないと思うのですが。
- banakona
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数学がどの程度必要かは、当サイトをじっくり見ていると分かります。 けっこう実務で数学ができずに苦しんでいる人が投稿していますので。 だから当サイトを見ることを薦めてはどうでしょう。 ただし「いざとなれば当サイトで聞けばいい」と考えられては困るので、ある程度の知識が無いと、適切に質問することすら難しいことも教えておくべきです。明朝までに答えが欲しいのに、質問が要領を得なかったばかりに、補足要求とその回答の応酬だけで夜が明けてしまった、ということになりかねません。 中学程度の数学は絶対に身に付けておいた方がいいし、高校レベルの数学をやれば、現代文明を支えている技術の基礎を、そのほんの一端ですが見ることができるでしょう。 (個人的には#9さんの「数学があまりにできなくて事務仕事にすら支障をきたすタイプ」の実例を見たい気がしますが、質問者さん以外のリクエストじゃダメですか?)
- activedolphin
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まず倫理的に物事を考えたり、様々な視点から問題を観察したりという訓練になるのではないでしょうか? ただ子供にそんな事言っても理解できないと思いますが・・・。 より現実的な利点となると、やはり受験での可能性を狭めないということになるのではないかと思います。
- staratras
- ベストアンサー率41% (1498/3648)
まず数学(算数)の本当に基本的な考え方や計算方法が、社会生活を送る上で役に立つことは、ほとんどすべての人が認めていると思います。江戸時代の町人のこどもも「読み・書き・そろばん」を学んでいましたし、足し算ができなければ現代のスーパーマーケットで買い物もできないでしょう。 ご質問の趣旨は、そのレベルよりも少し上の数学が役に立つかどうかということだと思いますが、知らないより知っている方がより快適な暮らしができることは確かです。例えばわざわざ連立方程式を立てて計算するかどうかはともかく、菓子屋で一個200円の菓子と100円の菓子を15個詰め合わせて2000円以内で買いたいというとき、200円5個、100円10個とパッと思いつくのも、無意識のうちに連立方程式を解いている(あるいは連立方程式的な思考法になっている)からではないでしょうか? また直接役に立つかどうかとは別に、今までわからなかったことがわかるようになった喜び・楽しさを体験することも大切だと思います。これはほかの教科でもいえることでしょうが、登山で山頂に立って視界が突然開けるような気持ちを最も味わえるのが数学ではないかと感じています。
- BASKETMM
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後からの発言ですから別の面について申し述べます。 役に立つかという質問は何故か数学に対して多く発せられます。俳句は役に立つかとか、天文学は役に立つかとか、考古学は役に立つかと言う質問は見たことがありません。 私は、学問はどれも美しさの追求だと思っています。美しい学問、例えば数学がたまたま実生活の役に立てば、それはそれでよいことですが。 数学嫌いな生徒が出来るのは、美しさを教えられない先生の指導力不足でしょう。 少し極端な表現になったでしょうか。でも、学問の体系はハットするほど美しいでしょう。
中学・高校レベルの数学を念頭に回答します。 まず、「家庭生活」と「職業生活」を区別して考えることが重要です。 子どもは「学校生活」と「家庭生活」しか知りませんし、「職業生活」のイメージも貧弱ですから、 「学校生活」で習うことは「家庭生活」の役に立たない⇒「卒業後の生活」の役に立たない と短絡します。 「数学が生活の役に立たない」という子どもには 「『職業生活』がどんなものであるか理解していない(未定である)」ことを自覚させましょう。 例えば、数学の教員になろうと思った時点で連立方程式の勉強を始めても遅いですよね。 技術系の仕事では、学歴をつける/資格を取る/実務、いずれにおいても必須だと思います。 中・高の時点で数学をあきらめると言うことは、その時点で技術系の仕事はあきらめるということになります。 事務系・管理系の仕事でも、中・高レベルの数学すらまともにできないと、本人はともかく周りが苦労します。 数学を使わない仕事も多いでしょうが、「数学を使う必要がない」と言う人の中には「数学を使えばもっと楽に早く、周りに迷惑かけずにできることに気付かない」人もかなりまぎれています。 「方程式を使えば5秒で出てくる数字を、30分試行錯誤して見つける」ようなタイプの人に限って「方程式が必要になったことはない!」と胸はって言いそうです。 「数学があまりにできなくて事務仕事にすら支障をきたすタイプ」の実例をいくつか書こうと思ったのですが、 愚痴っぽくなったので(苦笑)割愛しました。もしご要望があれば再回答いたします。
- andybell
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>きっとその子にとっては将来使うことがないということで言っているのだと思います。 それもそうですし、数学なんかやりたくないという気持ちも含まれていると思います。 本題ですが、数学に限らず今学校で教えられている教科のほとんどが戦後辺りからあります。なぜ教えられているようになったかといえば簡単に言うと教育水準を高め、国力を上げるためです。数学もはじめは生活に根付いた計算問題を教えられていました。 しかし、曲りなりにも先進国といわれるようになった今の日本では、学校教育の当初の目的からずれてきています。数学も例外ではなく、生活に根付いた問題などは扱われません。 それでも数学が学校から去らない理由は何でしょう。もちろん論理的な思考を育てるということもなくはないでしょうが、私はそれすら怪しい気がします。なぜなら今の数学教育は受験に特化したものになっていて、そのために数学を教えるのではなく『アルゴリズムを教える=解き方を暗記させる』というものだからです。 ちょっと視点を変えて、せっかく生徒が「なぜこんなことを勉強するの」と聞いてくるのですから、それに答えてあげましょう。「連立方程式は○○で役に立つ」「連立方程式が分からなければ△△がわからなくなる」「○○とか△△とかはこんな分野・場面で応用されている」という答え方をして生徒の知的好奇心を刺激してみましょう(実際問題として連立方程式でこれだけ話を膨らませるのも大変ですが…。あと、学ぼうとしない子もいるので、そういう子にはそっちの力を身につけさせることのほうが先です。こっちの方が大変)。 授業でも生徒にとって刺激となるような工夫が必要です。結局それが自ら学び、自ら考え、結果として論理的思考力を身に付けることになります。
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